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更新日: 2014/05/26

2008年 06月 後半


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2008.06.22 (Sun)

おおきく振りかぶって10巻感想[book]
ひぐちアサおおきく振りかぶって』10巻 講談社アフタヌーンKC
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いわゆる花井お当番回。落としどころを見つけるきっかけが三橋だというのはちょっと意外だった。あとは相手ピッチャーの孤立ぶりか。西浦みたいな人間関係になるのはたぶん稀なことであって、普通の共同体では多かれ少なかれそれぞれがあんな感じで思っているんだろうなぁ。ピッチャーの「野球ってシンドイなぁ!」というのは印象的。

マーメードライン感想[book]
金田一蓮十郎マーメードライン』一迅社
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あまり百合のトレンドとか知らないのですが、この作品は百合のトレンドのものではない模様。というわけでセーフ。というか、この内容なら十分守備範囲だぜバッチコイ。今になってはすっかり忘れていたけどさ、「おんなのこ*おんなのこ」で描かれている「二人とも女の子だからことこんなに身近に感じられた」という話とか、性同一性障害でビアンとか、おいらが高校のとき考えていた話題だもんなぁ。20年前に読んでいたら危うくはまるところだったぜ。こんなネタも昔なら十分少女漫画がカバーしてたところだったのになぁ。ま、そのへんは時の流れなのでしょう。

一番最初にある「めぐみとあおい」の絵をみると、輪郭がなんか微妙だし髪のトーンはウザイしでこんな絵の人だっけと思ったのだが、これだけだったね。あとは普通にみることができる絵でした。ただストーリーはいまどきの人にとってはインパクトあるものになっているかもしれません。

金田一の他の作品も読んでみたいですな。

ルート225感想[book]
志村貴子ルート225』講談社シリウスKC
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ダイオキ / シン8倍!とマッチョは親切者。

目がかわいく描けてます。パラレルワールドもので、普通は元の世界に戻ってハッピーエンドなわけですが、これは別に戻らなくてそのままその世界で過ごしていくという終わり方。もちろん戻ろうとするパワーがこの作品を引っ張っているのも確かです。そうなんだけど、そんなパラレルワールドとかSFチックなこと考えなくても、世の中にあるものはツネナラズという、あれですよ。平家物語ですよ。そんなんと、親離れというテーマもちょろっと。

小説が原作なので、元の世界へ戻る方法を考えるときのセリフがどうしても長くなって、ちょっとだらけがちになっていたのが惜しかったけど、エリちゃんの目がかわいかったのでいいです。なんか「青い花」のときより絵がうまく見えるよ。

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