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更新日: 2014/05/26

2013年 10月 前半


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2013.10.05 (Sat)

10/01池袋演芸場夜の部(主任:三遊亭白鳥)行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 昼の部から残っている人がそこそこ。ということでほぼ満員。
  • 高齢者多めだったような印象。
文左衛門
千早ふる。このあとがあるので予定より早い上がり。前座さんが転失気をやったあとこの根多をやってしまい、入って少ししたところで気づく。「バカツキじゃねぇか」。いいです、兄ぃなんで。昼の部のおかげなのかなんなのか、客席中段あたりのテンションがおかしくなっていて、入れ喰い状態。師もいつもより色々入れていた印象(*1)。さっさと高座おりて次のところに行きたい師を客が引き止めるという形になりました。
美るく
ナースコール。以前圓十郎師で聴いたので、その時はみどりちゃんがデブという設定がすぐ頭に入ったのですが、この人だとあとのほうでようやくわかりました。あのトロい口調自体はあってます。だから別にデブ設定にとらわれずにあのシーンをちょっと変えればいいのではないかと思ったり。
勝丸
太神楽曲芸。相変わらず人を食ったようなキャラクター。この人のこのキャラはあまり好きになれないなぁ。
丈二
極道のバイト達。久し振りに聴きましたよ。
百栄
弟子の強飯。池袋なので反応そこそこ。普通の並びならこの根多強烈なのですが、ほかが凄すぎ。
ホンキートンク
漫才。ネタそのものはおいておいて、ゆめじ・うたじさん本当にコンビ別れしたことに驚く。
白酒
喧嘩長屋。池袋だからなのか何なのか、まくらはいつもよりも毒多め。根多のほうは、遊雀師がよくやる、堪忍袋の序に似たテイスト。辛うじて仲裁が入るものの、その人を巻き込んでもっと喧嘩が広がって行きます。サゲは、こういうものだと思えば、まぁいいんじゃないんですかという感じ。個人的にはOKですが、立川流あたりではなんとか変えようとするかも。

=== 仲入り ===

粋歌
恋するヘビ女。こういう話なんですね。タバコ喫ってる姿とあの声がいいです。何故夜明けのスキャットなんだろうなぁ。その発想の源が知りたい。
彦いち
掛け声指南。始まって少ししたところで帰ってしまうお客さんを根多に織り込んだり。
小菊
粋曲。今日はいつもよりご機嫌が良さげで、淡海節などをやっていただきましたよ。粋歌さん美るくさんがいると、自分がお局さんになった気分などとおっしゃっておりましたが、オアシスでした。良かったなぁ。
白鳥
黄昏のライバル。今回は彦いちバージョン。内容書けないです。客席に対して師が「皆さんご一緒に」と呼びかけるものだから、つい「京王(KO)!」なんてやっちゃいました。楽しかったですが。そんな内容はさておき、この辺の世代の65歳前後の高座は聴きたいなと改めて思った次第。

本日の収穫

白鳥師の黄昏のライバル。粋歌さんの恋するヘビ女。白酒師の喧嘩長屋。小菊さん。

2013年11月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。川原泉傑作選は買おうかどうか迷ってます。

2013年11月小学館新刊コミック[book]

いつものところ[shogakukan.co.jp]。今回は個人的には特になし。

2013年11月角川書店新刊コミック[book]

いつものところ[kadokawa.co.jp]。今回は個人的には特になし。

*1: 後で思い起こしてみるとさほどでもないような気もするのですが。

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2013.10.13 (Sun)

10/12上野鈴本演芸場夜の部(主任:五街道雲助)行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 入りは薄い
  • 女性やや多めかも
  • 本来は正雀師の芝居ですが、本日は雲助師代演。
ぼたん
悋気の独楽。途中から聴いたのですが、なんというかこのままでやるのはそろそろ限界の根多のような気がしました。二ツ目特に女性落語家にとっては重宝する根多だとは思いますが。人によっては面白くなる根多のはずです。
仙三郎社中
太神楽曲芸。仙志郎さん身体大きいよね。
正朝
狸の恩返し。この人が警察ネタ話すとちょっとドキドキしますけどね。何故か今日の滑り具合は意外と心地よかったです。
半蔵
代書屋。小咄ではなかなかいい反応だったのですが、根多ではいまいち。
ロケット団
漫才。いつもの感じで。
小里ん
碁泥。久し振り。浅草でもこれやるんだろうなぁと思いながら。
藤兵衛
湯屋番。お馴染みの根多のほうになりました。

=== 仲入り ===

小猫
ものまね。テナガザルの例の鳴き声が楽屋にも響き渡るとおあとと交代、って初めて聴きました。
文左衛門
手紙無筆。いつもの感じで。前文ごめん下されたく候のところまで。
小菊
粋曲。淡海節やっぱりいいなぁ。
雲助
妾馬。八五郎が本当にガラ悪いですね。「珍歌はあるか」をちゃんとボケてるのって、ひょっとしたら初めて聴いたかも知れません。大家さんが親のように描かれていて、そちらの方が意外と印象に残りました。後半は湿っぽいのはちょっとだけ。ボケ連発の比重が高かったと思います。

本日の収穫

雲助師の妾馬。小里ん師の碁泥。久しぶり(*1)の寄席を味わってきました。

10/13第453回浦和市民寄席・むかし家今松独演会行ってきた[rakugo]
つる子
たらちね。今日はこの大入りに最初30秒ぐらいは少し声が上ずっていた感もありました。以前聴いたときは明るくて楽しそうだなと思いつつ聴けたのですが、今回はそこまではいかず。
今松
寝床。やはり楽しいです。あまり聴いたことないくすぐりもたまに入っていたような気がします。偉い人の下手な義太夫を無理矢理聴かされるというシチュエーションでここまで広がるものなのかと、毎回ながら思います。今回は特に旦那と清蔵とのやりとりが秀逸。

=== 仲入り ===

今松
心中時雨傘。初めて。心中のところの傘をさすところの絵であったり、傘に「私たちは夫婦ものです」云々書いたりするのはいいのですね。ひょっとしたらあの場面のためにやってるところがあるのかもしれません。ただそこへたどり着くまでが長い。客席も一時期ふっと集中がきれてしまったところがありました。大仰にやったり絞り込んで丁寧にやるとよさそうな場面がないことはないのですが、師はあくまで程よく淡々と。心中した結果はさすがに呆気にとられてしまいました。あれはどうなのよという気持ちはあります。ハッピーエンドのためにはああするしかないんですかね。ハッピーエンドにするなら何らかのサゲもほしいところ。

本日の収穫

今松師の心中時雨傘、寝床。

*1: 人によってはそうか?と言われそうですが。

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