【開演まで】
- 昼の部から残っている人がそこそこ。ということでほぼ満員。
- 高齢者多めだったような印象。
- 文左衛門
- 千早ふる。このあとがあるので予定より早い上がり。前座さんが転失気をやったあとこの根多をやってしまい、入って少ししたところで気づく。「バカツキじゃねぇか」。いいです、兄ぃなんで。昼の部のおかげなのかなんなのか、客席中段あたりのテンションがおかしくなっていて、入れ喰い状態。師もいつもより色々入れていた印象(*1)。さっさと高座おりて次のところに行きたい師を客が引き止めるという形になりました。
- 美るく
- ナースコール。以前圓十郎師で聴いたので、その時はみどりちゃんがデブという設定がすぐ頭に入ったのですが、この人だとあとのほうでようやくわかりました。あのトロい口調自体はあってます。だから別にデブ設定にとらわれずにあのシーンをちょっと変えればいいのではないかと思ったり。
- 勝丸
- 太神楽曲芸。相変わらず人を食ったようなキャラクター。この人のこのキャラはあまり好きになれないなぁ。
- 丈二
- 極道のバイト達。久し振りに聴きましたよ。
- 百栄
- 弟子の強飯。池袋なので反応そこそこ。普通の並びならこの根多強烈なのですが、ほかが凄すぎ。
- ホンキートンク
- 漫才。ネタそのものはおいておいて、ゆめじ・うたじさん本当にコンビ別れしたことに驚く。
- 白酒
- 喧嘩長屋。池袋だからなのか何なのか、まくらはいつもよりも毒多め。根多のほうは、遊雀師がよくやる、堪忍袋の序に似たテイスト。辛うじて仲裁が入るものの、その人を巻き込んでもっと喧嘩が広がって行きます。サゲは、こういうものだと思えば、まぁいいんじゃないんですかという感じ。個人的にはOKですが、立川流あたりではなんとか変えようとするかも。
=== 仲入り ===
- 粋歌
- 恋するヘビ女。こういう話なんですね。タバコ喫ってる姿とあの声がいいです。何故夜明けのスキャットなんだろうなぁ。その発想の源が知りたい。
- 彦いち
- 掛け声指南。始まって少ししたところで帰ってしまうお客さんを根多に織り込んだり。
- 小菊
- 粋曲。今日はいつもよりご機嫌が良さげで、淡海節などをやっていただきましたよ。粋歌さん美るくさんがいると、自分がお局さんになった気分などとおっしゃっておりましたが、オアシスでした。良かったなぁ。
- 白鳥
- 黄昏のライバル。今回は彦いちバージョン。内容書けないです。客席に対して師が「皆さんご一緒に」と呼びかけるものだから、つい「京王(KO)!」なんてやっちゃいました。楽しかったですが。そんな内容はさておき、この辺の世代の65歳前後の高座は聴きたいなと改めて思った次第。
【本日の収穫】
白鳥師の黄昏のライバル。粋歌さんの恋するヘビ女。白酒師の喧嘩長屋。小菊さん。