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更新日: 2014/05/26

2012年 08月 前半


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2012.08.04 (Sat)

07/29上野鈴本演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 鈴本の昼の部久しぶりのような気がします、って鈴本昼の部来る度に書いているような気がします。
  • 客層は色々。そこそこ入ってました。
  • 客席後方のほうが反応良さげ。
三木男
猿後家。志の輔師の影響が色濃く。「どどどどうしたらいいのでしょう」とか。志の輔らくごは寄席のお客さんにも十分通用するのだなと思った次第。しゃべり自体は悪くないと思います。が、目が細いためか目の表情に乏しいのが残念なところ。工夫すれば何とかなるものなのでしょうか。ワシにはわかりませんが。
仙三郎社中
太神楽曲芸。本日は仙三郎さんに仙志郎さん。いつもの感じで。
さん喬
ちりとてちん。この出番でこれとは。楽しかったです。やっぱりうまいですね。者を食べる仕草が多めの根多なのですが、さすがだなぁなんて思いながら。ぼそっと言った「知ってたよ」には笑いました。
三三
たらちね。久しぶりに師のたらちね聴いたかも。短くさらっと。そもそも今回出番の入れ替えもあり、間に合うかどうかのぎりぎりのところだったのかもシレません。
ペペ桜井
ギター漫談。前半部分は結構新ネタで。相変わらず楽しいです。
喬太郎
転失気。前座さんのこの根多を「つまんねーなー」と何度も思いながら聴いていたワシにとってはちょっと衝撃的ですらある爆笑転失気でした。「衝撃的事実!」「大人って!」など、クリティカルなクスグリが多かったです。この辺の言葉のチョイスが光った一席でした。ただ、空咳こそ出なかったものの、のどの調子は余りよくない感じでした。
菊生
権助魚。喬太郎師のあとというのは確かにやりにくかったでしょうが、それにしては話者同士での間があいているような気も。
夢葉
奇術。いつもの感じで。
文楽
替わり目。いつもの感じで。この出番でもうどん屋はありませんでした。

=== 仲入り ===

にゃん子・金魚
漫才。金魚さんは今回も似てないモノマネ連発。
藤兵衛
商売根問。演目はおそらくこれ、ということで。上方の鷺とりの最初に出てくる雀と鶯をとるという噺と、最後は上野で河童をとるという噺。特に最後はバカすぎる。
一之輔
鈴が森。いつもの感じで。クラークの髭を書くという泥棒はやっぱりおかしい。
れ紋
曲独楽。久しぶり。押しまくり、婿探しをネタにしつつの高座。紋之助さんの高座でもおなじみの日本刀の刃の上を独楽がわたっていくやつ、扇子の上に独楽をおいて扇子を開くというやつのほかに、細い糸の上を独楽が渡っていくやつもありました。とにかくにぎやかなひとときでした。
菊丸
片棒。息子たちがむちゃくちゃな葬儀のプレゼンをやったときの父親のツッコミがさほど鋭くないのですが、お囃子などはやはり師らしい明るい空気に包まれます。ドライブ感がいい。ほかにも色々な根多を聴きたいです。

今回の収穫

菊丸師の片棒。喬太郎師の転失気。さん喬師のちりとてちん。

07/29上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 引き続き夜の部も。
  • 日曜夜の部にしてはお客さんいらしてましたね。
  • ふと気づいたのですが、夜の部にもかかわらず割引チラシの案内ナシです。
  • 一琴師聴きたかったのですが、日程合わず。うーんどこかで行かないとと思っていたら、8月からは東北・北海道方面へ行かれるようです。
わさび
狸の鯉。わさびさんは初めて。根多に入るとイメージ変わりますね。大師匠の小満ん師に発生方法が似ています。独自と思われるクスグリも少々入れつつ。なかなか楽しめました。
正楽
紙切り。いつもの感じで。今回は特に困るようなリクエストはなかった模様。
菊志ん
堀之内。期待通りの楽しい高座。「ブログ見てるの?『八五郎の粗忽でいきましょう』」は個人的に気に入ってます。
白酒
新版三十石。引き続き爆笑根多。年輩の方のウケ具合がかなりいい模様。笑いすぎて咳込む方までいらっしゃいました。
のいる・こいる
漫才。いつもの感じで。
扇遊
家見舞。相変わらず朗々としたお声で。口の奥辺りから声がでているイメージ。
馬石
金明竹。今回は仲入りということもあり、骨と皮からたっぷりと。最後の方も、師のいつもの金明竹とは違っているような気がしました。

=== 仲入り ===

遊平・かほり
漫才。いつもの感じで。
はん治
千早ふる。師で聴くのは初めてかも。今回はさほど師独特の節回しというわけでもなく。
和楽社中
太神楽曲芸。今回は和楽さん、小楽さん、和助さん。いつもの感じで。いつもながら手に汗握ります。
喜多八
千両みかん。前日の落語教育委員会と同じ根多でした。ちょっと得した気分。番頭さんの慌てぶりがパワフル。きっと目は血走っているのでしょう。

今回の収穫

喜多八師の千両みかん。馬石師の金明竹。わさびさん。

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2012.08.08 (Wed)

2012年09月コミック発売一覧@太洋社[book]

いつものところ[taiyosha.co.jp]。以下購入予定。

09/10
古日向いろはバガタウェイ』8巻 マッグガーデン BLADE COMICS
09/22
安倍吉俊リューシカ・リューシカ』5巻 スクウェア・エニックス

iPad買ったことだし、新刊は電子書籍で買えないかなぁなどと思っているところではありますが。

2012年09月集英社新刊コミック[book]

いつものところ[s-manga.net]。今回は個人的には特になし。

2012年09月小学館新刊コミック[book]

いつものところ[shogakukan.co.jp]。今回は個人的には特になし。

2012年09月角川書店新刊コミック[book]

いつものところ[kadokawa.co.jp]。今回は個人的には特になし。

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2012.08.13 (Mon)

2012年10月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[bookclub.kodansha.co.jp]。以下購入予定。

10/05
雲田はるこ昭和元禄落語心中』3巻 講談社KC x ITAN
10/23
ひぐちアサおおきく振りかぶって』20巻 講談社アフタヌーンKC

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2012.08.14 (Tue)

08/07浅草演芸ホール夜の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • やはり贔屓の方が多めという感じ。
鯉八
新魔術。「わけわからない」という高齢者風の方からの声もありましたが、大仰にやることで、そこそこ受けている感じ。
宮田章司
江戸売り声。いつもの感じ。やっぱりいいですよね。
鯉橋
粗忽の釘。こないだ広小路亭で鯉昇師のを聴いたなぁなんて思いながら。
遊雀
堪忍袋(序)。夫婦喧嘩の噺だったので堪忍袋かなと思っていたら、喧嘩のまま終わってしまいました。でもたのしいですね。
コントD51
コント。いつものあれです。
南なん
狸の札。こーゆー軽いのをやらせてもやっぱり生き生きとしています。師の高座ではあまり同じ根多がぶつからないなぁなんてふと気づきました。いずれも寄席のスタンダードではありますが、なかなか根多を多く持ってらっしゃる方のようですね。
笑遊
寄合酒。だと思う。あるいは酢豆腐の前半部分なのか。芸協は結構こんな根多がぽつぽつと出てきます。
喜楽・喜乃
太神楽曲芸。ほかの曲芸では見られないもの(卵をコップの中に落とすやつ)も見ることができました。あれは結構すごいです。
小柳枝
野ざらし。汚くなく、ご陽気に。この根多はなかなかよかったですよ。

=== 仲入り ===

鯉朝
動物園。仲入りでは鯉昇一門の写真集を売っていました。高座ではなにをやるのかめていないらしく、結局持ち時間からこの根多に。落協のものとはちょっと違うテイストのような気がしました。
平治
代書屋。手の出し方、手の指を離しているその程度、手を額の辺りまで持ってくるやり方など、仕草まで権太楼師。ちゃんとは確認していませんが、どこで声が裏返るのかというところも同じなのでしょう、多分。表情はたぶん違うと思いますが。よっぽど権太楼師が好きなんでしょうね。そこまでしなくてもいい気はしますが。
宮田陽・昇
漫才。この間見たネタとはまた別。こちらも楽しめました。寄席に出てくる若手漫才はなかなか楽しませてくれます。
桃太郎
結婚相談所。池袋で空振りだっのを聴いているのですが、浅草ではハマりますね。客層でここまで違うのか、などと思いつつ。
うめ吉
俗曲。お座敷で聴く分にはいいのかも知れないのですが、寄席のキャパで聴くには線が細すぎる気も。
鯉昇
ねずみ。持ち時間45分ですが、本日はまくら15分、根多30分という時間配分でした。師は淡々としゃべるので、ねずみや主人の身の上話が淡々としすぎている嫌いはありますね。滑稽話で飄々とやっていた方がニンにあるような気もします。

本日の収穫

小柳枝師の野ざらし。鯉昇師のねずみ。南なん師の狸の札。遊雀師の堪忍袋。

08/09立川流夜席@上野広小路亭行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • ややまばら。ただ、だんだん人が入ってきてぼちぼちの入りに。
らく人
子ほめ。最初はいいかなと思いつつ聴いていたのですが、最後まで集中力が持たない感じ。gdgdとまではいきませんが。
三四楼
青菜。出だしからオドオド。これはケられるのが嫌になってきているところなんだろうなぁなどと思いつつ。あんなのやっている限りケられ続けるだけだと思いますよ。
錦魚
不動坊火焔。好きな噺でほっとします。風呂のところはナシ。端正な根多だけでなく、こーゆーがちゃがちゃしたのもやるんですね。楽しめました。
キウイ
反対俥。長いまくらの後、圓蔵師に習ったというこの根多。去年圓蔵師で聴いていますが、わりとプレーンなままで習ったんですね。そーゆーあたりがわかって良かったです。
談幸
質屋の化け物(*1)。質に入ったものには気が入っていくという噺で、質屋蔵かと思ったら、ダジャレ連発。そんな根多でも、師の語り口はやっぱりいいなぁなんて思うわけで。
談四楼
浜野矩随。なんでも鑑定団の話が出たので井戸の茶碗かなと油断していたら浜野きました。この根多初めて聴くのが師であることの幸せ。確かに何であれで急にいい作品作れるんだよ(*2)とかあるのですが、おそらく師が付け足したであろうラストシーンがきれいなので、いいです。

本日の収穫

談四楼師の浜野矩随。談幸師の質屋の化物。

08/13新宿末廣亭夜の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 昼はアロハマンダラーズで満員。夜の開始時点で1階はほぼ満員。じきに2階もあいていた模様です。
  • 高齢者もぱらぱらいますが、そこへ若い人が入っている感じ。
昇吉
たがや。地噺の割にはさほど客に語りかけるという印象はないものの、前半のたがやと侍とのやりとりでは間をあけ、たがやが開き直った後はリズムよくやっていました。いいものを聴かせてもらいました。
美由紀
俗曲。今日は東京音頭あり。なんかいいなぁ。
あっぷる
巴御前。二ツ目昇進だそうです。根多自体いいですね。芸協は女性講談師が何人もいらっしゃるのがいいですね。
米福
大安売り。うーん、悪くはないのですが、印象にも残っていません。
京丸・京平
漫才。今日は顔を真っ赤にしてひきつり笑いをするということはありませんでしたが、楽しかったです。
可龍
松竹梅。下手側桟敷席の子供のターゲットを絞った感じで、「ゴーカイジャー」(だっけ?)なんてのも入れながら。ほかのものでもお子さん楽しんでいたようで。こーゆー単純なのも入れていいでしょう。いい根多の選択だと思います。どこかでほかの根多も聴いてみたいです。
圓馬
鰻屋。うまくて、楽しい。何故なんでしょうね。おもしろ成分か何かがあの声から分泌されるのでしょうか。また聴きたいですね。
ぴろき
ギタレレ漫談。やはり今回もひたすら脱力。
遊吉
芋俵。悪くないんですけどね。
桃太郎
柳昇物語。爆笑に仕立て上げた古典やってくれるといいなぁなんて期待してまっておりました。ところが、下手側桟敷の最前列にいる子供がちょうど姉妹喧嘩を始めてしまい、止まってしまいました。仕方なくまくらから漫談風味の柳昇物語。うーん。

=== 仲入り ===

宮治
道灌。文左衛門師や花緑師のお弟子さんの道灌を聴いているワシとしては、道灌がこんな爆笑噺になってしまうのには多少違和感がありますが、場内爆笑ということですしこーゆーのもあっていいのでしょう。やはり隠居と八五郎の会話の間が漫才なんですよね。隠居はちっとも隠居らしくないです。古くさいクスグリが受けないことをおそれて自虐に走るさまはどうなのかなと、個人的には思っています(*3)。やはりうけないことへの不安があるのでしょう。そもそも、あの隠居と八五郎は仲がいいのでしょうか、と先代小さんみたいな質問をしてみたり。
ザ・ニュースペーパー
野田さん(似てない)とか、前原さん(微妙)とか、アウン・サン・スーチーさん(化粧で強引に。ただキャラは長時間持たない)とか、吉田沙保里(むしろ山姥)とか。まぁ、気分転換になったのでいいです。
柳好
浮世床(夢)。落協のものとは少し違いますね。ふんわり程良く。
北見伸
奇術。北見さんはマジックの時まったくしゃべらないんですね。だいたい寄席でよくやられるマジックがほとんど。たぶんほかの方よりはうまいんだと思います。
昇太
壷算。持ち時間30分のうち、漫談15分というのはいくらなんでも。20分程度の新作聴きたかったですが、古典の方になりました。さほどいじってない感じですが、しつこく「負けてぇ〜」というのを入れたこと。あれにより昇太テイストになっていると思います。がちゃがちゃ動くのをあまり好まないご年輩の方もいらっしゃるかも知れませんが、これはこれでいいような気がします。このほかにも所々師のテイストを感じることができて、楽しかったです。

今回の収穫

昇太師の壷算。圓馬師の鰻屋。宮治さんの道灌。昇吉さんのたがや。

*1: Twitterで教えていただきました。
*2: もとの作品は確か母親が死んでいい作品をつくるというやつだったかと。
*3: うけるときはあんな古いクスグリでもうけますよ。

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