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更新日: 2014/05/26

2010年 02月 前半


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2010.02.01 (Mon)

2010年03月小学館新刊コミック[book]

いつものところ[shogakukan.co.jp]。今回は個人的には特になし。

2010年03月角川書店新刊コミック[book]

いつものところ[kadokawa.co.jp]。今回は個人的には特になし。大和田秀樹の新刊が出たらしい。

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2010.02.02 (Tue)

Panasonic即日修理サービス

ASCII.jpの記事[ascii.jp]とPanasonic 即日修理サービスについて[panasonic.jp]。おおっ、これは便利。ただ、ワシが持っている機種は即日修理の対象になっていない模様。受付はしてもらえるらしいので、何はともあれメモしておきます。

2010年03月集英社新刊コミック[book]

いつものところ[s-manga.net]。今回は個人的には特になし。

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2010.02.03 (Wed)

02/03鈴本昼席行ってきた[rakugo]

【開演まで】

  • 開場前にいつものように並ぶ。後ろに並んでいた女性が『この噺家に訊け!』を読んでらっしゃった。わしも花緑のところを読んでました。
  • ここ鈴本でも豆撒き地獄絵図が繰り広げられるのか。地獄のただ中に入って行くべく、前から3列目に座ってみました。ただ、前に座っている高齢者の加齢臭が強烈。これが昼席の醍醐味ですよ。
  • 高齢者団体客が30名ほど。案の定、後ろの方から高齢者の話し声が聞こえてきた。しかしおかげさまで気にしない技術を身につけ、見事落語に集中しました。わはは。
  • いつもより客が多い。もちろん豆撒き効果。「お客さんもやればできるじゃないですか」と言われる始末ですよ。前座の開口一番の後も客がどんどん入ってきていた。
一之輔
代脈。表情を切り替えるまでの間がすばらしい。間抜けな野郎をやらせると本当におもろい。リアクションは何かに似ているなと思っていたのですが、志村けん風味が少し入っているかも。長めの根多も聴きたくなってきた。勝手な想像なのですが、師匠にはかわいがられていない感じはしますね。
柳朝
荒茶。本人地噺好きなのでしょうか?どちらかというと端正な口調なので、あまり合わないイメージなんですけど。表情は頑張っていましたね。根多自体はコントっぽくていいですね。清正が無茶ぶりして、正則がおとすパターン。
志ん橋
子ほめ。前座と真打ちの違いを気にしながら聴いてみました。噺に奥行きがあるんですよね。前座は憶えてそれで手一杯という感じ。
菊之丞
町内の若い衆。歌る多よりもあっさり目。旦那さんと奥さんの対比もことさら強調することもなく。まくらでやっていた女性の演じ方とか、おばあちゃんの演じ方は勉強させていただきました。成果を披露する場はないですが。
川柳
ガーコン。生で聴いてもやはりあの歌声はすばらしい。あと10年本当にできるのでは?ラバウル小唄で客席から手拍子だけでなく歌声まで聞こえてきた。さすが昼席。
さん生
替り目。まくらをかなり長めにしたので、俥屋のところはなし。弁天様のところでサゲ。まくらの酔っ払いは良く受けていました。
藤兵衛
花色木綿。相変わらずこの方は端正な口調ですね。この根多は初めて聴いたかと思っていたのですが、どうも以前出来心で聴いているみたいです。それにしても藤兵衛はお馴染みなものから余り知られていないバージョンまでいろいろ持ってますね。上方から根多を仕入れていたりするのでしょうか?
勢朝
紀州。これも地噺だ。勢朝は荒茶も得意みたいなので、地噺好きなんですかね。
一朝
片棒。ほかの根多も聴いてみたかったのですけどね。天災とか。でも今回の片棒は三男までやってくれました。まくらは真打昇進試験の話。一時期筆記試験も課すという話があったらしく、その傾向と対策を練ったらしい。でも結局問題を作ることができる幹部がいなかったので筆記試験はなくなったとか。
【豆撒き】
みなさん舞台前まで来て、群がるようにとっていきました。ワシはさん生師匠の手ぬぐいを偶然ゲット。座っていたので、地獄と言うほどでもなく。大入り袋に入った豆は結構飛んできました。中には寄席の招待券が入っているものもあるらしいですが、全部外れ。来年は夜席で豆撒きに遭遇してみたいです。

【その他】

  • 猫八師匠の上着の色が鮮やかなうぐいす色でした。
  • 紫文の平蔵ネタを久しぶりに聴いた。ちょいちょい細かいところは変えているんですね。
【今回の収穫】
一之輔の代脈。個人的には鈴ヶ森よりよかった。
3月のライオン TVCM募集[book]

白泉社のサイト[hakusensha.co.jp]。3月のライオン4巻が04/09発売だそうで。

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2010.02.05 (Fri)

2010年03月新刊コミック@太洋社[book]

いつものところ[taiyosha.co.jp]。以下購入予定。

03/25
志村貴子放浪息子』10巻 エンターブレイン BEAM COMIX
03/27
山口舞子ひなちゃんが王子!』竹書房

山口舞子はノーマークだった。どんなのなんでしょう?

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2010.02.08 (Mon)

02/08池袋演芸場昼席行ってきた[rakugo]

【開演まで】

さん喬が仲入り前でなくもっと早い時間での高座なので、別の日にしようかと一瞬思ったのですが、9-10日の天気が余り良くないらしく、そんな中開場まで外で待っているのは勘弁してほしいということで本日行っちゃいました。

12時より少し前にチケット販売開始。こんなに満員の池袋に来たのは初めてです。仲入り前にすでに立ち見ですよ。小三治のときもこんな感じだったのでしょうか。女子トイレがすごい列になっています。高齢者に加えて、若い人も多いですね。皆さん知り合いのようでご歓談されながら開演を待っていますよ。開演前にカタカタポメラ打ってるのはワシだけだよ。なにやらいつもの池袋とは雰囲気が違います。人が多すぎて落ち着けないです。うーん、来なきゃ良かったかなとちょっと後悔し始めたところで開演。

小太郎
動物園。まくらが少し長めで、さん喬師匠遅れるのかなとかちょっと心配してしまいました。明るい芸人さんで好感持てました。ほかの話も聴いてみたいですね。
さん弥
代脈。一之輔の代脈と比べながら聴いてしまいました。やっぱり代脈ってリアクションで笑わせる根多なのだなぁと思いました。ただ、膨らますところが一之輔とはちょっと違いました。
さん喬
子ほめ。大変結構なものを聴かせていただきました。何度も何度も聴いてきた子ほめですが、基本的な筋はさほど変わらないものの、少し再構築した感じでした。タケさんのところで一杯ありつけなかったら儂のところで灘の酒をごちそうしてやるよ、なんて言ってくれる優しいご隠居さんですよ(*1)。さん喬が作った落語の世界の住人たちがリアルに現れてきた感覚に襲われました。こんなすごい子ほめ初めて。紅葉みたいな手のくだりがもうたまらなくて。日常的なふとした言葉を言わせてもとても響くように演ってくれる、すばらしい噺家さんです。少し前に音源でさん喬の妾馬を聴いたのですが、八五郎が妹にお祝いの言葉を言っている場面でワシはもう涙目になってしまいました。それ以来ワシはさん喬にはめっぽう弱いです。これからもちょいちょい聴かせていただくと思うのですが、池袋のトリで聴いてみたいです。
文左衛門
手紙無筆。眉毛を動かして表情を作ったり、相変わらず細かい。最後のほう少し変えてましたか?
喜多八
小言念仏。小三治師匠の十八番だそうで。初めて聴きました。まくらの雰囲気のまま根多に入っていったので漫談かと思ってしまいました。喜多八の高座を聴くのは今回で3回目ですが、聴けば聴くほどとらえどころのない方だなと思ってしまいます。
喬之助
締め込み。さん喬よりも喬太郎に近い芸風ですかね。声はいいです。でも、その後が続かないです。ここに何が必要なのでしょう?左龍の高座を見たときに「これかなぁ」というのが何となくあったのですが、ワシにはまだそれを言語化できません。
左龍
粗忽長屋。近くで見ると表情が豊かでなかなか楽しめました。以前聴いた百川よりよかった。八五郎が熊の野郎連れてくると言い出したあたりで、客席のお子さんが幽体離脱?と言っていました。なかなか見所があるお坊ちゃんですな。
菊之丞
紙入れ。こないだの町内の若い衆よりよかった。演っているご本人も楽しそうでした。まくらが学校寄席の根多じゃなかったし。菊志んの紙入れも以前聴いていて、同じ一門だからさほど変わらないのかなと思っていたら、細かいところでちょいちょい違いますね。
喬太郎
彫り師マリリン。場内爆笑。ワシも笑わせていただきました。去年の12月に鈴本で聴いた高座よりもこちらのほうがいつもの感じなのでしょう。まくらから例の「コロッケそば」を思わせるようなフルスロットルぶりを生で拝見させていただきました。根多のほうでは、他の根多のまくらで出てくる「コンパの一次会終了後とりあえず居酒屋を出て、二次会は『飲むかぁ歌うかぁ』と言っている幹事」のような口調のキャバクラ嬢が登場。その後もなんだかわからない口調の人が追加で二人も出てきて、もう意味を取る努力を放棄し音だけを聴いていました。たぶんそれで正解だと思います。本日のさん喬師匠のまくらが乱れた日本語だったなぁなんてことをふと思い出したり。このキャラは非常におもしろいと思うのですが、眉を顰めている師匠方もいるのかなとか思ってしまったり。まぁ、いいや。おもしろいんだからね。演っているご本人も楽しめたのでしょうか。そうだといいのですが。ご多忙でお疲れなのかも知れません。疲れたのならばまたホームグラウンドに戻ってきていただきたいです。寄席のお客さんは待ってますよ。

というわけで、開演前はここに来たことを少し後悔していたのですが、ハネたあとにはやっぱり来て良かったと思ったのでした。

【本日の前座さん】

辰じん
たらちね。この人が一琴のはてなダイアリー[hatena.ne.jp]でも話題に挙がったデキる前座さんか。ちょっと口が回らないところもありつつも、落語協会のレベルならなかなかのもの。
【本日の収穫】
さん喬の子ほめ。喬太郎。喜多八の小言念仏。菊乃丞。
*1: 後で調べたら、小里んも「飲めなかったら家来な」と演ってますね。

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2010.02.09 (Tue)

2010年03月文庫発売一覧@太洋社[book]

いつものところ[taiyosha.co.jp]。以下購入予定。

03/10
榊涼介ガンパレード・マーチ 逆襲の刻 青森血戦』アスキー・メディアワークス

毎月出るんですか?ただいま絶賛積ん読中です。

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2010.02.10 (Wed)

海街diary3 陽のあたる坂道 感想[book]
吉田秋生海街diary3 陽のあたる坂道』 小学館 flowersコミックス
bk1 / amazon

いい感じで登場人物が動いてますな。巻数を重ねるごとに、それぞれの考えていることが描かれていって物語が紡がれていきます。是非長編になってほしい。

一番良かったのは「止まった時計」。前の「陽のあたる坂道」の内容がいいフリになっていて、冒頭「あなた箸を噛むくせがあるでしょう」から始まる。エグいなぁ。そして後ろめたくも楽しかった日々も終わるという、とても複雑な心境のシャチ姉。「陽のあたる坂道」でのカーテンを閉めるというエピソードがあるものの、緩和ケアを支える動機があれで説得力を持ったものなのか、ワシには判断つきませんでした。でも終わり方としてきれいなので、いいのでしょう。

一方次女のほうは、今回のところは伏線張りといったところなのでしょうか。酒屋のコラムを書いている連載陣に自分と上司がいるという感じになっていて、この後の展開に期待。

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2010.02.11 (Thu)

バガタウェイ3巻感想[book]
古日向いろはバガタウェイ』3巻 マッグガーデン BLADE COMICS
bk1 / amazon

見せ場はなんと言っても最後の、ソラが舞うようにチェックをすり抜けシュートするところ。動きのシーンでは、どこで集中線を使うか、どこで使わないでストップモーションのような表現をするかというのをよくわかっています。すごいうまい。ただ、ソラがスポーツに向いていないというフリで3巻は終わり。何とも気になる。

そのほか。

  • 今のところお当番回というシステムは採用していないようですね。当分試合中心に描いていく模様。
  • なんだかジャーナリズムなんとかという人たちもでてきました。試合のときに解説してくれる人というのは必要なのですが、人数多いと覚えきれないのですよ。
  • 懸賞とはいえ出場選手も予想していいというのはいくらなんでもよろしくないかと。選手が八百長しちまう。
  • 作者さんは「雷鳴の蒼姫」とか「紅蓮の豪姫」とか、なんというか漢語でキャッチフレーズつけますね。ちょいとこそばゆい。
  • 百道とか天神とか福岡の地理を知っていると多少たのしいかもね。

次はいつなんでしょう。引き続き楽しみです。

青い空、白い雲、しゅーっという落語 感想[book]
堀井憲一郎青い空、白い雲、しゅーっという落語』双葉社
bk1 / amazon

図書館にあったので借りてきて、ざーっと読んでしましました。

落語論でも端々に落語会での話が記述されています。例えばこんな感じ。

携帯電話を鳴らしているのは、まずほとんど老人である。若者は携帯とともに暮らしているから、鳴らすことはない。鳴らしている若者を見たことはない。ほぼ老人かおばさん。あと多いのは遅れて入ってきたサラリーマン。

聴くに耐えない落語を聴かされるときの描写に

残り10分は舞台袖の提灯の形を見て、ただ耐えることになる。

というのもある。気持ちわかるなー。

個人的に『落語論』で共感したのはこんな記述のところだったのです。こちらの本は、そーいったエピソード満載の内容となっています。節分の池袋演芸場は地獄絵図だったとか、扇辰が酔客に対して啖呵切ったとか、TBSのロビーで談春がいきなりこはるに道灌の稽古をつけ始めた(*1)とか。前にも聴いたことのあるエピソードがちらほらあったりするので、その元ネタはこの本なのかなとか思ってみたり。後半は、エッセーに登場した噺家のうちの何人かにインタビューをしてそのときの状況等を聴いていたりしています。これはおもしろい。

わしもぼちぼち寄席通いをしていますが、ここまで強烈なエピソードはないにしろ、それなりに遭遇しています。そんなの期待して通ってなんかいませんよ。もちろん噺家目当てでいきます。当然です。それだけでなく、こーゆーエピソードも含めて楽しめるのが、寄席なり落語会なりに通う醍醐味なんだろうと諦めの境地に達しつつあります。前の席に座っている高齢者から強烈な加齢臭攻撃を喰らったり、最前列のおばちゃんがめちゃくちゃくつろいでいる体勢で座席に座るもんだから、後ろの席のテーブルに置いてあるペットボトルを頭にぶつけたりとか、漫才の絶妙なタイミングで客席からくしゃみが飛び出してきたりとか、そんなことってネット配信で聴く落語ではなかなか味わえませんからね。

『落語論』より気軽に読めます。おすすめの一冊です。

*1: これはさすがに芸人さんと面識がないと遭遇しない場面だとは思いますが。

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2010.02.12 (Fri)

02/12鈴本昼席行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 大量の団体客。数団体来ている模様。後ろの方はロープが張ってあって団体以外座れないような状態。
  • この客層だとトリ以外はさらっとやって終わりそうな予感。白酒はまたざる屋やるのかもしれないです。ちょっとげんなり。演ってる本人は間で客席を転がせることができておもしろいらしいのですが。
  • せっかく来たのですが、すでにテンション下がった状態で開演。
扇里
子ほめ。落ち着いてますね。むしろ八五郎が落ち着きすぎるかも。こないださん喬の子ほめをきいてしまったので、今後聴く子ほめが辛くて仕方のないものになりそうな気がします。
扇治
弥次郎。口調はとてもいいですね。やっぱりこれは話が駄目なのか。
南喬
色事根問。客のウケはよかった。まくらでは、客席のひとりひとりに話しかけるようにしていたのが印象的。
白酒
ざる屋。まくらのハナは宗論の時のものだったので、「これはひょっとしてざる屋以外か?」と期待していたら、やっぱりいつものアタリッパに行ってしまいました。ハリのある声は相変わらずです。ちょっと長めに黒いまくらを聞けたので良しとしますか。こないだの夜席は行けなかったのですが、次の機会があれば行きたいですよ。ここまでざるやばかり聴かされてるんだからね。
小袁治
長短。さん喬とほぼ同じ感じ。長さんでダレずに見せていただけるのはさすが。目元が先代小さんに似ているなという瞬間がありました。
文左衛門
寄合酒。なんですととともに堪能しました。乾物屋からいろいろ持ってくる様が「文左衛門ならやりかねないな」というものばかりで、ニンにあっていました。
歌武蔵
ぼやき居酒屋(*1)。この客層だとこの根多は鉄板なんですかね。場内爆笑でした。この日一番ウケていたのではないでしょうか。でもミニモニとかLUNA SEAとかそろそろアップデートしていただきたいのですが(*2)
扇遊
明烏。明るくていい高座でした。目当てで来て、やってほしい根多をかけてもらったので満足。実は数日前たい平の音源を聴いていました。確かに話の筋には関係しないのですが、甘納豆は食べておいた方がいいですね。その後のくすぐりで使えるので。たい平のはあれはあれでおもしろいのでいいですが。

その他

  • サラ口は木久扇門下の前座さん。「あのおじさん町内の林家彦六って呼ばれているんだよ」に笑った。
  • 前座の途中までは客席がとても落ち着かなかったです。ただ、あちゃーなエピソードに遭遇することもなくほっとしました。団体さんはいろいろ回った後なので寝てたのかもしれないね。見てないからわからないけど。
  • やっぱり平日昼席って、主任以外はみなさん安牌やって終わりにしてしまうのですかね。特に池袋以外は。

本日の収穫

扇遊。文左衛門の寄合酒。間近でみる歌武蔵の迫力。

*1: でいいですか?
*2: なににしろといわれてもワシも疎いのでニントモカントモ。

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