更新日: 2014/05/26
ASCII.jpの記事[ascii.jp]とPanasonic 即日修理サービスについて[panasonic.jp]。おおっ、これは便利。ただ、ワシが持っている機種は即日修理の対象になっていない模様。受付はしてもらえるらしいので、何はともあれメモしておきます。
【開演まで】
【その他】
【開演まで】
さん喬が仲入り前でなくもっと早い時間での高座なので、別の日にしようかと一瞬思ったのですが、9-10日の天気が余り良くないらしく、そんな中開場まで外で待っているのは勘弁してほしいということで本日行っちゃいました。
12時より少し前にチケット販売開始。こんなに満員の池袋に来たのは初めてです。仲入り前にすでに立ち見ですよ。小三治のときもこんな感じだったのでしょうか。女子トイレがすごい列になっています。高齢者に加えて、若い人も多いですね。皆さん知り合いのようでご歓談されながら開演を待っていますよ。開演前にカタカタポメラ打ってるのはワシだけだよ。なにやらいつもの池袋とは雰囲気が違います。人が多すぎて落ち着けないです。うーん、来なきゃ良かったかなとちょっと後悔し始めたところで開演。
というわけで、開演前はここに来たことを少し後悔していたのですが、ハネたあとにはやっぱり来て良かったと思ったのでした。
【本日の前座さん】
いい感じで登場人物が動いてますな。巻数を重ねるごとに、それぞれの考えていることが描かれていって物語が紡がれていきます。是非長編になってほしい。
一番良かったのは「止まった時計」。前の「陽のあたる坂道」の内容がいいフリになっていて、冒頭「あなた箸を噛むくせがあるでしょう」から始まる。エグいなぁ。そして後ろめたくも楽しかった日々も終わるという、とても複雑な心境のシャチ姉。「陽のあたる坂道」でのカーテンを閉めるというエピソードがあるものの、緩和ケアを支える動機があれで説得力を持ったものなのか、ワシには判断つきませんでした。でも終わり方としてきれいなので、いいのでしょう。
一方次女のほうは、今回のところは伏線張りといったところなのでしょうか。酒屋のコラムを書いている連載陣に自分と上司がいるという感じになっていて、この後の展開に期待。
見せ場はなんと言っても最後の、ソラが舞うようにチェックをすり抜けシュートするところ。動きのシーンでは、どこで集中線を使うか、どこで使わないでストップモーションのような表現をするかというのをよくわかっています。すごいうまい。ただ、ソラがスポーツに向いていないというフリで3巻は終わり。何とも気になる。
そのほか。
次はいつなんでしょう。引き続き楽しみです。
図書館にあったので借りてきて、ざーっと読んでしましました。
落語論でも端々に落語会での話が記述されています。例えばこんな感じ。
携帯電話を鳴らしているのは、まずほとんど老人である。若者は携帯とともに暮らしているから、鳴らすことはない。鳴らしている若者を見たことはない。ほぼ老人かおばさん。あと多いのは遅れて入ってきたサラリーマン。
聴くに耐えない落語を聴かされるときの描写に
残り10分は舞台袖の提灯の形を見て、ただ耐えることになる。
というのもある。気持ちわかるなー。
個人的に『落語論』で共感したのはこんな記述のところだったのです。こちらの本は、そーいったエピソード満載の内容となっています。節分の池袋演芸場は地獄絵図だったとか、扇辰が酔客に対して啖呵切ったとか、TBSのロビーで談春がいきなりこはるに道灌の稽古をつけ始めた(*1)とか。前にも聴いたことのあるエピソードがちらほらあったりするので、その元ネタはこの本なのかなとか思ってみたり。後半は、エッセーに登場した噺家のうちの何人かにインタビューをしてそのときの状況等を聴いていたりしています。これはおもしろい。
わしもぼちぼち寄席通いをしていますが、ここまで強烈なエピソードはないにしろ、それなりに遭遇しています。そんなの期待して通ってなんかいませんよ。もちろん噺家目当てでいきます。当然です。それだけでなく、こーゆーエピソードも含めて楽しめるのが、寄席なり落語会なりに通う醍醐味なんだろうと諦めの境地に達しつつあります。前の席に座っている高齢者から強烈な加齢臭攻撃を喰らったり、最前列のおばちゃんがめちゃくちゃくつろいでいる体勢で座席に座るもんだから、後ろの席のテーブルに置いてあるペットボトルを頭にぶつけたりとか、漫才の絶妙なタイミングで客席からくしゃみが飛び出してきたりとか、そんなことってネット配信で聴く落語ではなかなか味わえませんからね。
『落語論』より気軽に読めます。おすすめの一冊です。
【開演まで】
【その他】
【本日の収穫】
扇遊。文左衛門の寄合酒。間近でみる歌武蔵の迫力。