【客席状況等】
- 若い人多め。
- 個人的には、反応も良くいいお客さんだなと思いつつ。
- 豆撒きがあるという高揚感からか、後ろのお客さんからは何度か声がかかっていました。
- 楽屋も何となく高揚感があった模様。
- 天どん
- 節分の鬼。「昨日と同じ噺やります。昨日来た人は笑うべきところで笑ってください」「45分になったら頭下げますから、拍手してください」と、いつもの天どん節。確かにサゲがあまりにも弱すぎなのであらかじめ頼んだ理由に思わず納得してしまいました。途中のところは天どんさんらしいつくり。名前変えるんですかね。どうするのでしょう。師匠には相談出来そうにない感じだし。
- ストレート松浦
- ジャグリング。いつもの感じで。いいですよね。腕あるし人柄も良さそうに見えるし。
- 柳朝
- 牛ほめ。いつもの根多ですが、今日はなんだか良かったです。
- 一之輔
- 浮世床(本)。高座に上がって座布団の上に座ろうとすると、羽織の紐の根本から、すっと紐が外れる。どうやら呉服店に出さないといけないほどの状態らしいです。本日の顔付けで、一朝一門が並んでいるが天どんだけが邪魔、なんて話を振ると下手から普段着の天どんさんが現れて軽く一之輔師を突き飛ばす場面も。この二人のじゃれ合いが今後寄席の名物になってくれるといいなぁなんて思いつつ。根多のほうは、この間聴いたときよりもクスグリが増えてました。師のこの根多、どんな方向に向かっていくのでしょうか。
- ペペ桜井
- ギター漫談。いつもの感じですが、例の自分の時には声がかからないというネタのところで「わー」「きゃー」と客席後方の男性から声がかかり、思わず苦笑い。
- 一朝
- 芝居の喧嘩。お得意の根多で、やっていること自体はほぼ同じなのでしょうが、お客さんとの距離感からか、若い人たちに優しくお話しをしている感じになっていました。
- 菊之丞
- 死ぬなら今。生で聴くのは初めて。お決まりの談志:近日来演が前座に成りたてになり、近日来演には歌丸師。
- 豆撒き
- 菊之丞師が終わった後、楽屋の皆さんが出てきて豆撒き。天どんさんもいました。百栄師もいましたよ。一朝師に紹介されると「痛々しいほど豆まくぞ!」と叫びだし、一朝師からつっこまれていました。撒いた後は文左衛門師が「まいた豆全部返せ!もう一度やるぞ!」なんて言い出して、やはり一朝師から軽くつっこまれていました。やりたい放題の一門です。
=== 仲入り ===
- ホームラン
- 漫才。いつもの感じで。羅臼へ伯楽師・アサダ二世先生と行ったとき、アサダ二世先生が「アサダニさん」と紹介され、みんなで爆笑していたとのこと。
- 文左衛門
- 千早ふる。いつも以上にクスグリ多め。お客さんの反応も非常に良い。「続きはWebで」にするのかと思ったら、主任の百栄師に振っていました。
- アサダ二世
- 奇術。短いのを2つほどと漫談。ホームランさんの話を受け、客席後方と前から「アサダニさん」の声が。
- 百栄
- 露出さん。CDで買ったので音源では聴いているのですが、生で聴くのは初めて。こんなに面白いとは。「先々の時計になれや(以下自粛)」は、聴いているはずなのですが、不意打ちで笑ってしまいました。お客さんも暖かくていいななんて思いつつ聴いていると、ふと露出さんと地元住民との関係が、百栄師と本日のお客さんとの関係にふと重なってしまったのですよ(*1)。あ、まくらの前に「とは」の訳を無理矢理。「とはとはとはとは、トワ・エ・モア」とか言いだし、「或る日突然」を一番まで歌ってました。
【本日の収穫】
百栄師の露出さんと本日のお客さんの雰囲気。一朝師の芝居の喧嘩。文左衛門師の千早ふる。柳朝師の牛ほめ。