Mapping Cognition 過去のMapping

更新日: 2014/05/26

2013年 02月 前半


Generated by nDiary version 0.9.4

2013.02.04 (Mon)

01/23新宿末廣亭夜の部行ってきた(主任:三笑亭茶楽)[rakugo]

客席状況等

  • 最初はさほどいないかと思っていたら、ハネた時にはそこそこのお客さんがいたようで。
  • ただ、全体的に反応薄。末廣亭っていつもこんな感じのような気がします。
A太郎
罪と罰。古典では良くあるシチュエーションなのでしょうが、現代に持って行くと今だとむしろ言葉わからない強盗が多くて現実味がない、なんて感じなんでしょうね。
宮田陽・昇
漫才。新婚旅行のネタまでですね。巨人、大鵬、あとなんて言ってボケていたのか忘れてしまいました。さつまいもだっかかなぁ。
夢花
洒落番頭。楽屋まで聞こえる笑い声があまりにも小さかったためか、実際の客席の人数をみてビックリしてました。末廣亭の客は反応が薄い。
圓馬
雑俳。韓国関連のまくらを軽く振って、そのあとさらっと雑俳。セコな客と判断されたか...
北見マキ
奇術。こないだ見たときよりネタは少なめ。それにしても反応薄いよなぁ。
文治
松山鏡。大仰にやってらっしゃいました。声質は明るいのですから、やり方を考えれば明るくいい高座になるような気がしますが。
竹丸
漫談。いつものネタなのでしょう、多分。毎回これだと飽きるでしょうね。
ぴろき
ギタレレ漫談。いつもの感じで。ただ、どうも客席が審査員のような感じだったようですね。やはりかわいそう。ヒヒヒの回数もいつもより多かった気がします。
雀々
代書。パワフル。表情・オノマトペ・仕草などを駆使して、この反応の薄い客相手に爆笑をかっさらってました。むやみやたらに大仰ではなく、やはりちゃんと計算しているような気がします。それぞれが効果的だったと思います。
南なん
写真の仇討。初めて聴きました。サゲがきれい。情けない男はやはり師のニンにあってます。中国の故事は知らないので、初めて聞くとちょっと頭に入ってこないような気はします。厩火事くらいに有名だと大丈夫なのでしょうが。

=== 仲入り ===

雷蔵
蔵前駕籠。父からは下手だと聞いていたのですが、さほどひどくないです。時々正雀師に少し似ているかなというところもありますが、そこまで個性的でもないです。
チャーリーカンパニー
コント。若手があぁ小劇場の劇団にいたんだなぁという感じの人。もうひとりは結構年配で、淡々と。なんでこんなお二人がコンビでやってらっしゃるのか結構謎な気がするのですが。それ以上は興味がわかないので調べてません。
歌春
桃太郎。おそらくいつもやってらっしゃるであろうまくら長めで、そのあといわゆる短い根多という芸協によくあるパターン。まぁ、いいんですけどね。でも毎回聞かされると流石に飽きるだろうなとは思いますが。
小柳枝
蝦蟇の油。小柳枝師の蝦蟇の油での口上はさすが。綺麗。中手はしたくなってしまいますよね。ただそのあとの酔っぱらいは楽しいのかなぁ。グズグズなだけのような気もします。
喜楽・喜乃
太神楽曲芸。やはり持ち時間短めのようでした。
茶楽
明烏。お巫女頭への挨拶に対して「高校球児の選手宣誓のような」というクスグリを入れるなど、基本は時次郎を清純なさわやかな男性として描いています。花魁が時次郎を離さないところではなかなか直球な描写をしてます。この落差が楽しい。

本日の収穫

茶楽師の明烏。雀々師の代書。南なん師の写真の仇討。小柳枝師の蝦蟇の油の口上。

01/24百栄の赤いシリーズ〜赤い広島カープ@神保町・らくごカフェ[rakugo]

客席状況等

  • ほぼ満員。若い人多め。
  • らくごカフェのほかの会でも見かける方がちらほら。
百栄
家見舞。風邪ひいていたらしく、昨日は寝ていたそうです。もう大丈夫とは言っていましたが、いつになく脱力した感じで。個人的にはいい方向への脱力だったのではないかと思います。床屏風出てくるのはほかにあったような気がしたのですが、どなたのだったかなぁ。
百栄
格安自殺ツアー。こんなツアー、実際にありそうな気がする。

=== 仲入り ===

きらり
清水次郎長伝羽黒の勘六。いいところの直前で客席前方から携帯電話が鳴ってしまったのは少々可哀想でしたが、しっかりした口跡。講談は女性でも安心して聴くことができますね。次郎長の子分のひとりの小物感がなかなかいいです。
百栄
加賀の千代。これ良かった。引き続き脱力した感じですが、タイミングがいいのでちゃんと笑えます。三三・一之輔両師は寄席でもかけているようですが、百栄師も寄席でかけてほしいです。

本日の収穫

百栄師の加賀の千代。

01/25池袋演芸場昼の部行ってきた(主任:桂藤兵衛)[rakugo]

客席状況等

  • 最初本当に少なかったのですが、開演時間ぎりぎりで急にどっと来たのでびっくりした。そこそこの入り。
  • まぁ、高齢者多めではあると思いますが。
わさび
紋三郎稲荷。おー、こんなの持っているとは。なかなか良さげ。季節ものではありますが、どんどんかけてほしいです。
窓輝
洒落番頭。窓輝師は久しぶりかも。この間初めて聴いた根多をまた聴くとは思いませんでした。いろいろ入れることができそうな根多ですが、みなさんあまりいじりませんね(*1)
百栄
お血脈。久しぶりに最後まで。みなさん楽しんでらっしゃったようで。それにしても昨日よりも髪がボサボサな気が。
紫文
三味線漫談。いつもの感じで。お客さんうけてました。
圓太郎
浮世床。例の日本の外交官は日本の文化について説明ができないと言う話をたっぷりしたあと、浮世床の本のところ。ただ、真柄のところまでも行かず。
小燕枝
強情灸。久しぶりにまた聴けました。やっぱりいいなぁ。心地いいです。

=== 仲入り ===

蔵之助
猫と電車。以前聞いたものより少し削ってる感じ。変な根多ですよね。
今松
親子酒。大旦那がやっとお酒を飲めると決まったときの嬉しそうな顔が本当にたまりません。
夢葉
奇術。いつもの感じで。
藤兵衛
竹の水仙。談四楼師の抜け雀(確か)のように、こちらも宿屋の主人は婿養子。前半このクスグリがよく効いていました。サゲはバカバカしいですね。にっこり笑いながら二階から階段を転げ落ちてゆく様はいいです。

本日の収穫

藤兵衛師の竹の水仙。小燕枝師の強情灸。

01/28上野鈴本演芸場昼の部行ってきた(主任:入船亭扇遊)[rakugo]

客席状況等

  • いい感じの空き具合。
  • 3列目中央にお子さんが陣取ってましたよ。おそらくひとり。この時点で廓噺は消えたわけで。
  • 良く笑ってくれるので演者の熱演を期待していましたが、むしろやりにくそうな方がちらほら。
  • 都々逸での拍手の感じからは、あまり来ていないお客さんが多めですかね。
遊一
真田小僧。楽しそうです。いいですね。
夢葉
奇術。いつもの感じで。
圓十郎
弥次郎。個人的にこの根多は好きではないのですが、師で聴くとさほどでもないです。ニンにあっているのでしょう。「シシの16匹」を客に先に言われてさすがに苦笑いしていましたが、シゴニジュウで切り返してました。
伯楽
親子酒。たぶんそこそこうけていたと思います。
にゃん子・金魚
漫才。いつもの感じで。金魚さんの頭には鬼の面。小さいマメを仕込んで撒いていました。
一朝
転失気。お子さんがいたからでしょうかね、楽しいお噺を。
喜多八
長短。いいですね。長さんがいいです。しゃべり方が間延びしなくてもスローにみえるのですよ。
小菊
粋曲。いつもの感じで。
扇辰
片棒。お囃子のところは少し短め。リズムも少し早いかも。

=== 仲入り ===

ホームラン
漫才。いつもの感じで。
小ゑん
レプリカント。とり・みきさん作らしいです。青春メチャクチャグラフィティという感じ。
一之輔
浮世床(本)。やはり楽しいですね。
和楽社中
太神楽曲芸。いつもの感じで。和助さん間に入れてナイフを投げるというのはやらなくなってしまったのですかね。残念だなぁ。
扇遊
厩火事。台詞の割合は基本仲人さん。おさきさんのかわいらしさの描写はさほど無い印象。仲人の語りの部分はやはり師に合います。よかったです。

本日の収穫

扇遊師の厩火事。喜多八師の長短。

01/28だんながなんだ@神保町・らくごカフェ行ってきた[rakugo]
談奈
権助提灯。里う馬師に稽古をつけていただいてから、なかなか掛けて無かったとのこと。出来はギリギリアウトというところでしょうか。途中どうなっているのかふっとわからないところがあったり。最後がトントンといくとまだいいのでしょうが、そこまでいかず。
吉幸
時そば。談奈さんからもらった結婚式の司会の仕事のめちゃめちゃぶりから、パワフルな時そば。こんなに押しの強い人でしたっけ。楽しめました。

=== 仲入り ===

談奈
藪入り。おととし紀尾井ホールで聴いて以来。やはりいいですね。

本日の収穫

談奈さんの藪入り。吉幸さんの時そば。

*1: ふとらく兵さんの洒落小町はどんな感じになっているのか聴いてみたくなりました。

先頭に戻る


2013.02.09 (Sat)

2013年03月小学館新刊コミック[book]

いつものところ[shogakukan.co.jp]。今回は個人的には特になし。

2013年03月角川書店新刊コミック[book]

いつものところ[kadokawa.co.jp]。今回は個人的には特になし。

2013年03月集英社新刊コミック[book]

いつものところ[s-manga.net]。今回は個人的には特になし。

02/02池袋演芸場夜の部行ってきた(主任:隅田川馬石)[rakugo]

客席状況等

  • 比較的おとなしめのお客さん。
  • 客層は意外と若めの男性が多いという印象。そうでもなかったですかね。
駒次
ガールトーク。ここのところこれかけているらしいですが、ベタな繰り返しぐらいしか笑うところがないので、結構難しいような気がします。扱っているネタ自体も微妙な気がしますし。
龍玉
一眼国。よかったです。今まであまり感じることはなかったのですが、たまに雲助師の口調にそっくりなところが出てくるのですよ。
ホンキートンク
漫才。いつもの感じ。
歌武蔵
支度部屋外伝。というか漫談ですかね。もう少し根多をやる頻度を上げていただけるとありがたいです。漫談もこれまた面白いのですが。
百栄
バイオレンス・スコ。久しぶりだなぁ。この日の鈴本でもこれ掛けていたようです。「三毛でいいがな」は個人的に好き。後の出番の圓丈師が、あんなにいろいろな長い猫の名前なんて覚えられない、なんて言ってらっしゃいました。それにしても作ったときはもうやらないだろうと言っていたこの根多も、こんなに聴くことになるとは思ってもいませんでした。
マギー隆司
奇術。いつもの感じ。今回は例の色の付いた封筒のネタはばれにくい感じになってました。
圓丈
シンデレラ伝説。手ぬぐいにカンペを貼り付けているのをバラしたあと、昼の部で白鳥師がランゴランゴやったということで今回の根多を。根多に入ると途端に声が大きくなりますね。記憶力以外ではまだまだいけそうです。

=== 仲入り ===

菊志ん
芝居の喧嘩。威勢がいいですね。一朝師でたまにたがやをだすところは、お菊の皿にしてました。
雲助
初天神。以前浅草で聴いた初天神をまた聴くことができました。この出番でも池袋なので凧揚げのところまでいってますよ。
小菊
粋曲。いつもの感じで。
馬石
二番煎じ。まくらは雲助師とほぼ同じ。噺のほうはやはりちょっと違う感じかなぁ。夜の見回り番のやる気のなさとか結構好きです。

本日の収穫

  • 馬石師の二番煎じ。龍玉師の一眼国。雲助師の初天神。菊志ん師の芝居の喧嘩。
02/03上野鈴本演芸場夜の部行ってきた(主任:春風亭百栄)[rakugo]

客席状況等

  • 若い人多め。
  • 個人的には、反応も良くいいお客さんだなと思いつつ。
  • 豆撒きがあるという高揚感からか、後ろのお客さんからは何度か声がかかっていました。
  • 楽屋も何となく高揚感があった模様。
天どん
節分の鬼。「昨日と同じ噺やります。昨日来た人は笑うべきところで笑ってください」「45分になったら頭下げますから、拍手してください」と、いつもの天どん節。確かにサゲがあまりにも弱すぎなのであらかじめ頼んだ理由に思わず納得してしまいました。途中のところは天どんさんらしいつくり。名前変えるんですかね。どうするのでしょう。師匠には相談出来そうにない感じだし。
ストレート松浦
ジャグリング。いつもの感じで。いいですよね。腕あるし人柄も良さそうに見えるし。
柳朝
牛ほめ。いつもの根多ですが、今日はなんだか良かったです。
一之輔
浮世床(本)。高座に上がって座布団の上に座ろうとすると、羽織の紐の根本から、すっと紐が外れる。どうやら呉服店に出さないといけないほどの状態らしいです。本日の顔付けで、一朝一門が並んでいるが天どんだけが邪魔、なんて話を振ると下手から普段着の天どんさんが現れて軽く一之輔師を突き飛ばす場面も。この二人のじゃれ合いが今後寄席の名物になってくれるといいなぁなんて思いつつ。根多のほうは、この間聴いたときよりもクスグリが増えてました。師のこの根多、どんな方向に向かっていくのでしょうか。
ペペ桜井
ギター漫談。いつもの感じですが、例の自分の時には声がかからないというネタのところで「わー」「きゃー」と客席後方の男性から声がかかり、思わず苦笑い。
一朝
芝居の喧嘩。お得意の根多で、やっていること自体はほぼ同じなのでしょうが、お客さんとの距離感からか、若い人たちに優しくお話しをしている感じになっていました。
菊之丞
死ぬなら今。生で聴くのは初めて。お決まりの談志:近日来演が前座に成りたてになり、近日来演には歌丸師。
豆撒き
菊之丞師が終わった後、楽屋の皆さんが出てきて豆撒き。天どんさんもいました。百栄師もいましたよ。一朝師に紹介されると「痛々しいほど豆まくぞ!」と叫びだし、一朝師からつっこまれていました。撒いた後は文左衛門師が「まいた豆全部返せ!もう一度やるぞ!」なんて言い出して、やはり一朝師から軽くつっこまれていました。やりたい放題の一門です。

=== 仲入り ===

ホームラン
漫才。いつもの感じで。羅臼へ伯楽師・アサダ二世先生と行ったとき、アサダ二世先生が「アサダニさん」と紹介され、みんなで爆笑していたとのこと。
文左衛門
千早ふる。いつも以上にクスグリ多め。お客さんの反応も非常に良い。「続きはWebで」にするのかと思ったら、主任の百栄師に振っていました。
アサダ二世
奇術。短いのを2つほどと漫談。ホームランさんの話を受け、客席後方と前から「アサダニさん」の声が。
百栄
露出さん。CDで買ったので音源では聴いているのですが、生で聴くのは初めて。こんなに面白いとは。「先々の時計になれや(以下自粛)」は、聴いているはずなのですが、不意打ちで笑ってしまいました。お客さんも暖かくていいななんて思いつつ聴いていると、ふと露出さんと地元住民との関係が、百栄師と本日のお客さんとの関係にふと重なってしまったのですよ(*1)。あ、まくらの前に「とは」の訳を無理矢理。「とはとはとはとは、トワ・エ・モア」とか言いだし、「或る日突然」を一番まで歌ってました。

本日の収穫

百栄師の露出さんと本日のお客さんの雰囲気。一朝師の芝居の喧嘩。文左衛門師の千早ふる。柳朝師の牛ほめ。

*1: フォローするとかえってヘマしそうなので、あえてこの後何も言いません。

先頭に戻る