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更新日: 2014/05/26

2010年 09月 前半


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2010.09.02 (Thu)

2010年10月小学館新刊コミック[book]

いつものところ[shogakukan.co.jp]。今回は個人的には特になし。

2010年10月角川書店新刊コミック[book]

いつものところ[kadokawa.co.jp]。以下購入予定。

10/26
ことぶきつかさ機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-』1巻 角川書店

ずいぶん前に連載再開されたと聞いてはいたのですが、やっと単行本で読めます。

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2010.09.06 (Mon)

09/04談幸精選噺@日暮里サニーホール行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 客層は高齢者プラス談幸と同じ年齢くらいの人が多い感じ。贔屓の方々が多いのでしょう。そんな中なのでひょいと入ったワシとしてはかなりawayな感じ。
  • 受付に吉幸さんいらっしゃいました。
  • 客席は50少しぐらいでしょうか。だいたい埋まっていたようです。
  • 出囃子が生演奏だと思います。たぶん。
談幸
今戸の狐。珍品のようです。コツのサイや博打の「きつね」等々を仕込まなければならないことが余りにも多すぎて、誰も手を出さないのでしょう。それがわかると、きれいにはまるのですが。
談幸
お若伊の助。談幸の演る頭領がたまらなくおかしい。他にも、雨が降った後庭に桜の花びらが散っている場面や、最後の火縄銃を構える場面などなかなか見せ場が多い。個人的には一番引き込まれた噺でした。
談幸
ねずみ。先代柳朝から教わった根多だそうで。甚五郎とねずみやの親子との掛け合いがテンポ良く楽しめました。

後援会の方々が多い会だからなのか、まくらや地のところでの談幸はとてもリラックスしている感じ。そしてよく話が脱線する。いろいろな談幸を見せていただきました。

09/05浅草演芸ホール昼の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 並んでいるところで、観光客とおぼしき人を乗せた人力車が演芸ホールの案内をしていた。あぁ、ここはやはり観光名所なのですね。
  • バスツアーのお客さんもなだれ込んでいます。さすが観光名所です。
  • 池袋の次ぐらいに狭いところですね。場内は全体的に赤く、なんだか疲れてしまう。
  • 出演表をみる人たち。やはり基準は「テレビにでているかどうか」のようです。
駒次
味噌豆。まくらがいかにもこの出番らしい内容。定席ではこんな感じでやっているのでしょう。ただ、動きはいつもの通りのあの独特の駒次の動きです。
白馬
酔っ払い。「食べちゃった」が2回あってから「いただきました」に変わる。まぁ、どうでもいいんですが。声はなかなかいいですね。
緑君
真田小僧。立前座として高座にあがっていたときにはどうもおどおどしていた感じで心配だったが、今日は立派に勤めていました。旦那もかみさんもそこそこニンに合っている感じがしました。長屋ものどんどんやってほしいです。
さん吉
浅草演芸ホールおよびその周辺案内。久しぶりにこの人みましたが、いつもこんな感じなのでしょう。
はん治
ぼやき酒屋。実ははん治では初めて。よかったです。歌武蔵とはまた違うものに聞こえます。客席からは「かわいらしい」の声もありました。
川柳
歌は世に連れ。確かに歌声はいいんですが、ガーコンじゃないと歌う曲数が少ないですね。
三平
漫談。意図的に先代に似せようとしているのでしょう。芸能人と会ったりいろいろして、根多を拾っているようです。そこそこうけていました。先代と違って舌足らずな訳ではないし、声だって悪くないので、古典やってもいいのではないかと思うのですが。
白鳥
おばさん部隊。客層見て決めましたね。とてもマンガチックな根多。顎の下の肉がいい加減目立ってきました。
馬の助
権兵衛狸と百面相。権兵衛狸が長めでした。先代馬風の音源を聴いたことがあるのですが、それとはずいぶん印象が違います。
圓蔵
道具屋。最初猫と金魚を掛けようとしたのですがやはりやめてました。ただ、根多帳を見ずに高座に上がってしまったらしく、根多帳を高座まで持ってこさせて確認して道具屋に入りました。
志ん五
長短。病気との噂を聞いていたのですが、釈台に掴まり長短のサゲのところのみ。サゲをやったらすぐまた緞帳が下りていました。顔色もあまりよくなかったです。1年経たないうちにあまりにも変わってしまったのでショックでした。ただ、気力は充分のようで、しばしば釈台から身を乗り出して演っていました。それだけが救いです。
志ん馬
子ほめ。やっぱり真打の子ほめはうまいです。
小満ん
馬のす。小満ん師匠で聴けるとは。でもこの根多やるということは、観客がセコということなのでしょうか。確かに、客席の後ろの方は特に落語を聞き慣れていない方々らしく、「そこでウケるの?」というところで笑っていらっしゃいました。
伯楽
たがや。侍が抜刀するところの「抜けば玉散る氷の刃」がすっと出てこなかったですが、堪能しました。たぶん今年最後のたがやになると思います。

本日の収穫

はん治。小満ん。伯楽のたがや。緑君。三平。

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2010.09.07 (Tue)

林家彦いち『楽写』感想[book]
林家彦いち楽写』小学館
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落語ファン倶楽部で喬太郎が書評を書いていたので買ってみました。写真がいいです。落語ファンにはおすすめ。

エッセイもおもしろいです。個人的には毎年呼ばれている桜の樹の下での落語会の話はおもしろかった。会場設営って素人には結構難しいのよね。

写真もなかなかおもしろい。構えている写真としては圓丈の「雨漏り注意!」がよかった。喬太郎の悪ぶっている顔もいい。

そーゆー芸人らしい写真もいいのですが、むしろ楽屋での何気ない芸人の表情のほうが魅力的でした。特に圓蔵師匠のにこやかな顔、そして鋭い目をした表情が印象的。また高座を聴きたくなってしまいました。

そのほか。

  • 三味線もギターケースみたいなケースに入れるんですね。ネックのところがギターよりも大きめになっているのが違う点かな。
  • こぶ平の笑顔のVサインは今となってはすっかり見なくなってしまった。今はすっかり正蔵を演じてますよね。
  • 一朝師匠が今より少し太っているように見えます。
  • 四代目三木助が先代の日記を読んでいる写真があった。どんな気持ちで読んでいたのだろう。
  • 朝之助(現:六代目柳朝)が若い。
  • 小菊さんがハムスターを飼育されているなんて。イメージにぴったりです。
  • 右朝師匠の追善落語会の楽屋写真も。
  • 想像していたよりみなさん舞台袖で聴いているんですね。
  • 馬風師匠の「なおお手洗いに入れ歯を…」は笑った。今度の真打披露では誰がどんな和ませ方をするのだろうか。
  • カメラに向かってピースするする高田先生の表情に「目から鼻に抜ける子」の片鱗が伺えて楽しい。
高校球児ザワさん5巻感想[book]
三島衛里子高校球児ザワさん』5巻 小学館 BIG SPIRITS COMICS SPECIAL
bk1 / amazon

今回は多少野球部以外からの視点のものもありますね。

【ザワさんに恋愛フラグか?】

「自分は好意を持たれる人間」というフリがあって、バスケ部のかっこいい男と「お友達」にさせてかなり期待させています。が、結局めんどくさくて続かないというお決まりのパターン。

【リップクリームを塗る兄】

顔の詳細は忘れていたのですが、この王子睫が長いんですね。

【今回の楠本くんの母】

今回も思春期の男子の心情を逆なでするような行動にでています。

ワンパターン化しています。いい意味で。

さよならフットボール1巻感想[book]
新川直司さよならフットボール』1巻 講談社 コミックKCデラックス
bk1 / amazon

サッカー好きな人たちとしては、やはり他国のナショナルチームに比べてフィジカル面で弱い日本人を彼女に対して投影してしまうのでしょう。個人的には、女子が迎える男子との壁というところに関心が向かいます。彼女が「運動神経抜群の子供」から今のフィジカル面を受け入れていくまでの成長物語なのだと、ワシは思うわけで。別におしとやかになれとか、そーゆーのでなく(と思うが...)。

となると、幼なじみとの対決の結果を彼女はどう受け止めるのか、2巻でどのように終わっているのか、この点が重要ではないかと思います。というわけで2巻待ちです。

東京かわら版9月号[rakugo]

今月も少な目かな。

演芸的瞬間

中学生のときの花緑の写真が。中学生らしい横顔。

築コレ

今月は彦丸。以前ちょっとだけ聴いていて、端正な語り口だった記憶があります。またちゃんと聴きたいです。

ホリイの落語狂時代

落語協会のPRビデオを地方の主催者が見て、まじめにやっているかどうかが印象の基準だという話はウケた。

今度は演った場所で統計を取ってほしいです。2回以下には地方での落語会とか、プーク人形劇場がでてくると予想。

今月のオフショット

圓丈師匠の紙芝居高座。グリコ少年の人らしく、昔の郷愁を大事にする人だ。

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2010.09.12 (Sun)

09/12 416回浦和市民寄席行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 喬太郎師のおかげで何時に行けばいいのか時間が読めません。
  • 昔、喬太郎・扇辰のときには本当に超満員だったらしいです。大変なことになりそうな予感。
  • なんて心配しながら、市民文化センター1階のVELOCEで何とかつないでいました。
  • 入ってみるとやはり大勢のお客さん。しまいには下手側のカーテンを全部開けて、壁全面の鏡が出る状態にして、そのスペースに椅子をいれる(*1)ような状態。こんなに人入れて、消防法的には大丈夫なのか?
  • そして、この鏡が各演者に与える影響が大きかったのです。
駒次
バッハの肖像。大熱演。動画で見るのとは印象が全く違います。ところが、トイレで夜の鏡にビックリした直後「落語演っている自分を鏡で見るのは初めて」と言い出す。演っている最中に下手側の鏡に気づいてしまったのです。やはりその後のテンションはすーっと下がっていました。gdgdにならなかったのはさすがではあります。良かったですよ。これで次回も間を置くことなく浦和のお仕事がとれるといいですね。まくらは前回来たときと同様事業仕分け浦和編。
天どん
巣鴨の噂。天どんらしく最後は心温まる話だし、ちゃんとついて行ける根多ではあるんですよね。ちょっとくすぐりが少なめのような気もしました。ワシとしては天どんを堪能できて良かったです。天どんの主張としては「今日は喬太郎アニさんの会じゃないですよ」とのこと。ホームグラウンドの会では、ずっと余裕のある客入りなのが悔しいのでしょう。ワシはあのぬるい感じの方がむしろ好きです。というと天どんさんに怒られそうだな。わはは。
喬太郎
ハンバーグができるまで。初めて聴きました。笑ったのは最初の肉屋に買い物に来たところだけ。後半もっとひどい展開を想像していた(*2)のですが、あれはあれで厳しい結末。でも個人的には大好き。最後のにんじんを飲み込むシーンは非常に印象的。やっといい意味で後に残る高座に出会うことができました。鏡については、主人公の男性がそれぞれのお店から出た後、店員同士で話をする場面があって、その際は鏡と向き合う格好になってしまってやりにくそうでした。まくらは喫煙者として肩身の狭い思いをしているという話。

仲入り

  • 仲入りでは恒例らしい抽選会。入場時に配られたプログラムには番号が打ってあり、番号があたると景品がもらえる。
  • 司会は駒次と天どん。駒次が朗らかにボケ、天どんが突っ込むというパターン。双方ともニンにあっています。
  • 近いうちにふたり会やるらしいのですが、都合がつかず行けません。またの機会ですな。

その他

  • この面子なら、正直新作シバリしなくて良かったと思います。駒次は新作でもいいとして(*3)、天どんの古典改作とか、喬太郎のみっちり古典とかのほうが良かったのではないでしょうかね。
  • 喬太郎の持ち時間が40分だったそうで。新作40分なんてないし。むしろ40分あるならみっちり古典演りたいだろうよ。ワシもへっつい幽霊とか、文七元結とか聴きたかったですよ。
  • でも喬太郎のハンバーグができるまでを聴けたので結果オーライです。てへ。
  • 次回は扇橋師匠だそうです。浦和までお越しくださるとは。客の方が扇橋師匠の家まで行った方が良くないですか?かえって迷惑ですかああそうですか。

本日の収穫

喬太郎のハンバーグができるまで。

*1: 現場にいない人には非常に説明しづらいのですが、カーテンと鏡の間は椅子一つが入る位のスペースがあるのです。カーテンを開けてそこに椅子を入れてしまおうということです。会場はバレエのレッスンにも使われている模様。
*2: 元の奥さんが心中を持ちかけるとか。
*3: 明烏も聴いてみたかった。

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2010.09.14 (Tue)

2010年11月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[kodansha.jp]。金田一蓮十郎のライアー×ライアー1巻がちょっと気になる。

09/11池袋演芸場夜の部行ってきた[rakugo]
喬の字
強情灸。ちょいちょい最近の根多をいれつつ熱演。この根多って意外といろいろくすぐり入れやすいんですかね。
喬四郎
稲葉さんの大冒険。客をどこへ連れて行くのか不安になってしまう。圓丈師匠は自らこの根多を「よくできている。けど笑いは少ない」と評していますが、ちょっと無茶すぎ。稲葉さんがあまりにも人がよすぎます。そう思わせないように工夫が必要な根多なのかも知れませんが。
小んぶ
初天神。祝・二つ目昇進。前座時代に聴いた覚えがないのでたぶん初めて。大柄、がっちりした体格でこの世代にはあまり見られないキャラクターを持っています。初天神では父親役がニンに合ってました。機会があったらまた聴いてみたいです。
藤兵衛
鷺取り。ただ、鷺を捕まえて空を飛ぶところまでいかず、キリのいいところで「冗談言っちゃぁいけねぇ」でサゲ。個人的には好きなんですが、お客さんが落ち着かない感じでした。あの噺は空を飛ぶところからがばかばかしくなるのでね。
権太楼
厩火事。髪結いのおかみさんのマシンガントークやらふくれっ面など、彼女の可愛さに注目が行くのでしょうが、ワシは仲人をした旦那の「別れなさい」という場面、あそこのテンションの押し引きが非常にすばらしかった。代書屋で爆笑させてもらっているのですが、こう行った場面でもいいことがわかって収穫でした。師匠は爆笑よりもこう行ったシリアスな場面の方が持ち味を発揮できるのではと思ったほどです。
左龍
羽織の遊び。初めて聴きました。いつもの若旦那がとっちめられていないので消化不良気味になるのですが、やはり本来はこの続きがあるらしいですね。そりゃそうだ。この人のやる若旦那もなかなかイヤなかんんじでよろしいです(どっちだよ)。若い衆の寄り合い風景もいいですね。
一朝
芝居の喧嘩。鈴本で聴いたときよりお客さんの反応がよかったです。今回も楽しめました。
さん喬
井戸の茶碗。屑屋さんが行ったりきたりする場面はさほどばたばたしていない印象。「またですかぁ」と、比較的落ち着いた、師匠らしい仕上がり。縁組みが決まったときの屑屋に少しせりふを追加して、屑屋のいい人度を数倍上げています。仕事のやりがいって、お金じゃない。どれだけ他人の役に立てたかなのだと思うのです。そしてそれが働く人のモチベーションに影響するんだよ、とワシは勝手に解釈しています。

本日の収穫

権太楼。さん喬。小んぶ。

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