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更新日: 2014/05/26

2009年 09月 後半


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2009.09.16 (Wed)

2009年11月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[kodansha.jp]。今回は個人的には特になし。今月は早いよ!九月連休があるので進行が早いのか?

上野広小路亭行ってきた[rakugo]

うおっ、狭い。客の年齢層が高いぞ。ワシが一番若いかも知れん。

  • 入り口すぐで木戸銭払い、そこで靴を脱いでスリッパを履く。
  • 下足箱は2階
  • 会場は3階
  • 座席は前方半分が座椅子席、後方半分が椅子席。

談慶のblogにネタ帳の映像[ameblo.jp]がある。印象に残ったところを。

談幸
家見舞。この根多は初めて聴いた。
文字助
雷電話。赤めだかでは「師匠お願いだから黙ってて」って場面で出てくることが多かったけど、いいですね。素敵な方です。落語協会でこんな語りのできる人っている?相撲好きなんですか?
志の八
粗忽の釘。この人には粗忽話は向かないのではないかと思ってしまった。というか、個人的にはこの粗忽の釘って話自体ちっとも粗忽話じゃないとか思ってしまいましたよ(*1)。ほかの噺家がやるとまた違うのかもしれませんが。志の輔の影がちらちらしすぎ。二ッ目にあがるのに8年かかったというのも何となくうなずけた。
談四楼
トリ前と言うこともあり、披露宴の司会をしたときの話とか、漫談のみ。そうだった、この順番だとそーゆー役目だった。黒い話を平気でする人だとは知らなかったです。落語聞きたかったです。どこかの落語会に出てないか探しますか。
談慶
らくだ。半次のすごみがよかった。落語にあーゆ人ってあまり出てこないじゃないですか。表情にちらちら談志の影が見え隠れするけど、熱演でした。きっと談慶は談志のすごみが好きなんだろうね。
鈴本夜席行ってきた[rakugo]

引き続き歩いてすぐのところにある鈴本演芸場へ。

うおっ、客少な。話によると、昼席に比べて夜席はあまり人が入らないとか(*2)。高齢者は夜には眠くなってしまうからなのでしょう。まさに今でも高齢者の娯楽でしかないことの証左ですな。広小路亭に比べるとまだ年齢層はそう高くなかったけど。

こっちも憶えてるのだけ。

小ゑん
新作の方なんですか。そっち方面あまり詳しくなくて。どうやら樽の中って噺らしいです。試聴ページ[radio-cafe.co.jp]。根多自体ベタだけど良くできていた(*3)のですが、まくらも良かった。というか鈴本だからなのか、あの反応は。最近は台所にまな板と包丁のない家があるという話。何で食材を切っているかと思ったら料理ばさみで切っているんだとか。「なんでもジョキジョキはさみで切りやがって、おまえは紙切りの林家正楽か」で、お客さんウケるんだよね。皆さん寄席通いすぎ。いや、ワシはたまたま最近東京かわら版に掲載されていた正楽の話を読んでいたので笑えただけですよ、ええ。
文左衛門
天災。けんかっ早い八五郎を空回りすることなく演じることができているし、心学の先生との落差もよくできてて、安心してみることができました。また観てみたいです。この人のらくだも観てみたい。
圓丈
百年目。客は新作落語を期待していたようでしたが、ワシはこれ聴けて良かったです。圓丈師匠は古典やるときめがねを外すらしいのですが、その風貌が何となく圓生を思わせる(*4)のですよ。後で調べてみたら百年目って圓生の十八番だったらしいじゃないですか。間投詞が多かったけど、良かったですよ。ふらっと行った寄席で非常にいいものをみせていただきました。
まくら[rakugo]

広小路亭でも鈴本でも思ったんだけど、根多をつくのは避けてもまくらついちまうのはちっとも避けないんですね。こっちは組閣話と酒井被告話は本当に飽き飽きなんですけど。どうでもいいんですけど。ワイドショーを観ている層と寄席に来る層がともに高齢者ということで重なっているため、芸人はテレビ観てまくらのネタ集めてるんでしょうか。それともテレビが影響力の強いメディアだとまだ思っている(*5)のでしょう。その辺の考えを改めていただけないと、若い人はなかなか寄席に来てくれませんよ。

や、ネットのネタ話せとか、そんなこと言っているのではないですよ。話のうまいラジオパーソナリティーのオープニングなんか、もっとおもしろい話から始めてるよ。彼らの身近なことに対する観察眼をもっと学んでほしいです。そーゆー意味では喬太郎師匠がうまいかな。鯉昇師匠のまくらもうまいですね。

*1: 粗忽ってなんだろうとか、変に考えてしまいました。
*2: でもこの間行った新宿末廣亭は夜席だったよ。
*3: 当初バカ嫁で登場したかと思ったら、途中で普通の嫁になっちまうのはどんなもんよと思ったんですけどね。
*4: もちろんワシは生で圓生を観たこと無いですよ。写真でしか観たことないです。
*5: ってゆーか単に楽屋にテレビが置いてあるだけか。わはは。

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2009.09.17 (Thu)

池袋演芸場に行ってきた[rakugo]

なんつーか、高座のつくりが小学校の時の体育館あるいは講堂を思わせる。末廣亭は古いけどいかにもな感じだったし、鈴本はとてもきれいで噺家が映える高座だったけど、ここはイマイチ。ライトも噺家が少し前にでると顔に影ができてよろしくない。根多をたっぷりやってくれるのはいいんだけど、客席からみるとあまりぱっとしない高座だね。

圓十郎
湯屋番。実は前日の広小路亭でも湯屋番を聴いていたり。広小路亭のやつは、妄想大好きという感じで2回も妄想シーンをやってくれました。好きな人は好きなのかなぁ。個人的には落語じゃなくてもあーゆーのは聞いてて恥ずかしくなる質なのでね。圓十郎は妄想は番台での1回のみ。これは助かった。にこーっと笑う顔はなかなか愛嬌があり、ひょっとすると一部女性にかわいいとか何とかいわれるかもね。こんな若旦那もありじゃないでしょうか。なかなか楽しめました。
はん治
唐獅子牡丹。任侠の世界も高齢化が進むだろうという着眼点がなかなかいいなと思っていたら桂三枝の新作落語なんですね。でもこの枯れた感じは三枝じゃ出ないんじゃなかろうか。
半七
有馬小便?初めて聴いた。というか、有馬温泉って言ってなかったような気がする。珍しい根多を聴かせてもらったという意味で有り難かったけど、個人的に好きな話じゃないからなぁ。ただこの人は温泉が好きなんだそうで、おそらくそれでこの根多をかけているのでしょう。
志ん五
抜け雀。まさかここで聴かせてもらえるとは思っていなかったので、得した気分。
歌武蔵
寝床。これも初めて聴いた根多。のどの調子を調える為に声を出したりしてるんだけど、そのタイミングがいいね。旦那が義太夫やっちゃうところなんてほんと漫画だよ。

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2009.09.28 (Mon)

2009年11月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。以下購入予定。

11/05
田中メカキスよりも早く』6巻 白泉社花とゆめCOMICS
11/19
松月滉幸福喫茶3丁目』15巻 白泉社花とゆめCOMICS

松月滉の幸福喫茶3丁目が完結だそうで。あぁ、とうとう大量に積んだまま完結を迎えてしまった。

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2009.09.30 (Wed)

寄席行って思ったこと
時計がない
携帯電話の電源を切ることになるが、いつも携帯電話を時計代わりにしているので、時間がわからなくなる(*1)。寄席以外でも携帯電話を持ち込めないところとかあるので、鉄道時計買っちまいました。ところがこいつが思っていたより大きかった。こんなんズボンのポケットに入れられないじゃん。というわけで上着のポケットかどこかに入れることになりそう。
誰がどんな根多をやっていたか忘れそうになる
大丈夫だろうと思っていたけど、日が経ってから感想書こうとするとかなり忘れるね。というわけでメモ帳持ってきて書こうかと思ったけど、ポメラ買っちまいました。この新機種発売直前と思われるタイミングで。安いからいいのです。2代目が出るまでの短い期間ですが、せいぜい楽しみます。

ポメラのレポートは気が向いたら。いろいろなところで散々やられているのでわざわざワシが書くこともなかろうて。

*1: 高座聴いてるのに時間気にするのかよという話は当然あるけどさ、合間で時間ぐらいは把握したいことはあるわけで。

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