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更新日: 2014/05/26

2009年 10月 後半


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2009.10.18 (Sun)

2009年12月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[kodansha.jp]。以下購入予定。

12/22
ひぐちアサおおきく振りかぶって』13巻
12/11
末次由紀ちはやふる』7巻

末次由紀の『クーベルチュール』なんてのもあります。全く未見なのでどんな話か知りませんが、洋菓子とか、その辺?とてきとーに予想してみる。

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2009.10.24 (Sat)

2009年12月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。今回は個人的には特になし。

堀井憲一郎「落語論」感想[book]
堀井憲一郎落語論』講談社 現代新書
bk1 / amazon

舞台ものにある程度触れていて、なおかつ少しでも人前に立って芸の一つでもやった経験のある人なら気づく内容ばかりです。と負け惜しみ。ただ、わからない人も多いのではと著者が感じているので書いているのでしょう。たぶん。

ただ、東京かわら版連載の「ホリイの落語狂時代」に出てくるデータはてきとーに計って出しているわけではなく、本人はリズムとかテンポが落語には大事だと思っていて、必要なデータとして出しているというのが理解できました。これはよかった。

ああ、あと、花火大会のテレビ中継ほど無意味なものはないというのは大賛成ですな。実はラジオで花火大会を中継した場合と大して変わらないのではないのか(*1)と思っています。

以下、ちょっと気になったところのみ。

【ポストモダンものを読んでいるような感じ】
意味なんてないとか、記号論風味な論調が並びます。「初めての構造主義」あたりをふまえたような内容です。もちろん数多の現代思想本よりくだけてますけどね。「落語の国からのぞいてみれば」の方が近代との比較(というより別物で比較自体無意味)についてはより色濃い内容になっているかもしれません。
【集団共同幻想遊戯の道具としての落語】
まぁ、たしかに落語聞きながら情景は思い浮かびます。「家見舞」のときの瓶ってこんな感じなのかなとか、「天災」の時に心学の先生のたとえ話の場面さえも思い浮かべてます。その場限りの和というのも大切だとは思う。でも「一対多」の構造じゃないので、「共同」幻想という言い方はちと引っかかるわけで。一対一が観客分ある。それ以上のつながりはないと思うのよね。その辺は作者もわかっていると思うけど。
10/24鈴本夜席行ってきた[rakugo]

本日は雨。前回の菊之丞のときには、前の歩道にずっと並ばせていたけど、今回は雨なのでいったん中に入れて並ばせていました。昼席が早めにはけていたので10分ぐらい早く開場。

並んでいるとき帰っていく昼席の客を眺めていたのだけど、やはり高齢者が多いね。ぽつぽつ若い方も。野郎二人連れとおぼしき人もいたな。夜席はそれよりも若い人多めかな。でも雨ということもあって菊之丞の時より客は少な目。あ、でも仲入り後にいっぱいになってました。

どうやら白酒の代演で正蔵という発表も一時あったらしい。何とか回避できた。危なく遭遇するところだったぜ(*2)。本日は主任以外では一琴に期待。

開演前に女性が東京かわら版読んでいるのを見かけた。気づくとピンクの蛍光ペンを取り出して、口演予定のところにいくつも線を引いていましたよ。引きたくなる気持ちは分かる。ワシはやろうとして思いとどまりましたよ。

そうこうしていたら開演。

市江
たらちね。どの台詞も調子が同じなんだよね。体調悪いときに聴いたら寝てしまうかも。
一琴
真田小僧。期待通りでした。前座さんのやる真田小僧しか聴いたことなかったので、後半の真田三代記の話は初めて聴きました。確かに前半だけやればいいね。他の根多も聴いてみたいです。そうだ、一琴師匠のはてなダイアリー[hatena.ne.jp]読んで思い出したが、最前列の人が缶を落として「カランカランカラーン」「なんか落ちた!」には笑った。写真撮影する人はいるし、同じ客としてなんだか申し訳ないです。
さん生
締め込み。いい話ですな。これもよかった。
藤兵衛
替り目。これも夫婦ものなので噺ついている気もするけどおもしろかったのでいいです。
小袁治
王子の狐。これもおもしろい話だった。通勤の時に京浜東北線から王子稲荷を眺めているので、こーゆー根多は親近感が持てます。
歌る多
宗論。聴きたい根多だったので、ちょっとうれしかったです。しかも熱演でしたよ。どこかで主任の時には聴きに行こうかと思います。
三三
寝床。くすぐりとか前振りとかちりばめる人なんですね。前で宗論やってるから若旦那が教会から帰ってきたことになってるし。何より、高座に上がるときのひょこひょこ歩く様からもう笑いを誘われてしまいます。

色物だとロケット団がウケてたね。いつものネタだったけど。

本日は一琴と歌る多が収穫。次回の目標は、一琴と左龍の区別がつけられるようになること。だめじゃん、ワシ。

*1: 誤差程度ではないかとさえ思っている
*2: 覚悟を決めて聴くのならまだダメージが少ないが。代演で不意打ちはやめていただきたい。

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2009.10.31 (Sat)

2009年12月新刊コミック@太洋社[book]

いつものところ[taiyosha.co.jp]。太洋社も年末進行なのでしょう。今の時点で出ている以外には特になかったです。この後も変更になるかもしれんので、各社のサイトは随時見ておきます。

それ町6巻感想[book]
石黒正数それでも町は廻っている』6巻 少年画報社 YKコミックス
bk1 / amazon

8月頃から落語に触れていて、その影響か何かなのかも知れないのですが、6巻読んだら歩鳥が落語の世界の住人のように思えてきてしまいました。特にフリーマーケットで「あんた何やってるんだい!」「柏餅食べてるんだよ」というやりとりはありそうで笑える。

ふつうの高校生活を描いているとあまりでてこない「一人暮らしでアパートに帰ってきたときのあのどうしようもない暑さ」を紺先輩を通して出してきたり、あるいは弟を登場させて小学校高学年の恋愛みたいなものを出してきたり、いつの間にかバラエティ豊かな内容となっています。ま、収拾つかないともいうけど。

たぶんまだこの作品は続くんだろうなぁ。終わりの時もふつうの回と同じように、そのまま終わっていきそうな予感。歩鳥がこの町をでていくとか、そんな感じかな。勝手な予想ですが。

東京かわら版11月号[rakugo]

今回はリレー形式のコラム「演芸ノ時間」にちょっと目が留まった。寺脇研さんが、自分が見てきた落語家が自分とともに歳をとっていくというのは感慨深いという話を書いている。ワシも寄席の目当てはどちらかというと若手真打ちだったりします。自分と年齢が近いので、なんだか勝手に親近感がわいています。このまま見続けてお互い(*1)どう変わっていくのか楽しみではあります。そーゆー意味でも、自分と同年代のおもしろい人をできるだけたくさん見つけて(*2)いきたいです。

serial expariments lain Blu-rayリリースされるそうで

プロデューサーの制作日記[geneon-ent.co.jp]。ワシがBlu-rayのドライブを買うタイミングとしては、おそらく『エースをねらえ ファイナルステージ』がBD化されたときだと思っていたのですが、もうすこし早まりそうです。でも制作難航してそうだなぁ。気長に待ちます。

*1: おそらく向こうはこちらの経年劣化については細かいところまでは気づかないでしょう。せいぜい自分のファンの年齢層があがったなぁ、とか。
*2: や、別にワシが発掘するとかそーゆーことではなく。

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