更新日: 2014/05/26
この日のトリが権太楼ということで、急遽行ってきました。あとは、圓太郎を聴いてみるのが目的。
やはり土日とは違いますな。高齢者が多いです。平日昼間なんてこんなもんなのでしょう。池袋行って小三治聴いてくるという選択肢もあったのですが、あちらは番組が良すぎ。平日とはいえあの狭い池袋ですから、客がごった返していると予測。というわけで鈴本行きました。こっちだって番組悪くないのよ。
でも、大根の煮物のような匂いが漂っていたりしてコンディションはあまり良くないかも。携帯電話も鳴るかもなぁ。その辺は覚悟しながら開演を待ちます。
【その他】
【本日の前座さん】
今回のお二人はよかったです。正直このレベルの前座は落語協会にはなかなか見あたらないのでは。
今度は左談次がトリのときに来てみようかな。
東京かわら版の編集部デジカメ日誌[tokyo-kawaraban.net]にあったので、買ってきた。
あーなんかある方向に誘導しながら話聞いてるなという感じはするんですよね。記事になったり本になる対談なんて多かれ少なかれそんなもんです。ただ、文左衛門と白酒のこれだけ長い対談は読んだことないので、その点は貴重。お二人とも落語ファン倶楽部にはなかなか出ないですよね。あっちは高田文夫の人脈で作っているところがあるみたいなので仕方ないのかなとか思ってみたり。
今ざーっと読んでます。「何ですと!」は小林まことの『1・2の三四郎』が元ネタらしい。てっきり鉄腕Dashか何かに出ていたアヒルが元ネタなのかと思っていた。喬太郎とか市馬とか、意外と重かったりしますね。
広瀬さんが去年からモーニングでコラムを連載しているのですが(*1)、そこの挿絵を勝田文が描いています。やはりこの人は和服とか千代紙とかその辺を素材にして書いていた方がいい気がします。
たぶん上記の仕事をもらったきっかけが、この『しゃべれどもしゃべれども』のコミカライズではないのかなと思ってみたり。
実際読んでみると、以前読んだ足長おじさんよりも出来はいいですね。ペース配分はいいし、コマの割り方も別に変なところはないし。手堅いですね。
あとがき読むと、まだ相変わらず漫画描くことに対して強い執着を持っていないようですが、こんな感じで仕事していくんでしょうね。その割りにはマンガ大賞でいくつか候補に挙がっているんですよ。根強いファンがいるのでしょう。
ひとまずこのコミック読んで映画も観たくなりました。動画なりDVDなりで観てみようかと思います。
当日ふと思いついて行ってしまいました。お二人とも女流だというのを今日知ったくらいです。
前回らくごカフェに行ったときは客席50名だったので、今回の椅子の並びに驚き。こっちのほうが普通なのでしょうか。寝ないように気をつけないとね。
各二席ずつという情報しか伝わっていないため、どんな順番でやっていくのかよくわからないまま開演。
で、開演してみたら上記の通り新作二本、古典二本でした。お二人はアマチュア時代からの知り合いだそうで。普段は芸名でなく本名で呼び合うのだとか。
新作についてはいづれも、白鳥の「女性を弟子にしたい」(*2)という言葉を思い出しながら聴いていました。白鳥の言っていたことが何となくわかりました。恋愛話ばかり作ってしまうといったあたりを始めとして、お二人とも他の人にみてもらうともっとよくなる気がします。別に恋愛話じゃなくてもいいじゃないという意見からまずありそうですよね(*3)。落語の可能性ってそんなもんじゃないと思いますし、志の輔とか聴いているお客さんはそのことをすでに知っていますよ。女流だからこそ古典が自分に合わないところが多くなるのはもう先刻承知だと思います。大変だと思います。でも、だからこそおもしろくなるところってあると思うんですよね。歌る多の宗論なんてまさにそうだと思うんですよ(*4)。
古典はお二人ともなかなか聴かせていただきました。多分腕自体は標準レベルのものを持っている(*5)と思うんですよね。二ツ目貧乏を乗り越えて、がんばってくださいね。