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更新日: 2014/05/26

2010年 05月 後半


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2010.05.16 (Sun)

05/15池袋演芸場行ってきた[rakugo]

入場まで

  • 小里ん師匠、主任の時には是非聴きたいなと思っていたので、楽しみにしていました。
  • 浅い出番の文左衛門が本日は夜席には出ないということなので、そこはちょっと残念。ただ、池袋5月下席に聴くことになるであろう甚語楼をちょっと聴けるのでよろしいかと。
  • 文左衛門は昼席の仲入り後に演るらしいので、本日はちょっと早めに来て聴いていくことに。
  • あと、広瀬さんが肩入れする志ん輔も楽しみ。
  • 昼席はほぼ満員でした。立ち見もちらほら。夜はだんだん少なくなる感じ。
しん平
不明。地獄八景か?お血脈かなと思っていたら、こっちいきましたね。この後映画撮影に入るとか。また怪獣映画かなと思ったら、落語の映画撮るそうですよ。
文左衛門
のめる。また宿酔風情で登場。しかしながら、八っつあんの無邪気に喜ぶ様が非常によかった。これもいいなぁ。確かにこんな軽い噺で楽しませてくれるんだもんなぁ。すごいや。「その癖やめた方がいいなぁ」を聴くことができたのも嬉しかったです。谷川名人をいれてみたがそれよりも加藤一二三のほうがいいと、後の出番の川柳にアドバイスを受けた模様です。是非あの長いネクタイを根多に入れ込んでほしいところです。
川柳
ガーコン。これ以外がかかるかも、ひょっとしたらジャズ息子とかだったらめちゃめちゃラッキーだなとか思っていたのですが、鉄板のほうでした。これでも十分ですからね。客の反応が薄いと少しぼやきつつ。でもいつもやっているような気もするので気にしないことに。ジャズのスキャットでは各楽器を微妙に演じ分けていてすごかったです。

(ここまで昼席)

小権太
たらちね。思っていたよりよかったですよ。八っつあんが反応するまで一拍おくやりかたをしていました。
甚語楼
猫と金魚。初代権太楼の十八番ということで、師匠からも教わっているんでしょうね。個人的にはどこがおもしろいのかよくわからん根多なのでニントモカントモ。そこそこ受けていたみたですけどね。
小燕枝
長短。長さんがちっとも与太じゃないところがいいですね。
さん福
五目講釈。鮫講釈にちょっと似たような感じ。もっと声の通る人がやると、いい感じになっただろうなとは思いました。落語の世界の若旦那はいろんな職業になりますね。
圓丈
強情灸。この人らしく、入れごと多め。そして熱演でした。生き生きしていてよかったです。
扇里
持参金。二ッ目ですがこの出番ということは、期待されているということですよね。悪くはないと思います。高座でこの根多聴けたのも良かったです。テンションが余り上がらず二ッ目10年選手としてはちょっと物足りない気はしますが、精進していただければ。
志ん輔
七段目。この根多寄席で初めて聴きました(*1)。ちょっと嬉しかったです。この根多、難しいですよね、きっと。表情に工夫がしてあって、なかなか楽しめました。
小里ん
試し酒。少々お疲れのような気もしないでもなかったですが、良かったです。文左衛門で聴いたときにはあまり好きになれない噺だったのですが、小里んが演る久蔵は魅力的でした。杯をあける場面は緊張感があったし。もちろんべろんんべろんに酔っていく過程も楽しめました。結構なものを聴かせていただきました。

池袋夜席

  • ひょっとして池袋の夜席ずっといたのは初めてかも知れないです。いい雰囲気ですね。芸人のテンションが少々イマイチでしたが、鈴本の昼席よりずっと雰囲気はいいです。紫文が「池袋にしてはいい雰囲気」と言っていたのでひょっとしたら今回が特別なのかも知れませんが。
  • 仲入り後の扇里と志ん輔は、軽い噺でごまかさずしっかりと高座をつとめてくれました。これは嬉しかった。志ん輔はあれが「さらっと」だったら、それはそれで恐ろしいです。
  • 全体的に、今日は来て良かったです。文左衛門を間近に聴きたかったけど、まぁそれはしょうがないやね。
本日の収穫
小里んをたっぷり。圓丈。志ん輔。昼席は文左衛門。
*1: 音源では圓彌のを聴きました。

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2010.05.20 (Thu)

2010年07月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[kodansha.jp]。今回は個人的には特になし。

密かに中川翔子物語の絵がどうなっているのかを期待しているのですが、7月になったらそんなこと忘れているような気もします。

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2010.05.24 (Mon)

05/23池袋演芸場昼席行ってきた[rakugo]

開演まで

  • この芝居は若手ばかりですね(*1)。意図的なのかどうかまではわからないですが。
  • 雨にしては入っているほうのような気がします。若い人もぱらぱら入っていますが、高齢者に近い人たちの方が多い感じです。
  • 4人組のおばちゃんたちが看板に書いてある「百栄」の名前を人差し指でぎゅーっと押していました。そんなに押さなくても。お目当てなのでしょうが、本日は来ません。ワシも百栄聴けないのは残念です。
  • 文雀も聴けるかなと思っていましたが、本日来ません。また次の機会ですか。
  • というわけで、本日は仲入り後に非常に期待しています。代演の人たちが良かったら、本日は儲けという感じで。
志ん八
熊の皮。甚兵衛さんがニンにあってますね。
志ん丸
孝行糖。甚兵衛の次は与太。明るくていい噺ですね。ぐるぐる回るところは普通におもしろいです。もっと寄席で掛かってもいい根多かなと思いました。
丈二
極道のバイト達。以前古典を聴いたときは、根多に入った途端落ち着いた口調になっていたのですが、新作だとそうはならないみたいです。おそらく古典は誰かのをそのまま憶えているだけなのでしょう。無理矢理面接官を押しつけられた関西弁の兄貴分が乗り気でなくどうなるのかと思っていたのですが、女子高生がいい感じに持っていってくれてました。面接される方からどんどん質問していくとかあまりないんですけどね。おもしろかったからいいや。兄貴分からトンチンカンな質問をして笑いを取るという方法もアリなような気もするけど、あまりいいアイディアが出なかったのでしょう。多分。
久蔵
浮世床。将棋と太閤記を読むところ。顔芸がちょっと多めかも。浮世床は使い勝手いいですね。
甚語楼
粗忽の釘。特に入れごとはなくオーソドックスですが、聴かせてくれました。こちらも夫婦の馴れ初めがありましたが、洗いっこではなく後ろからくすぐるという話。これいろいろあるんですね。
圓十郎
禁酒番屋。以前鈴本で聴いたときより滑舌が少々よろしくなかったです。でも番屋の役人の酔っていく様は良かったです。
馬石
金明竹。さらっと、という感じでしょうか。や、言い立ては大変なんでしょうけどね。
白酒
船徳。場内爆笑。客乗せているときに若旦那がぼそっと「俺向いてないのかな」と言ってみたり(*2)、黄色い声で声援されたり(*3)と、入れごとが効いていました。これをあの朗々とした声でやってくれるんですよ。こんないい根多聴かされたら、独演会行かなきゃいけなくなっちゃうじゃないですか(*4)

その他

  • 途中でポメラ固まった。ちょっと焦りましたが、仕方なく演目メモするのやめました。こんな非常事態に備えて、今後は2台持っていこうか?一旦ボタン電池とeneroopを抜いて起動したら戻りました。
本日の収穫
白酒。新作落語をやる丈二。
*1: 池袋の下席ではたまにあるらしいです。
*2: 床屋が後頭部の散髪をしながら「あっ!...何でもないです」と言ったりするのと同じくらい嫌ですよね。
*3: もちろん船宿のほうで仕込んでおいたのでしょう。すばらしい。
*4: この頃完売が多いみたいで、ちょっと困っています。

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2010.05.26 (Wed)

2010年07月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。今回は以下を購入予定。

07/05
緑川ゆき夏目友人帳』10巻 白泉社花とゆめコミックス

また積み上がってゆく緑川ゆき。去年の夏以来、緑川ゆきの積ん読くずしに挑めていない模様。困ったものだ。

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2010.05.29 (Sat)

「今週この落語家を聴け!」連載終了[rakugo]

モーニング掲載の広瀬和生さんの「今週この落語家を聴け!」[morningmanga.com]ですが、ちょっと前に連載終了したそうで。毎週立ち読みしていたのですが、なにやら無理してスペース埋めていた感じでした。しかも既出の著書と内容が少々かぶってたりしましたね。ま、こんなもんでしょう。

で、この連載を本にするとか。正直「これ本にまとめるのかなぁ」と思いながら立ち読みしてたのですが、そうですか。本にしちゃいますか。連載の最初の方は読んでいないので、一応買ってしまうような気はしますが。

東京かわら版6月号[rakugo]

今月号も感じたことがあったので、書いておきます。毎月になりそうな予感。

今月のインタビュー

春風亭百栄。この人のインタビューの類を読むのは初めて。古典がうまくなりたいと、この人なりに苦悩しているみたいですね。一之輔みたいにやれるのがいいと、ぽんとでてくるところは、ほほうと思ってしまいました。確かにあの人は鈴ヶ森で「トランプの王様みたいな髭」と、いい感じで古典にくすぐり入れてますからね。新作・改作やるのもすべて古典がうまくなるにはどうしたらいいのかということからやっているとか。これを読むと、鈴本で主任の時、鮑のしを熱演していたことにも合点がいきます。あー、またこの人の古典聴きたいなぁ。

今月のお言葉

今月は春風亭一朝。ワシも何度か聴いてファンになってしまいました。「イッチョウケンメイ」やったらやったでスルーするし、やらなきゃやらないで芸惜しみとか言われるし。客もわがままです。CDやDVDがもっとでてくれると、雲助やさん喬らに並ぶくらいにメジャーな師匠になるんじゃないでしょうか。あー、師匠の天災とか蛙茶番とか聴きたいなぁ。祇園祭りも生で聴いてみたいし。

ホリイの落語狂時代

今月は寄席でよく掛かる根多のデータ。ガーコン20ってのには笑った。寄席ということであればすべて川柳師匠なんでしょう(*1)

*1: わか馬や右朝もやったことがありますからね。

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2010.05.31 (Mon)

05/30さいたま落語亭その9@さいたま市民文化センターに行ってきた[rakugo]

池袋か浦和か

  • 前々から2週にわたって池袋にしようかと思っていたのですが、本日白酒は休演ということで。
  • 代演は花緑なのでいいんですが、本日も百栄がいないのでどうしようかなと。
  • というわけで、地元でやるし、天どんと駒次ならめちゃくちゃ並ぶとか無いだろうと高をくくりつつ浦和に行くことに。

会場どこ?

  • 地元の人間としては、この会場の名前は紛らわしいのです。最初みたとき南浦和にあるさいたま市文化センター[saitama-culture.jp](の中にある小さなホールか会議室みたいなところ)かと思ってしまいました。東京かわら版にある通り、本当に最寄り駅は浦和なんですね。
  • 地図でみたら県立浦和図書館とか埼玉会館とか、高校のときに来たところ(*1)のすぐそばなんですね。
  • 実際に行ってみると、思わぬところにベローチェ[chatnoir-jp.com]発見。なんだこのわかりにくさは。しかももう少し駅に近いベローチェの方が狭い(と思う)。

開演まで

  • どうも地元にゆかりのある二つ目を呼んで、応援しましょうという趣旨らしい。天どんは確か東久留米かどこか出身なので関係ないじゃんと思っていたのですが、埼玉大学出身でしたな。天どん呼ぶならぬう生の方がまさに地元じゃないかという気もするのですが。
  • たぶんそれぞれ新作1席、古典1席という感じでしょうか。駒次は戦国鉄道絵巻を掛けてくるのでしょうか。
  • 東京以外の落語会に行くのは初めてなんですよね。不安です。ノリが決定的に違うんだろうなぁ。ま、その辺は仕方ないですけどね。芸人もそーゆーところでやってるんだから。と、客のワシがごちゃごちゃ考えても仕方ないのですが。
  • こーゆー地方の落語会ってらくごカフェと違って、高齢者多いんだろうなぁと思っていたら、やはりそんな感じ。ちらほらと若い女性もおりました。天どんのファンですか?
  • 会場は小さい体育館のようなところに椅子を出しているという感じ。即席高座をあつらえて、楽屋は後ろ。エレベーターと会場の間にある部屋。ということで、噺家が高座に上がるときは、草履を履いて後ろからやって来ます。うーん、やっぱり後ろからではなく舞台袖を作ったほうがいいような気はしますよ。
  • 開演までのテンションが異様に低い。寝ている人がちらほら。でも、始まるとそこそこ反応はいいですね。これだったらまた来てもいいかな。
  • 客入れのときにお囃子のCD流していました。芝居だと薄く音楽を流しますが、寄席では何にも流さないですよね。たぶん流さなくてもいいような気が。
駒次
お見立て。よっ古今亭!という感じですな(意味不明)。喜瀬川の芝居が花魁なのか長屋に住んでるおかみさんなのかちょっと怪しい感じでしたが、喜助はなかなかニンに合っていました。まくらでは、この市民文化センターは思い出の場所だという話。この会場の出口で志ん駒師匠を出待ちして、入門させてくれと頼んだらしいです。この後で天どんが大師匠が志ん朝なのに新作やっているというのも珍しいですね(*2)、なんて言っていました。よく考えたらそうですね。
天どん
居残り左平次。根多おろしてから口演2回目なんだそうです。まだ少しものにできていない感じはしました。この噺自体、観客がどーゆーことなんだろうと首を傾げながらという感じで、不思議な雰囲気のまま進んでいくので、難しいですよね。天どん風のアレンジは今後どうなるのか、今後に期待です。
天どん
狸の札。ちょっとgdgdでしたが、こちらの方が天どんらしい味が出ていてよかったです。ぜん馬のたぬきは親方とたぬきのやりとりがほほえましい感じでよかったのですが、天どんはどんどん話自体につっこみを入れていくスタイル。小さん門下の噺家じゃ絶対こんな斜に構えた噺は聴けないですよ。天どんはこんな感じで古典に対して疑問に思っているんでしょうね。こーゆーのもっと聴きたいです。
駒次
公園のひかり号。なんだよ、戦国鉄道絵巻だけじゃなくて、こんないい鉄道新作持ってるんじゃないですか。人情噺ですよ。あのいい声だし、しっかり間をためてるし、非常に良かった。真打になるのが楽しみです。赤坂でやる駒次の独演会行ってみようかと、思わせるような出来でした。
本日の収穫
駒次の公園のひかり号。天どんの狸の札。
TrueRemote

2004年に購入したDynabookをラジオ録音用のマシンにしています。このマシンを棚に置いているので、NotePCの蓋を開けて操作するのが面倒な状況です。

今回のような入力デバイスやディスプレイ等が使えない・そもそも接続していない時には、リモートデスクトップを使うことになるわけですが、このマシンがWindows XP Home Editionなのでリモートデスクトップのサーバー機能が無いようなのです。こうなると、別途ソフトを導入してリモート接続しようということになります。

たまたま見つけたのが、TrueRemote[x-row.net]というソフト。売りはPC画面を送信するとき、高性能な画像圧縮技術を使ってることらしいです。確かにクライアント側は軽いです。しかし、サーバー側が性能の低いマシンなので、接続時にCPU使用率が上がってしまいます。ほかのソフトを同時に使っているとき固まったりしないかとちょっと心配です。

サーバー側のマシンスペックは以下のような感じ。

製品名 dynabook EX1/524CWE
型番 PAEX1524CWE
OSバージョン Microsoft Windows XP 5.1.2600 Service Pack 3
CPU Mobile Intel(R) Celeron(R) CPU 2400MHz
メモリ 1008MB RAM
Video Intel(R) 82852/82855 GM/GME Graphics Controller ver=6.13.10.3514
解像度 1024 x 768 ピクセル
色数 True Color (32 ビット)

あとは、リモートデスクトップと違ってセッションという概念がなさそうな感じがします。ローカルで画面を開いたままで、続きをリモートでもできるというのは便利かもしれないのですが、複数の人が1台のサーバを操作するという用途には向いていないような気がします。

あとは、Windowsキーの制御がどうも怪しい感じがします。ウィンドウ表示の状態でWindowsキーを押すとローカルのWindowsメニューがアクティブになり、その後リモートの中のWindowsメニューがアクティブになります。

とまぁ、細かいところはいろいろ気になりますが、NotePCの蓋を開けないで遠隔操作する便利さは確かにあるので、引き続き使っています。

*1: 県立浦和図書館はいろいろ通いました。埼玉会館は、友人のマンドリンコンサート観に行ったり、自分も落研の助っ人として小ホールの舞台に立ちました。
*2: あとで調べたら、志ん駒は元々は志ん生門下で後に志ん朝門下に移った模様。

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