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更新日: 2014/05/26

2010年 08月 後半


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2010.08.16 (Mon)

08/14 鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 改めて番組見るにつけても贅沢です。
  • 客層としては、いつもは寄席に来てないような方々ばかりのような気がします。なんだかいつもと違う雰囲気です。
  • 演芸場入り口で待っていると、鳥打ち帽をかぶった白酒師匠と思われる人やら、昼席を終えた圓歌師匠やらを見かけました。
我太楼
長短。あぁ、テレビで出ていたのはこの人なんですね。のどの調子が悪いのか元々なのかよくわからないのですが、高いところで声が良く裏返っていました。このサラ口の時点で、会場内にはいつもと違う雰囲気が漂っていました。
扇遊
手紙無筆。扇遊のこの根多は初めてですが、いつも通りです。本当にプレーンに噺を聴かせてくれます。それでなおかつ可笑しいんですよ。声がいいという恵まれたものもあるんでしょうが、それだけじゃないですよね。
左龍
お菊の皿。やはり普段の寄席とちょっと違うものを持ってきてほしかったのですが、やっぱり江戸っ子が楽しいのでいいです。
喬太郎
夫婦に乾杯。まくらはいつもの調子。本日は花火大会があるということで、打ち上げ花火の玉の気持ちになってという話。相変わらずです。さらに、根多のほうも相変わらず。喬太郎ファンの方は楽しまれたでしょう。確かにおもしろい。笑える。けど、この人の噺を聴いていても、何も残らないんですよ。このことがいいのか悪いのかよくわからず、ちょっと悩んでいます。途中まで笑えたけど、夫婦喧嘩のくだりで本当に悪意をぶつけるような芝居をされてしまい、なんだか逆に冷めてしまいました。くすぐりは笑えるんだけどなぁ。なんだろうなぁ、これ。たぶんこの人聴く度に悩むような気がします。調べてみたところ、この根多は昇太作とのこと。全くそんな雰囲気はなかったです。この人はどんな根多でも「喬太郎の噺」にしてしまうのでしょう。それはそれですごいです。たぶん。でも次の瞬間、さん喬師匠の「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉が思い浮かんでしまいます。ま、ファンがいろいろ考えても仕方ないのですが。
白酒
だくだく。これやってくれるとは。お互い「のつもり」でやっているわけだから、当然間抜けな泥棒だっていろいろ出してきてもいいわけですな。ユリ・ゲラーに習った超能力でものを飛ばしたり、煙玉を床に叩きつけてドロンしようとしたり、なかなかやります。おかげでサゲが違うものになるのではないかとドキドキしてしまいましたよ。どこかで談笑と競演してほしいです。
さん喬
鴻池の犬。ストーリーで泣くのかと思っていたら、その前に師匠の表情の演技のすばらしさに感動していました。「えろうすんまへん」の繰り返しが、いかにも上方っぽかったです(*1)
権太楼
居残り左平次。前半2/3くらい舟をこいでしまいました。ワシは居残り左平次を聴くと眠くなる体になってしまったのでしょうか。いろいろ表情を作るというイメージがありそうな人なのですが、基本この人はツッコミの人なのではないかと思っています。今回それが多めな印象。あぁ、そういえばお店の人に置き手紙でアドバイスするというくだりがなかったですね。調子のいい人という描写のみでいいということなんでしょうか。

本日の収穫

さん喬。白酒。

*1: 枝雀師匠は「まことにすまんこってす」でやっているということで、全くそのままということではないらしいですが。

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2010.08.18 (Wed)

2010年10月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[kodansha.jp]。今回は以下購入予定。

10/15
新川直司さよならフットボール』2巻 講談社KCデラックス

最近これの1巻がAmazonのおすすめにあがっていたので買おうかとしていたところ。まとめて読むかな。そのほか、須藤真澄の短編集もあるらしいです。

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2010.08.22 (Sun)

08/21赤坂寄席 古今亭駒次勉強会行ってきた[rakugo]

開演前

  • 客層はどちらかというと高齢者が多め。地域寄席ってこんなもんなのでしょう。
  • 駒次って新作落語、しかも鉄道の新作落語で評判という、特殊なタイプの噺家だと思うのですが、客層が寄席の昼席風味なのにちょっと驚いています。
  • 開演前には会場は人でいっぱい。
  • 若い女性客もちらほら。
駒次
生徒の作文。小林旭『自動車ショー歌』ばりの、地下鉄駅名を織り込んだ恋文が出色。
駒次
黄昏電車。カミカミだったので、おそらく本が出来たのが直前だったのでしょう。余り色気のない、おてんばな受付嬢が駒次のニンにあっています。ハイヒールで運転手の頭小突くとか、痛いよそれ。運転手に話しかけることは法規上引っかかるでしょうが、そんなこと言っちゃ野暮。ほほえましい馴れ初めでした。それにしても、路面電車ってそんなに渋滞に巻き込まれていたんですかね。
市楽
お見立て。こちらは花魁のときの目の使い方がうまい。杢兵衛大尽はちょっと汚すぎかも。ひいふうの仲はウケタ。客層から判断したのか、大須演芸場の話はなかったです。
駒次
宿屋の富。意外と笑えるところ少ないような気がしました。むしろ冒頭の金持ち自慢の法螺の部分が、語っている演者側として気持ちいいのではないかと。ここ以外だと富くじの番号確認のところしか笑わせるところがないのでは?

本日の収穫

駒次の黄昏電車。市楽のお見立て。

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2010.08.25 (Wed)

2010年10月集英社新刊コミック[book]

いつものところ[s-manga.net]。今回は個人的には特になし。陸奥A子は気になるんだけどなぁ。

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2010.08.28 (Sat)

2010年10月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。以下購入予定。

10/05
津田雅美ちょっと江戸まで』4巻 白泉社花とゆめコミックス

白泉社にしてはちと遅いか。

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2010.08.31 (Tue)

08/29上野鈴本昼の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 久しぶりの鈴本昼の部だからそう感じてしまうのか、いつになく高齢者の比率が高いです。何かしでかすのではないかと心配でなりません。
  • 幕が開く前に会場内をフラッシュたいて撮影。さらに舞台前まで来て客席側をフラッシュたいて撮影する始末。これはひどい。
  • でもめげません。何といっても今日の番組はワシ好みですから。
初花
寿限無。「なが〜い名前」をずっとのばして、客席に拍手を要求してました。最前列ですでに二人ほど眠りだしたらやりたくなるでしょう。
若圓歌
漫談。師匠の圓歌を彷彿とさせるような、笑いながら頷きながら聞き入ってしまう漫談でした。
文楽
替り目。ワシのなかではペヤングの小益さんなのです。高座は初めて。この人のダミ声は結構好きです。こちらの替り目の奥さんは、ちょっと険があるような気も。旦那はひたすら飲兵衛。演者としてはこちらに肩入れしているのでしょう。
一朝
湯屋番。何よりもご本人が楽しそうな高座でした。
禽太夫
くしゃみ講釈。客席の反応があまりよろしくなかったのですが、ワシは禽太夫師匠のよく動く様を堪能できて良かったです。のぞきからくりとか、八百屋お七とか、寄席始めてくるような人たちにはちょっと馴染みがなくて、ついて行けなかったのでしょうか?
燕路
締め込み。ひたすら奥さんかわいい。でもこちらのおかみさんはぬかみそをかき混ぜていない無精な方。
文左衛門
手紙無筆。この根多初めて聴く客が多いのか、薄墨判断のところで「手紙裏返しじゃないの?」なんてことを言う声が聞こえましたよ。
喜多八
目黒のさんま。さんまの描写がとても詳細。さすが自称グルメの喜多八師匠です。ワシにとって今年初の目黒のさんまでした。ごちそうさまでした。
はん治
背なで老いてる唐獅子牡丹。鉄板。これがまたよくウケる。いわゆる中手が何度もありました(*1)。お客さん満足されて帰られたようでした。

その他

  • お客さんは初めて寄席に来たような方々ばかりだったようです。客数の割に出の時の拍手が少なすぎでした。

本日の収穫

燕路。はん治。喜多八。若圓歌。

*1: 今日のお客さんは中手をよくする傾向にはありましたが。

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