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更新日: 2014/05/26

2010年 10月 後半


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2010.10.18 (Mon)

10/17立川流広小路寄席行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 前回行ったときは談笑師がいたのでかなり混んでいましたが、今回はそれよりは少なめ。
平林
蝦蟇の油。ブルース聴かされてしまいました。バカバカしくて良かったですが。最初の口上はゆったりと。というか雰囲気がジャパネットたかたでした。これはこれでいいんじゃなかろうかと。以前聴いたときよりも落ち着いていて、うまくなったような気がします。独演会一度覗いてみたいのですが、なかなか日程もあわず。
錦魚
目黒のさんま。この人の声質なら侍ものはあっているかも知れません。
三四楼
新作。いやはや大変なものを聴かされてしまいましたよ。師匠にあたる談四楼師によると三四楼さんは「古典を演る了見なんてこれっぽっちもない」のだそうです。できればモギリやってた長四楼さんのほうが聴きたかったなぁ。
志ら乃
悋気の独楽。前の人が作ってしまった雰囲気を何とか持ち直すために、幼稚園での落語会の話をまくらに。ラジオとかやってるんでしたっけ?なかなか良かったです。噺のほうも良いテンションでした。独楽を回す定吉が印象的。
談四楼
井戸の茶碗。風邪気味で鼻声とのこと。談四楼師の井戸の茶碗は気持ち地噺っぽく構成されていました。屑屋は愛想笑い・モミ手・低姿勢の町人という描写で結構あっさり。お侍さんの間を行ったり来たりという描写もさほどドタバタでもなく。客観的には「物語を語る」というスタンスなのでしょうか。といって淡々としているわけでもなく。表情がうまいし、ひきこまれる。
らく里
転失気と踊り(奴さん)。転失気は前座さんで散々聞かされているのですが、今回は落ち着いて聴いていられました。踊りのほうはなかなか。目線の遣り方を丁寧にすればもっと良くなるかも。
龍志
素人鰻。安心しますね。江戸前の語り口で、なおかつバカバカしい噺。素人鰻って初めて聴いたのですが、普通は鰻屋さんはもと武士という設定なのが普通なのでしょうか?龍志師匠の高座では特にそういった設定はなかったのですが。
キウイ
漫談。真打への道、として家元との話をいろいろ。相変わらず無駄に力はいっているな、なんて思いながら聴いてました。
左談次
短命。終わった後の打ち上げで頭がいっぱい、といいつつまくらたっぷり。志ん朝師を後楽園の近くの立ち食いそば屋で見かけてしまったとか。しかもコロッケ食べていたとか。根多の短命はややエロ成分多め。

その他

  • 代演にはやられたなぁ。せめて吉幸さんがいたら...
  • 志ら乃さんが演っているときに、志ら乃さんの知っている人が客席に入ってきた模様。誰だったのでしょう?根津下町まつりに家元が登場していた[twitter.com]との情報があるので、ひょっとして...いや、考え過ぎかな。
  • 桟敷席に足を思いっきり伸ばしているおっちゃんが。桟敷はさほど混んでいなかったのでいいのですが、前の席の座椅子を思い切り押すとかやめましょうよ。

本日の収穫

談四楼。龍志。左談次。志ら乃。平林。

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2010.10.26 (Tue)

10/23三田落語会夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 開場待ちをするのですが、待っているスペースがほとんどありません。
  • やはり高座から遠い席です。正面だったのがせめてもの救い。席の番号はやはり70番ぐらいまででないと、いい条件で聴くことができないと思います。
さん喬
長短。かつての名人や今の噺家にはいろいろ個性があるという話から、極端な性格の二人の方が気が合うという話へ。短七さんが戸棚の戸を開ける仕草からみんな性格が反映されているんですね。
喜多八
宿屋の仇討ち。東京の寄席ではあまり掛からない話らしいです。でも分かりやすいし、現在でも修学旅行でこんな感じにはしゃいでしまったりするじゃないですか。もっと寄席でかかってもいいんじゃないでしょうか。喜多八師匠のこの根多では、三人のはしゃぎぶりが印象に残りました。
喜多八
目黒のさんま。以前鈴本で聴いたときと同じく、焼けたさんまの描写がとても細かい。ここ大事ですよね。
さん喬
文七元結。この余りよくない状況で師匠の文七元結を聴きたくはなかったのですが、まぁ仕方がありません。激情をほとばしらせる師匠を見ることができましたし、ラストの場面の「よかったな」のせりふを聴くことができたのもよかったです。

その他

  • 高座がよく見えない、というよりもマイク越しの声にひたすら慣れず、違和感を抱えつつ終わってしまいました。さん喬師匠のまくらの時の声が風邪をひいたような声に聞こえてしまいました。うーん、これは慣れなんですかね。音響がひどいとか、そんな感じかもしれませんが。
  • 仕方ないんでしょうけど、下手方面で何かのモーター音が聞こえるんですよね。会議室であって、落語会用の施設ではないということなのでしょう。
  • 気になったのは、椅子の上に置かれていたチラシをそのまま椅子の下に置いて帰ってしまう方が少なからずいたこと。ワシ自身はチラシはいらないと思っているものの、多くの人が落語会のチラシがほしいと思っているのかなと考えていたのですが、必ずしもそうではないのですかね。それとも単に必要なものではなかっただけですかね。
  • ふとさん喬師匠のDVDが売ってあったので買ってしまいました。DVDジャケットにさん喬師匠のサインがかかれたものがついてきましたよ。あぁ...ありがとうございますという感じで頂いてきました。

今回の収穫

さん喬の文七元結。喜多八の宿屋の仇討ち。

10/24上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • お客さん少ないです。平日の夜席と同じ程度じゃないですか?これだったら夜の部に行くときには土曜日より日曜日にしようかと思ってしまいました。
ぬう生
たいこ腹。若旦那が最近凝っているのは針だという発言に対して、一八が由利徹のお針子さんのパントマイムをやりだした(*1)のには笑った。
伯楽
漫談。猫の皿あたりかなと思っていたのですが、いろいろなご縁で陸前高田や大船渡で落語会をやることになったというお話。「吉本と違って東京の落語協会の噺家はみんな個人事業主ですから」なんて話が出てきて、ふと昨日のさん喬師匠のまくらを思い出したり。
馬石
粗忽の釘。やっとまともな粗忽の釘を聴くことができました。こちらの馴れ初めではくすぐりでした。
百栄
桃太郎。改作の方でなく、普通のを演ってました。まくらで改作の方に行かないかなと期待していたのですが。またどこかの機会ですな。最後の方で少しトチってしまいましたね。
圓窓
町内の若い衆。圓窓師匠は初めてでございます。江戸っ子ことばがいいですね。おかみさんの描写はさほどひどい感じでもなく。
文左衛門
道灌。当日は雨が降ってきたので文左衛門師匠道灌演らないかなと思っていたら演ってくれました。文左衛門の道灌の場合は雨が降っているシーンの描写って少ないんですね。
扇辰
甲府ぃ。扇辰師匠は明烏のときに非常に丁寧な演出だったので今回もそうかなと思ったら、今回はさほどでもなく。笑いが多い根多ではないからかもしれません。豆腐屋の旦那がいろいろ世話焼いたあと見送る時の佇まいが印象的。もちろん最後のサゲも。始めたときの売り声を情けないものにしておいたので、余計。ね。あのいい声でゆっくりと歌ってもらって、余韻の残る高座でございました。

本日の収穫

扇辰の甲府ぃ。ぬう生のお針子さん。

*1: もちろん「花街の母」を歌いつつ。

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2010.10.27 (Wed)

2010年12月集英社新刊コミック[book]

いつものところ[s-manga.net]。今回は個人的には特になし。

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2010.10.28 (Thu)

2010年12月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。以下購入予定。

12/03 田中メカキスよりも早く』8巻 白泉社花とゆめコミックス

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