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更新日: 2014/05/26

2010年 12月 後半


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2010.12.17 (Fri)

2011年02月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。今回は個人的には特になし。

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2010.12.19 (Sun)

今月分の落語会の感想全然あげてなかったのかよ。我ながらひどい。まとめてあげます。

12/05古今亭駒次勉強会@赤坂行ってきた[rakugo]

開演まで

  • この日は扇遊@池袋演芸場にいこうかと思っていたのですが、お目当ての扇遊師匠が休演ということで急遽駒次さんの勉強会に。
駒次
動物園。いろいろ入れ込んでましたね。おかげであまり古くさくない風味の高座となっています。
花いち
だくだく。こんなの演ってくれて、少しうれしかったです。なかなかよかったですよ。まくらの最初では、ほぼ満員の客をみて少し上滑りの感じ(*1)もありましたが、いつものまくらを振って根多に入る頃には落ち着いていました。センスはあるような気はします。気がするだけかもしれませんが。
駒次
関東私鉄王座決定戦(トーク)。内容としては、駅員姿でホワイトボードを前にして、関東私鉄を多角的かついい加減に比較、王座を決定しようというもの。本人の趣味を押さえ気味ながらも出していましたが、場内ウケていました。このプレゼンをするためにいろいろ工作してましたよ。駒次さんの父親は画家らしく「この絵はお父さんに手伝ってもらったの?」なんて質問が客席から飛び出していました。本人もネタにしていましたが、こんなの作っている暇があったら新作作ってほしいです。わはは。ま、次の時ですかね。今回はワシも楽しめたからいいや。
駒次
明烏。去年の2月にここでやった根多らしいです。演りたいように演っているように見受けられました。回数重ねるうちに、演っていく方向性も見えてくるのではないかなどと勝手に想像。今のところ、新作やる人らしい高座だなという感じです。

その他

  • 冒頭の志ん駒師匠の話がかなりウケた。師匠と駒次さんの二人でどこかの会場の落語会に行ったときのこと。時計のない会場だったので、師匠が駒次さんに「時間になったら舞台袖から教えてほしい」と頼んだとのこと。志ん駒師匠は最後に手旗信号をやるらしいのです(*2)。で、時間になったので駒次さんが「師匠時間です」と教えたのですが、師匠は高座で「何?」と分からなかった様子。仕方なく駒次さんは手旗信号の身振りで「手旗、手旗」と知らせたのですが、志ん駒師匠は「わに?」と全く要領を得ない様子。とうとう師匠は自分の手旗の芸がわからなくなるほど耄碌してしまったのかとがっかりしてしまったそうですが、実はそうではなく駒次さんの身振りがたまたま手旗信号の「ワニ」を表していたとのこと。志ん駒師匠まったく耄碌していなかったという話。

今回の収穫

駒次の関東私鉄トーク。花いちのだくだく。

12/11春風亭百栄独演会@高円寺ノラや行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 駅から近くなんですが、会場まで行くのに少し迷ってしまいました。本当にガード下なんですね。南口から行ったのでまったくわからず。北口からでも、一本道を間違えるとわからなくなりそうな予感。
  • 想像以上に狭い店内。客席は10席ちょっとぐらい。客席のワシが緊張しました。
  • でも、店内の雰囲気は非常によいです。喫茶店なら通いたいです。
  • この日は落語会チラシを壁面に展示していて、例の天どんさんがリュック背負って携帯電話をいじっている絵などがありました。(お店の人の許可をもらって)写真を撮ってらっしゃるかたもいらっしゃいました。
  • 馬蹄型というかコの字型のカウンターに板を渡して、その上に座布団をおいて高座を拵えていました。
百栄
生徒の作文。この作品はいくらでも入れ込むことができるので、新作落語の練習になりそうな気がします。深夜ラジオのコーナーみたいですな。
百栄
錦の袈裟。よかった。この人の与太はなんだかニンにあっています。落語の国の定番なのですが、こーゆー与太にはしっかりしたおかみさんがつくわけで。うまく言語かできないのですが、いいなぁ。
百栄
バイオレンス・スコ。無限落語が終わったらもう演らないだろう、と言っていた根多を今回も。おいしい(らしい)猫の餌の名前を聞く度にうろたえるスコティッシュ・フォールドがなんだかおかしい。「いちごサンダル」のくだりは、なんだか「ガンバの大冒険」を思い起こさせた。猫視点でいつも見慣れている世界を描写していて、個人的に好きなくだりです。

その他

  • 高円寺いいですね。帰りに高円寺駅前から新高円寺まで歩きました。喫茶店の七つ森の場所も確認できました。

本日の収穫

百栄の錦の袈裟。

12/12上野鈴本演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • いつもより客の出足が早いです。
  • 客層は高齢者が多め。
  • 本日の番組は個人的には好きな人ばかりなので楽しみ。小里ん師匠は昨日試し酒を掛けたらしいので、今日はまた別の話を聴けるのではないかと楽しみ。
  • 一朝師匠か市馬師匠で掛け取りかからないかなぁ。なんて思いながら。
麟太郎
悋気の独楽。口跡はしっかりされていますね。
歌武蔵
たらちね。テンポがよかったです。こんなにテンポのいい人という印象がなかったのですが。楽しいたらちねを聴きました。
玉の輔
ざいぜんごろう。いつもどおり。
志ん輔
酔っ払い。べろんべろん。
一朝
湯屋番。どうも最初から客席とあわなかったようで、客席の反応がイマイチ。
市馬
時そば。さほど入れ事もなくまっとうに。
小燕枝
強情灸。御徒町にある燕湯に触れたあと、例の江戸っ子の我慢比べの小噺へ。江戸前ですね。
白酒
ざる屋。久しぶりに聴くと楽しい。
小里ん
笠碁。高齢者の客がぽつぽつ帰って行っていたのですが、ワシは楽しめました。なんだかおかしくていい。昔からの寄席ファンはやはり先代小さんと比較してしまうのでしょうか。

今回の収穫

歌武蔵のたらちね。小里んの笠碁。

12/12上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 昼の部に引き続き夜の部も。幸いなことに思ったほど並んでいませんでした。
ぬう生
遅刻ホスト。シンプルで分かりやすい話。そこそこウけていたようなので、もっと寄席でも新作掛けてほしいです。
歌奴
掛取。ちょっと最後の入れ事を期待していたのですが、特になし。
燕路
あくび指南。この噺聴くとどうしても眠くなりま。
一之輔
代脈。去年聴いたときよりも入れ事が多め。というか、多すぎの感も。この辺がやはりまだ二つ目だなという感じがします。もう少しするとまた洗練されるのでしょう。
正蔵
蜆売り。これ個人的には苦手な噺なんだよなぁ。お店の人が空気を読まないバカ発言で笑いをとり、バランスをとっているという感じで、まぁなんとか聴くことはできました。
扇辰
お血脈。「一時間目」は善光寺の縁起の話。いい調子で江戸前を堪能しました。実は顔が小さいので、五右衛門の顔をしてみても、なかなか舞台ではわかりにくかったり。
白鳥
新あたま山。胃や心臓がキャラクターとして登場し脳との対決をするという、設定自体はメチャメチャ。しかしストーリー展開はわかりやすい。実はテンポよく演っているので、客も笑いやすい。江戸前じゃないかもしれませんが、うまいですよ。自分の落語を録画してフィードバックしているだけはあります。

今回の収穫

白鳥。扇辰のお血脈。ぬう生の遅刻ホスト。

twitterやってる。けど飽きてきた。

今年の8月ぐらいからやっているんですけど、ここ1ヶ月ぐらいで飽きてきました。他の人から返信が来るとさすがに楽しいのですが、それと同時に面倒なんですよね。なによりもワシの場合はダラダラ書いてしまうので140字という制限がかなり辛い。短い単語で伝えられるのは正直羨ましいです。ま、てきとーに。

*1: いつものことなのかも
*2: 志ん駒師匠は海上自衛隊出身。だからって最後に手旗信号というのもワケワカランではありますが。

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2010.12.29 (Wed)

2011年02月コミック発売一覧@太洋社[book]

いつものところ[taiyosha.co.jp]。今回は以下購入予定。

02/10
古日向いろはバガタウェイ』5巻 マッグガーデンBLADE COMICS

結局2月も1冊になるのか...ま、積みまくっているのでいいでしょう。

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2010.12.31 (Fri)

12/26柳家一琴根多おろしの会@らくごカフェ行ってきた[rakugo]

開演まで

  • このあとの一朝・柳朝の二人会がある関係で予約ができなかったのです。結果として十分間に合ったので心配しすぎでしたが。
  • 久しぶりにきてふと気づいたのですが、今回のお客さんを見回すとなんだか小三治師匠のときの寄席に来ていた人が多いような風味がします。なんだか濃いです。
一琴
宿屋の富。これって元々主人公は田舎者なんですかね。
一琴
悋気の火の玉。3回まわるのは何かの決まりですか?意外とあっけなくサゲるんですね。
一琴
お尋ねくださいお答えします(質問コーナー)。やっぱり小三治師絡めた質問が多いです。まじめに考えて答えてらっしゃったのが印象的。
一琴
鼠穴。いつも余った時間のよく演る根多では大抵短いものを掛けているのですが、今回は長めのものを持ってきてくれました。これよかったです。首くくるところがちょっと長めにとっていて良かったです。
今回の収穫

一琴の鼠穴。やはりいつか寄席のトリで聴きたいです。

一朝・柳朝親子会@銀座山野楽器7F行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 並んでいるかなと思っていたら、開場30分前で余裕でした。
  • 柳朝師のたっぷりは久しぶり。土曜日あたりだと休演されていることが多くて、すれ違いが多かったです。
柳朝
不動坊。まくらで近況等を話してから、いわば一門お家芸の不動坊へ。たぶん後半の三馬鹿を楽しくやるのがメインなのでしょうが、その前の銭湯での場面も楽しい。柳朝師が銭湯巡りをしているからなのか、銭湯の場面がなにやら実感こもっています。最後の場面もいつも見せない絶叫を見せてくれるなど熱演。アルコールをあんころもちと間違えるのは、「お前ねぇ...」と思わず小言を言いたくなるようなレベルの取り違いだよね。
一朝
文七元結。「イッチョウケンメイ」をやる前にちゃんと前振りをする師匠。さすがみなさん一朝師匠の文七元結を聴きに来ているだけあります。ちゃんと拍手で応えてました。個人的には一朝師はやはり軽快に演るのが身上だと思っているので文七元結はあまり合わないのかなと思っていたのですが、主人公が江戸前だとやはり締まります。いいですね。文七に50両渡した後、娘は女郎になればいいじゃないかと言っているのはどんな意図なんだろうなぁとちょっと考えてしまいました。いろいろ解釈できそうな気がします。

その他

  • あの木戸銭で二席プラス前座さんというのはちょいと高い気もしますが、文七元結ということでこの木戸銭かも知れません。でもできれば二席ずつ演って頂きたいですよ。
  • 前座は一力さんの子ほめ。八っつぁんが一朝師匠の口調にそっくり。後の出番の柳朝もこのことの触れて、うらやましがっていました。確かに柳朝師と一朝師って口跡などが似ていないんだよね。
  • 一朝師匠の話によると、一門で一番人望があるのが柳朝。優しそうですからね。一番偉そうなのが一之輔。あぁなんとなく。

今回の収穫

一朝・柳朝のお二人とも。

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