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更新日: 2014/05/26

2011年 02月 後半


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2011.02.23 (Wed)

寄席・落語会の感想一挙にあげます。書けてはいたのですがあげるのサボってました。てへ。

02/12立川流夜席@上野広小路亭行ってきた[rakugo]
志らら
替わり目。うーん、もう少し間をあけた方がいい箇所がいくつか。ビバリーのスタジオには暇だから来ているわけではなく、運転手だから来ているのですね。
キウイ
持参金。「この噺嫌い」という人がいそうな、難しい根多に挑戦。以前聴いたときよりもマシになってます。くすぐりに自分のことを入れられる人というのも珍しい。
ぜん馬
たぬき。少し声がかすれている感じかと。
談笑
片棒・改。お目当てのお客さん多そう。エレクトリカルパレードとか、あの辺を聴くことができました。
志らべ
看板のピン。まくらは先日亡くなられた山下敬二郎さんについて。ビバリーで少し触れていたような記憶がうっすらとしかなかったのですが、かなり楽しく聴くことができました。ミッキーさんの付き人をやった経験がいい方向にでているように感じました。志らべさんの中に山下さんは生きているのでしょう、きっと。根多のほうは真っ当にかっこ良く。
談幸
町内の若い衆。おかみさんをことさら変な描写にすることもなく。なんだかこの夫婦実は仲良さそうだよね。
左談次
宗論。長めのまくらがなかなか良かった。ラオックスが中国資本になっているって、言われて思い出しましたよ。二つ目の出番で芝浜演った人がいるなんて、本当なんだろうか。根多のほうでは「圓菊じゃないんだから」に思わず笑ってしまいました。

本日の収穫

志らべ。左談次。談幸。談笑。キウイ。

02/13上野鈴本演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 今年初の鈴本です。
  • 1130過ぎに鈴本に着いたのに、何でこんなに並んでるの?
一之輔
壷算。相変わらず顔芸なのですが、なかなか楽しめました。
柳朝
平林。軽快と言うよりコミカル。不動坊もそんな感じだったなぁと。もう少し独演会や二人会も追いかけた方がいいかなぁと思い始めているところです。
藤兵衛
強情灸。端正なイメージがあったので、こんな根多もやるんだなぁなんて思いつつ。
歌武蔵
支度部屋外伝。お客さん大喜び。師の発言に対して客席から「そうだ!」なんて声がかかってくるほどでしたよ。
伯楽
漫談(味噌豆など小咄)。お子さんがいるというのと、歌武蔵師が漫談だったという流れから、伯楽師も漫談。ちょいちょい小咄を挟みつつで、さすが小咄でも手を抜かずに演ってました。
燕路
粗忽の釘。ニンにあってらっしゃいます。このごろやっとまともな方の粗忽の釘を聴くことができてます。いいことです。
正朝
看板のピン。諸般の事情で初めて聴きます。あぁ、一朝師に声が似ているなぁなんて思ってしまったので、きっと先代柳朝もこんな感じだったんだろうな、なんて思いながら。
雲助
新版三十石。途中で入れ歯外れたりとか、卑怯すぎです。楽しめましたよ。話によるとこの根多の稽古を付けてもらった白酒師が、あまりのおかしさに笑っていたというエピソードがあるらしいです。
一朝
妾馬。よかった。八五郎はまさにニンにあっているわけですよ。というわけでもちろん八五郎を中心にした描写となります。三太夫との会話ではダジャレのような聞き間違いを連発。ちょっと古い型なのかもしれません。ただ、江戸っ子の描き方が非常にうまいため、おつるへ語りかける場面は泣けます。

本日の収穫

一朝の妾馬。雲助の新版三十石。

02/13上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 最前列が最初からほぼすべて埋まってる。ただ、それ以降は余裕のある状態。
  • やはり若い人多めです。ちらほら高齢者も。
彦丸
高砂や。いつもの感じ。
三三
妾馬(序)。昼の部で一朝師の妾馬を聴いたのでそれとセットで。以前聴いたときにはあまり好きになれなかったのですが、今回は楽しめました。
龍玉
親子酒。舟こいでました。そしたら高座でも龍玉師が舟をこぐ演技してました。てへへ。
文左衛門
千早振る。いつも以上に声がかすれてあまり調子が良くなさそうでしたが、それでも最前列のお客さんは普通に沸くんだよね。
歌奴
天狗裁き。個人的にも好きな話なので楽しめました。今回特に歌はなかったですね。
扇辰
三方一両損(序)。端正な扇辰師の啖呵を堪能。まくらの第一声が「全国の百栄ファンのみなさまようこそ」ですからね。いつもと客層が違うのでやりにくいのでしょう。
百栄
桃太郎後日譚。落語の方でなくておとぎ話の桃太郎のアフターストーリー。鬼ヶ島という戦場から引き揚げてきた退役軍人イヌ、サル、キジがゴロツキとなってしまい、村に居座ってしまう。さわりを聴いて、思わず大魔法峠のパヤたんに想いを馳せていたらそのままベトナム戦争に触れるところがでてきて、やっぱりそうなんだなと。師ならではの視点と、「天使と悪魔」の時のような黒く渦巻く感情に触れてしまったような心持ちがしました。でも、話の表面は軽く。

本日の収穫

百栄。

02/19僕のらくご道 三遊亭天どん独演会@なかの芸能小劇場行ってきた[rakugo]
天どん
はじめての確定申告。以前から持っている根多らしいので、すっきりしていて分かりやすい。
百栄
弟子の強飯。圓生のモノマネがすべて。今回のお客さんだと最初から気づいた人が余りいない様子。ワシは笑いをこらえるのに必死でした。百栄師が圓生マニアとは知りませんでした。だから当初圓弥師匠のところに弟子入りしようとしてたんですね。
天どん
新作。冷蔵庫を開けた途端物忘れしてしまう男の噺。最初がいきなりなんだこれ?な感じだったのですが、数十秒後にこれは最後とループになっているパターンだと気づきわくわくしながら聴いていました。途中どうも間違ったらしいのですが初めて聴く我々としてはどこがどうだかわからず。ご本人の話によると、少し直してまたやるとのことです。
ぬう生
紙屑屋。やはり入れごとしやすい噺だということを再認識。ただ、今回は予想の範囲内ではありましたが。
天どん
品川心中(上下)。上下はつらかった。ワシの聴き方が悪いのか、話をかいつまんで聴いてしまい、あえなく脱落。上の終わりあたりで客が少し笑っていたのを覚えてます。

その他

独演会だからなのでしょうが、どうも天どんさんが客に甘えすぎている気がします。特に根多のクオリティの面において。客に聴かせてよいレベルか?とかんがえるとどんなもんなのかと。勉強会の類ってこんなにクオリティ落としていいんですか?少なくとも中野のこの会はもう来ないと思います。浦和のほうは気が向いたら。

本日の収穫

百栄の弟子の強飯。

02/20 箱の中の文左衛門@らくごカフェ行ってきた[rakugo]
文左衛門
雑俳。最初やはりのどの調子がよくなさそうではあったのですが、先週のように声が裏返るといったこともなくふつうに聴くことができました。CDに収録されているものとは少し違う印象。
小太郎
ネタネトイ。新作。落語の根多を多少知っている人なら楽しめます。軽くてよかったです。池袋あたりでもかけられそうですね。
文左衛門
らくだ。昼間の落語会でもかけているという情報があったのでどうかなと思ったら、やはりそうでした。文左衛門のかんかんのうは、半次がらくだの死骸を持って踊らせるというもの。DVDで見たときは脱力するような感じだったので楽しかったのですが、生で聴くと力を入れてますね。ま、関節バキバキ鳴らしながら踊らせてるんだから力は入るはずかないですか。

その他

寒空はだか
漫談。眼鏡の奥で笑う目がたまらない芸人さんです。東京タワーの歌を聴くことができたのはありがたい。やはり東京スカイツリーの歌も作ったんですね。
和助
太神楽。寄席でおなじみの土瓶芸のほかに皿回しなど。とても近くで見ることができたのはよかった。3本包丁を組み合わせて皿回しをするのはすごかったです。寄席で見慣れている方々でもどよめいていました。

本日の収穫

みなさんよかったです。

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