【開演まで】
- 若い人多めな感じ。どちらかというと男性のほうが多いか。
- 客の入りは日曜ヨルにしては多いほう。ただ昼の部とは比べるべくもないのですが。
- 前3列ぐらいまでは常連さんという感じでしょうか。前座さんの道灌にはピクリともしません。5列目以降があまり来てなさそうなお客さんという布陣。
- 昨日までどんな根多をやっていたのかわからんので、今日はなにがくるのかわからない状態。
- 鈴本の照明は多分いつも通り。
- 代演の彦いちさんが密かに楽しみ。
- 正太郎
- 湯屋番。おかみさんがとても怖い。食われちまいそうです。基本は菊之丞師が演っていたのと同じものかな。後半の妄想のときの喜びようはご自分で考えてらっしゃるようです。口跡は思っていたよりも良かったのでまた機会があれば聴いてみたいですな。
- 仙三郎社中
- 太神楽。仙花さんが小さいパンダのぬいぐるみを和傘で回していました。これは笑えた。仙花さんが以前より余裕が出てきた感じがしました。
- 柳朝
- 悋気の独楽。いつもの男性の嫉妬の小噺にバカウケする客が約一名。権助魚かなと思ったら悋気の独楽へ。
- 志ん輔
- 替わり目。根多に入る前の酔っぱらいの演技をたっぷりと。よく右肩があがるというか、左肩が下がる感じですか。ぞろっぺいな感じがよく出ておもしろかったです。
- 小菊
- 粋曲。さのさ演奏してくれたので良かったです。
- 彦いち
- 知ったか重さん。ワシが弥次郎おもしろくねーなーと思っている気持ちを見透かしたように、次々と法螺をふく重さんに対して容赦なくつっこみを入れていました。なかなか良かったです。
- 玉の輔
- 生徒の作文。いつもの池袋演芸場客がいないネタの漫談をひとしきりやってから、軽めの生徒の作文へ。仲入り前の出番だといつもこんな感じのパターンのようですね。ワシは今まで駒次さん・百栄師と独特な生徒の作文を聴いていたので、今回オーソドックスなものを聴けたので良かったです。
=== 仲入り ===
- ロケット団
- 漫才。ACネタも盛り込んで。
- 紋之助
- 曲独楽。ベニヤ板に小さい独楽を5つ置いてベニヤ板を動かし、最後に指定の1つの独楽だけを回すというのをやってくれました。四隅に置いた独楽は比較的難しくないようでしたが、真ん中に置いた独楽は難しいようでした。ようやく出来たときには「みなさまにはご心配をおかけいたしました」と謝ってましたよ。場内爆笑。成功して、次のネタをやろうとするときの「ヨシ!」や、成功したときの盛り上げなど、愛すべきキャラクターだと思います。楽しかったです。
- 文左衛門
- 笠碁。以前らくごカフェで聴いたときとまた少し違って、悶えるところが多めでした。二人のご隠居さんの子供っぽさも改めて確認。声は前日の大喜利選手権で司会をやったこともあって、最初は声が少し出にくい感じでした。まくらを長めにとって問題ない感じに。まくらは要町近辺を散歩すると出くわすおかしな人たち。
【その他】
- 本日のゲラ
- ゲラが約1名すぐそばに。最初はまぁ許せたのですが、文左衛門師のところでは客席の肘掛けをパンパン叩くほどのバカウケ。家のテレビの前と同じ感覚なのでしょうね。かなり参りました。
- 本日の前座さん
- 市助さん。市馬師のお弟子さんらしく声はいいですね。少々つっかえつっかえだったですが。小町入りの道灌って生では初めて聴いたかも。
【今日の収穫】
彦いちの知ったか重さん。文左衛門。正太郎。仙花さん。紋之助さん。