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更新日: 2014/05/26

2011年 06月 後半


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2011.06.19 (Sun)

1週間以上間が空いてしまいましたが、先週行った落語会の感想を。

06/11たけのこレシピvol.6 すいかの女子会@日本橋・藪伊豆総本店 行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 初めての場合には迷うかも、などと脅されたので地図持参で藪伊豆へ。
  • 特に迷わずたどり着けました。Googleストリートビューは有り難い。
  • 座敷20〜30くらいあったでしょうか?一番後ろは椅子席でした。
  • ワシが粋歌さんを聴くのは去年の11月以来、こみちさんは約1年ぶりです。
  • 足がしびれている人多数。ワシもそうでしたが何とか乗り越えることができました。
粋歌
権助魚。藪伊豆初登場ということもあり、寄席でも演りなれているこの根多を。まくらのところはややハシリ気味。この辺はご愛敬でしょう。
こみち
祇園祭。一席ということもあり、粟田口のところからがっつりと。江戸前の男のパフォーマンスはまさに期待通り。京の人は、途中早くなってしまうところがあって残念。囃子のキーがちょっとあわなかったのでしょうか?全体的に楽しめました。
粋歌
おじいせん。以前聴いたときは3人の場面の演じ分けに苦労していたようでしたが、今回は以前よりよくなっていました。本人談によると、やや引かれ気味になってしまう部分も今回はやってしまおうとのこと。個人的にはさほど引くところもなかったです。個人的に不意に志ん駒師匠の名前が出てきて笑ってしまいました。

=== 仲入り ===

粋歌
二人の秘密。これは初めて聴きました。志らく師のシネマ落語「おたま」をふと思い出しました。この噺は大きな展開を見せる場面がないので、夫にプロポーズされた奥さんの複雑な心境をどう出すか、といったところが大事なところだと思うし、難しいところでもあるでしょう。すっとした余韻を残してサゲてました。

今回の収穫

粋歌さんの二人の秘密、おじいせん。こみちさんの祇園祭。ご本人達は高座の出来云々で納得できないところもあったかも知れませんが、こちらとしては楽しかったのでよかったです。客も適度なウケ具合で宜しかったのではないでしょうか。

06/11 立川流夜席@上野広小路亭行ってきた[rakugo]

開演まで

藪伊豆の蕎麦も食べずに上野広小路亭へ。あっさり間に合いました。

平林
唖の釣り。まくらでは安来節も踊ると言っていたのですが、結局踊らず。
談修
看板のピン。今回比較的近くで聴いて、何となく良さがわかってきました。ただ線の細さは否めず。
キウイ
たいこ腹。客の反応が余りにもなく、いつも以上に熱演するもののかえって空回りで客がひいてしまうお決まりのパターン。実は幇間のキャラクターはニンにあっていない気がしてきました。
文字助
漫談。雷電の話にもふれたのですが、客の反応があまり良くなかったのか、そのあととんち角力へ。そういえばここのところ文字助師は漫談ばかりという噂を聞いてました。この辺で客席の雰囲気が決定的になった気がします。

=== 仲入り ===

らく里
転失気。こんな状況なので演りなれた根多をかけたのでしょう。なんとなくらく里さんいいなとか思ってしまったり。
龍志
千早ふる。よかったです。竜田川と何回か言った後いきなり行司っぽくタツタガワァ〜と言い出したときには吹き出しそうになりました。師が掛けるばかばかしい根多はいいですね。
談四楼
井戸の茶碗。屑屋のコミカルな立ち回りが印象的。以前見た菊之丞師ほどのオーバーな感じではないですが。

その他

土曜日だったということもあり客入りはまずまずだったようですが、客が重かったです。若手がちまちま入れているくすぐりに対し客席は全く反応せず。夜の鈴本でもこんなに重いのには出くわしたこと無かったです。いい体験になったというか、なんというか。

今回の収穫

龍志師の千早ふる。談四楼師。らく里。談修。

落語ブーム終了だそうです[rakugo]

うすうす感じていたのですが、地震でどうやら決定的になったようです。この後盛り返すかも知れないけどね。

今思い返すと、今年の頭あたりから鈴本夜の部が、土日にもかかわらず空席が目立って気にはなっていたのです。ただ最近昼の部は行っていないので高齢者層の推移がどうなっているのかわかりませんが。

今の前座さんとか二ッ目さんとか、今後食っていけるのでしょうかね。どうやら寄席に出ている人としては「客がいなくなったことはない」(*1)という認識をしているらしいです。

でもね、池袋は特にいい番組だと相変わらずたくさん客がいるんだよね。あれくらいの規模でやるといいかも。

ひとまずゆったり聴くことができるのは有り難いのですが、文左衛門師のあのテンション高い高座を見る機会が減るのは残念です。

*1: 昔の池袋演芸場の話。芸協さんのときには客が来なかったことがあったらしいです。

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2011.06.27 (Mon)

06/25 春風亭百栄ベシラノテンコぷらす@落語協会2F行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 3月以来しばらく百栄師聴いてないなと思い、いつもの勉強会へとふらっと出かけてみました。
  • 若い人が多いのは相変わらずですが、中高年の方もちらほら。熱心ですな。
  • 落語協会前に並んでいると、百栄師登場。と同時に本人から「開場です」。相変わらずです。
  • タイトル「ベシラノテンコ」は「こてんのしらべ」のもじりだそうです。
百栄
野ざらし。いきなりこの根多からですよ。コツを釣りに行く八五郎がとにかくはしゃいでる。ともするときたないくらい。でも、百栄師なのできたなくてもOK。
百栄
岸柳島。これまたワシの好きな根多を。テキスト的にはほぼ志ん朝と同じ感じ。船頭がキセルの雁首落としたのを知った途端に櫓をこぐ手が早くなるとか、楽しいです。個人的には周りの町人が好み。百栄師はこーゆー地噺もこなせるもんなぁ。

=== 仲入り ===

百栄
おつとめ。珍品でした。なんかオウム返しのところのボケ方強引ですね。藤兵衛師から教わったとのころ。

本日の収穫

百栄師の野ざらし。岸柳島。おつとめ。って全部ですよ。

06/26 池袋演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 昨日は代演大会にもかかわらず客多めで、しかも熱演ぞろいだったらしいです。今日は早めの開場。
  • 客層はいつもの池袋という感じかな。ちょっと若い人が多い感じ。
  • 1330ですでにだいたい客席が埋まっている感じ
  • 喜多八師目当てですが、そのほかにも個人的には扇遊、正蔵、三三の各師に期待。
市楽
鮫講釈(*1)。おもしろかったですよ。あれっというリズムも特になく。市楽さんは池袋では挑戦してますね。それでそこそこの結果を出しているのだから偉い。日程が合えば市楽三席とか行ってみたいです。
福治
たいこ腹。声はいいんですけどね。個人的には何カ所か心の中で首をひねりながら。
ひな太郎
三方一両損。大岡越前が出てこなかったのは残念でしたが、啖呵がなかなか良かったです。
ホンキートンク
漫才。例の尾崎豊の歌のところから、二人でどんどん歌うという展開を初めて観ました。
扇遊
天狗裁き。良かった。おかみさん最高。2回目だよなと去年の感想を確認してみたら、同じ同じくおかみさんがいいなんて書いてましたよ。リズムがとってもいいんですよね。すばらしい。
正蔵
ハンカチ。この根多は初めてです。小堀さんが作ったらしいですね。喬太郎師っぽいなぁなんて思いつつ聴いていたのですが、あの少ししゃがれた声がなんだか味になるのですよ。なんか良かったです。根多に入るところで奥さんが旦那さんを起こす場面から入って「天狗裁きじゃないよ」とやっていたのは、予想は出来ましたけど楽しかったですよ。大体のお客さんにもウケていたみたいですし。

=== 仲入り ===

三三
釜泥。いつもの感じなのですが、今日は珍しく羽織をぽーんと舞台袖に投げてました。次の出番の人がまだ楽屋に到着していなかったのでしょう。いつもより少し長めのまくらでした。
川柳
ガーコン。まくらは地震の時にちょうど池袋で出番だったという話。舞台側の照明が傾いたらしいです。舞台はほんと危ないんですから。ガーコンのときには「もう、わかってるんでしょ?」という感じで演ってましたね。
小菊
俗曲。いつもの感じ...と書きたいところですが、ちょっと三味線の調子が良くない感じでした。珍しくバチのほうも確かめていました。
喜多八
あくび指南。喜多八師のあくび指南では、八五郎はとてもリズミカルに動くのです。台詞を言うときのきっかけがわからない様は、大縄跳びになかなか入れない時に似ています。口調はあくまで職人風に。

本日の収穫

喜多八師のあくび指南。扇遊師の天狗裁き。正蔵師のハンカチ。市楽さんの鮫講釈。

*1: 上方の型なので兵庫舟が正しいという話もあるのですが、ご本人のtweetによるとどちらでもよいとのこと https://twitter.com/ryuuteiitiraku/status/89303155468288000

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2011.06.30 (Thu)

2011年08月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。今回は個人的には特になし。

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