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更新日: 2014/05/26

2011年 08月 後半


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2011.08.18 (Thu)

08/10池袋演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 出足はちょっと速かったらしいです。
  • でも、結局列はちょっと混むときの池袋な感じです。
  • さん喬一門のTシャツを着た白髪の方がいらっしゃいました。ご贔屓のかたなのでしょう。ちょっと引きました。
  • 早めにほぼ満員に。
さん若
鈴ヶ森。若手のはずなのですが、年齢が高いため何となく味わいがありますね。基本端正な口跡なのですが、ご本人おそらく粗忽な人が好きなのでしょう。
ホームラン
漫才。いつもよりもややフリーな部分が多め。
喬四郎
かぐや姫。以前やったときにはAKB48に入っていたらしいのですが、今回はさん喬一門に入門。さん喬師目当ての客には一部受けていたようでした。相変わらず聴いている方を不安にさせる芸人さんです。
はん治
ぼやき酒屋。いつもの感じです。何回聴いても楽しめます。
アサダ二世
奇術。いつもの感じで、夏はネタが手についてやりにくいなどとぼやきつつ。
しん平
宮戸川。声が大きいばかりであまり好きではないのですが、今回はまともでそこそこよかったです。夏らしくていいですね。あ、今日は古典やったからやる気なかったんですか?でも今日くらいがちょうどいいです。
菊丸
たがや。個人的には好きな師匠です。年齢的にもこれからおもしろくなるだろうし、なってほしい方です。啖呵がよいです。引き続き夏らしく。
和楽社中
太神楽曲芸。今回は和助さんと小花さん。最近落とすことが多い小花さん。少々心配です。
圓蔵
道具屋を途中までやった後反対俥。まくらはいつもの話に加えて先代圓蔵師の話も。この昔話は何らかの形で残してほしいです。ようやく道具屋に入ったかと思ったらあまり乗らない様子で話を途中で中断。「おーい持ってきて」と楽屋方面に声をかける。やえ馬さんに根多帳を持って来させていました。根多帳待ちの間に、ここのところやっていないし、明日から落語やらないので楽屋で少しさらってた、でも人前でやるとやはり違うね、と圓蔵師。やえ馬さんが根多帳をめくる圓蔵師のそばで2度ほど反対俥というと「おれはおまえより先輩なんだよ」と言い出す圓蔵師、申し訳なさそうにするやえ馬さん。やはり楽しいですな。結局反対俥をかなり端折って高座を降りました。

=== 仲入り ===

喬之助
短命。八っつあんの間抜けさ加減はやはりあうなぁ。以前一朝師で冬バージョンのやりとりを聴いたのですが、喬之助師は夏冬両方やっていただきました。
権太楼
金明竹。爆笑もの。ここまで笑わせる金明竹はそうそうないでしょう。与太が途中で涎たらして汚いし。大阪からの使いの人が与太に「このおじさん十銭やるとまたやってくれるよ」と言われると怒り出すのがおもしろい。しかも根多中都合3回やるし。こんな奴にそんなこと言われるのは勘弁ならんということなんでしょうけど、この大阪の人の薄っぺらなプライドが透けてきてなんだかおかしいです。個人的には権太楼師は、そーゆー偉い人をおちょくる様が好きです。
のいる・こいる
漫才。ちょっと短めだけど、いつもの感じで。
さん喬
中村仲蔵。ある意味この根多でも師らしく普段はちょっと気弱な仲蔵でした。最初聴いた志の輔師のだったので、何かの音源でさん喬師のを聴いたときにはうーんというかんじでした。今日はそのときよりはいいのですが、やはり個人的には舞台の時の「勝負駆け(*1)」の感じがあまり出てないかなぁと。舞台に上がる前の描写があっさりだからなのかなぁと思っています。また年月が経つと別の感想を抱くかもしれないのですが。

今回の収穫

権太楼師の金明竹。さん喬師の中村仲蔵。菊丸師のたがや。

08/10池袋演芸場夜の部仲入りまで残ってみた[rakugo]

開演まで

  • 体力的に問題なかったので、引き続き夜の部も残ってみました。
  • さすがにお客さんは減ってます。
  • 正雀師までいたかったのですがあまりいてもキリがないので、仲入りの市馬師まで。
ひろ木
不明。「週刊ガセ」からいくつかピックアップするという形をとって、おそらく作った小噺をつなげていくというもの。語り口が誰かに似ているような気がするのですが、最後まで思い出せず。
百栄
弟子の強飯。この客層なら爆笑ですよ。「じつにどうも」で爆笑。さらにためて、「けしからんもんで」ときたもんだよ。いつもの通り楽しめました。ひょっとしたら気をよくして、楽屋でも圓生の物まねやっていたかもしれません。それを菊之丞師が聴いて今日の根多を決めたかもしれません。だとしたら、寄席という場には感謝しなければいけませんな。この二人で会をやるなんて、そうそうないでしょうから。
ロケット団
漫才。いつもの感じで。彼らの根多になりやすい出来事ことばかり起きているのでは、という気にさえなってしまいます。
白酒
つる。生で聴くのは初めて。こんなに力強いつるなんですな。
菊之丞
法事の茶。師のサービス精神が伝わってくる高座でした。今回出てきたのは六代目中村歌衛門、先代文楽、先代正蔵、談志、圓菊。圓菊師やってくれたのはうれしかったです。
結城たかし
ギター漫談。結城さんには今日の客層が若い人に見えたようで、最後まで苦戦している感じでした。確かに「金の卵」がわからない人の方が多いかもしれません。そうなると金のスーツ着ている意味がかなり無いです…。
市馬
かぼちゃ屋。師の与太郎はぶっきらぼう。昼の部の権太楼師とは好対照。ぶっきらぼうな与太というにはひょっとしたら先代小さんがそうやっていたのかなと、ふと思いました。汚くなくても、こんなに馬鹿にみえるのはやはりすごいと思います。

今回の収穫

菊之丞師の法事の茶。市馬師の演る与太郎。

08/13第二十七回赤坂寄席 古今亭駒次勉強会@赤坂・カルチャースペース嶋行ってきた[rakugo]
駒次
飛行機こわい。ご本人飛行機苦手なのだそうです。機内でうとうととはするものの、決まった飛行機が墜落する夢を見るとのこと。偉くなって九州・北海道での仕事でも「陸路で行きます」と言えるようになりたいと、夢を語る駒次さん。根多は格安航空会社の飛行機に乗るけれど、救命胴衣や酸素マスク、ボートの料金がめちゃめちゃ高いなど、ツッコミどころ満載。
緑君
湯屋番。お決まりのまくらのはずなのですが、やはりなんだか落ち着きがないです。でも根多に入ると、ニンにあっている根多だということもあり、端々にうまさをのぞかせた高座に。今後は端々、を少しずつ広げていってくれるでしょう。
駒次
爆走!迷登路一家。鉄道戦国絵巻の東京メトロ v.s. 都営地下鉄版。間に挟み込むネタはとてもおもしろいです。サゲをどうするかでしょうな。

=== 仲入り ===

駒次
そば清。「ど〜も〜」があったので、おそらくさん喬師の型が元なのでしょう。駒次さんがやると明るくて、わいわいがやがや寄合噺なんだということをふと思い出させてくれます。そばの仕草とか、サゲの微妙さとか、そーゆーことをあまり気にせずに楽しむことができました。またどこかで聴きたいです。

本日の収穫

駒次さんのそば清。

*1: 舞台の話なのに競艇用語ですんません。でも個人的にはこれが一番しっくりくるのです。

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2011.08.25 (Thu)

08/21黒門亭2部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • ここのところ寝床掛けそうな主任のときには密かに期待をしていたのですが、今年はまだ寝床聴いてませんでした。そろそろ聴きたいなと思っていたところに一琴師が黒門亭で寝床演っていただけるとのこと。
  • 面子をみて「声の高めの人ばかりだな」と思ってぼそっとtweetしたら、一琴師から「声低めに話すので来てください」と言われてしまいましたよ。噺家さんに声かけられるの馴れていないので、焦りました。
  • 来てみると、落協の事務の方とおぼしき人が何人もいました。あんなにいらないでしょ。暇そうで、「これで黒門亭よりも朝呂久さんの会の方が人が多かったら...」云々言っているのが聞こえてきてしまったわけで。そんなの聞かされる客のテンション下がるに決まってるでしょ。
  • 黒門亭は初めてなのですが、客の出足はイマイチ。ただいつの間にかそこそこの入りになっていたようでした。1部は壁の周りだけしか客がいなかったとのこと。
丈二
だくだく。まくらは横目家ネタ。で、迷いつつ根多おろしのだくだく。古典だとは思わなかったです。あぁ、やっぱり「つもり」のところは変えたくなりますよね。
多歌介
ちりとてちん。まくらは地方ではいろいろなところで落語をやらされた話。大工調べしか聴いたことがなかったので、こういった噺もできるんだなぁと思いつつ。
一琴
寝床。満足。まくらは...やはりきました。ただ、2分だけ声を低くするというもの。2分ちょうどでもとにもどるというか、弾ける一琴師。そうきましたか。あのネタだけでここまで広げるんですね。プロだなぁ。会場のほかの方々も笑ってくれたので救われました。根多にはいっても、弾むように噺が進行していきます。最初、ほかの人がやる「キンピラに入っていた唐辛子で少し喉を痛めて調子悪い」というのがなくてあれ?と思っていたら、代わりに「絶好調!」がきました。ご本人ここが好きだとか。確かにおもしろかったです。旦那がやっぱり義太夫やると決める場面は、あの柔らかい表情で表現。それにしても、偉い人の下手な趣味に付き合わされるというシチュエーションだけであそこまでたくさんくすぐりが思い浮かぶのはすごいなぁと、改めて本の良さも実感しました。

本日の収穫

一琴師の寝床。

08/24 池袋演芸場昼の部「ぽっかぽか寄席」行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 夏休みです。演芸好きな奥さんが子供連れてきてます。廓噺などはかからないだろうな。
  • お隣で子供に一生懸命英才教育するお姉さん。めちゃめちゃほほえましいです。
  • 平日ですが、ほぼ満員に。
正太郎
道具屋。うん、確かにうまいですね。
小せん
鷺とり。池袋ということで、さほどかからない鷺とり。毎度の事ながらこーゆーバカバカしいの好きなんだろうなぁ。
小歌
権助魚。権助さんの訛りが少々きつい。以前聴いた浮世床よりは良かったのですが、最後のサゲの部分まで喉が持たなかったようで、喉に痰がからんでらっしゃったようす。残念。
夢葉
奇術。いつもの感じで。
小はん
船徳。途中まで。口がちょっとフゴフゴな感じですが、声自体はしっかりしてます。歌いながら竿をさしていて、客から「早く艪に替えろ」と言われても「歌い終わるまで替えません」という徳さんが馬鹿すぎていい。
馬石
元犬。本日が師の初日だそうです。期待に満ちている客席とちょっと呼吸が合わない様子ですが、仲入りで前座噺もってきました。前座さんが普通やるものよりも少し長め。なかなか楽しめました。

=== 仲入り ===

う勝
近日息子。初めて。どんな感じの方なのだろうと思っていたら、なかなか楽しそうです。ちょっと長めにご本人の来し方をお話しされていました。旅行会社→葬儀会社だったんですね。しかも正蔵師と同い年の苦労人。噺も初めて聴くものでしたが、これもいい噺です。楽しめました。文字助師は六代目小勝の四番目の弟子。六代目小勝は八代目文楽の惣領弟子。当代小勝は八代。六代目小勝死去のあと初代三平一門へ。そーゆー縁でう勝さんが今回の芝居のクイツキに出てきたとのことです。
正蔵
ハンカチ。前に出ていたう勝さんをうけて、そのネタを少し入れ込んでました。
小雪
大神楽曲芸。寄席は2年数ヶ月振りなんだそうです。初めてです。升を放り上げて傘で回すときの動作がきびきびしていて観ていて気持ちよいです。子供さんに客席から鞠を投げてもらって傘でうけようとするとき、いろいろ投げ方を必死に教えようとしている様は楽しかったです。
三三
お化け長屋。前半部分はさすが三三師という感じ。楽しめましたね。後半の混ぜっ返し方も三三師らしい。どこか冷静に見ていて、どんどん突っ込んでいくやり方。これで裏目に出ることもあるのですが、今回はうまくいってました。楽しい高座でした。

本日の収穫

三三師のお化け長屋。う勝さん。

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2011.08.30 (Tue)

2011年10月集英社新刊コミック[book]

いつものところ[s-manga.net]。今回は個人的には特になし。

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