【開演まで】
- 最初の出足はあまりよろしくなかったですが、いつの間にやらほぼ満席に。
- 中高年もちらほらいる中、若い人がやや多い感じかも。
- 市江
- ん廻し。こんなの持ってるんですね。久しぶりに聴きましたが、以前のあのどうしようもないリズムの刻み方がなんとかたまにちょっと出てくる程度までなりましたね。まずは一安心。
- 笑組
- 漫才。いつものかんじで。
- 美るく
- 大安売り。前座の時にも聴いた記憶があります。そのときとあまり変わってないかも。四角い座布団をはみ出すような動きでした。
- 扇里
- 持参金。真打昇進前後にも聴いた記憶が。
- 美智・美登
- 奇術。奇術より踊りが多くなってきましたね。最後は奴さんだったし。
- 市馬
- 時そば。最初の方で奥の席に座ろうとした客に邪魔されちゃんと聴けなかったことが残念ですが、いいですね。細かい銭を出すときには声が高くなるんですね。真似をした人の場合にはさらに高くなってました。
- 今松
- 近日息子。おー、こんな根多でくるとは。今松師でトントントンと聴かせていただきました。うれしい。
- 東京ガールズ
- 俗曲。いつもの感じで。
- 小さん
- 看板のピン。ちょいとうとうとしつつ。
- 金馬
- 権兵衛狸。浅草で聴いたときの方がよかったなぁ。でも相変わらずの健在ぶりです。
=== 仲入り ===
- 世之介
- 宮戸川。ちょいちょい独自のくすぐりを挟みつつ。
- ペー
- 漫談。英単語をズラズラ並べて話すという芸風でしたっけ。ルー大柴みたいじゃないですか。
- 馬の助
- 動物園・百面相。権兵衛狸なくなったと思っていたら、こっちがきました。たぶん初めて聴きます。
- 小満ん
- あちたりこちたり。師自作だそうで。ふらふらほっつき歩いているだけなのですが、くすぐりのセンスがいいなぁ。言葉のチョイスがいいです。
- 仙三郎社中
- 太神楽曲芸。本日は仙三郎さんと仙三さん。時間の関係なのでしょう、鞠・土瓶・笠でおしまい。
- 喬太郎
- 文七元結。きました。ねじ伏せられてしまいました。15年後、どんな文七元結みせてくれるのか楽しみ。佐野槌の女将は少し声を荒げる場面もありましたが、さん喬師ほど激情をほとばしらせる感じでもなく。でもテンションはいい感じ。吾妻橋の場面では、とうとうというところで長兵衛は肩で息をしながら決断を迫られるという演出。最後の夫婦の言い合いのところはやはりおかしくて。すばらしかったです。
【本日の収穫】
喬太郎師の文七元結。市馬師の時そば。今松師の近日息子。小満ん師のあちたりこちたり。お目当ての方々が良かったですよ。