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更新日: 2014/05/26

2012年 01月 後半


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2012.01.17 (Tue)

2012年03月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[bookclub.kodansha.co.jp]。以下購入予定。

03/13
末次由紀ちはやふる』16巻 講談社COMICS Be Love

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2012.01.25 (Wed)

01/12立川流夜席@上野広小路亭行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 夜席は相変わらずガラガラでした。
  • 今回はそこそこ反応のよいお客さん方で助かりました。
らく兵
たらちね。あー反り身じゃないんですね...
幸之進
狸の鯉。ふつうに狸札かと思ったら鯉のほうでした。
志ら乃
平林。定吉ではなく八五郎が以前喧嘩した男のところへ手紙を届けるという設定になっていました。いつの間にやら子供が集まって盛り上がるパターン。これはこれでいいんじゃないんでしょうか。
談修
看板のピン。ギャンブルやらない人が看板のピンやっていて楽しいのかなというのはふと思ってしまったのですが、今回は線の細さはさほど気にならなかったです。
談幸
町内の若い衆。あのおかみさんと冴えないあの若い衆とのやりとりがどうしようもなくくだらないです。「三つ指つけ」と言われて三本の指で目をついてくるとか、くだらないですよ。ずいぶん前に一度聴いたきりで忘れていたこともあり、笑ってしまいました。
談四楼
柳田格之進。やっと聴けました。師にしては結構淡々とした感じ。地の語りの部分が少し多めの印象があったせいか、小説を読んでいるような感覚でした。

本日の収穫

談幸師の町内の若い衆。談四楼師の柳田格之進。

01/16上野鈴本演芸場昼の部行ってきた[rakugo]
菊六
出来心。端正な方なので、もっとニンにあってらっしゃる方はいらっしゃるような気はしますが、まっとうに。
ストレート松浦
ジャグリング。キティちゃんのハンドタオルは有名なんでしょうか。
菊志ん
かつぎ屋。たぶんこの演目だと思うのですが。七福神の紙を配るところまではいかず。もう正月しか聴けない根多ですね。
三三
湯屋番。久しぶりに聴きました。こちらは浅草のほうの銭湯なんですね。
ペペ桜井
ギター漫談。よくうけてました。
南喬
初天神。お向こうのうちに夫婦の夜のことを言うぞと取引しようとする金坊って、上方の型だったような気がします。
馬生
安兵衛狐。噺のリズムは実はgdgd?馬生師の安兵衛狐は花見とか何とか言って谷中に行くんじゃないんですよね。
ダーク広和
奇術。二之席ということで、袴姿で登場。昔の日本の奇術を紹介。
喜多八
やかんなめ。よかった。意外ときさくなお武家様でよかったです。自分に助けを求めている理由をことごとく勘違いしているところなどはかわいらしい。

=== 仲入り ===

ロケット団
漫才。やはり今回も最近のニュース等を織り交ぜつつ。
歌武蔵
支度部屋外伝。夏のときの恰幅のよい方のネタが多めです。
文左衛門
寄合酒。女性が多いときにあえてこの根多やっているような気がします。
正楽
紙切り(はねつき、かまくら、横綱土俵入り、どんと焼き)。かまくらでちょっと悩んでいたようですが、なかなかいいのができあがってましたよ。あの袋は鈴本が用意しているらしいです。
菊之丞
品川心中(上)。やっとちゃんとした品川心中聴けました。最後の場面は楽しいですね。ただ、上だけだと見せ場はこの最後の場面くらい?あとは花魁と貸本屋のやりとりをうまく見せる工夫が必要でしょうか。ひとまず今回はまともなのが聴けたということで満足しました

本日の収穫

喜多八師のやかんなめ。菊之丞師の品川心中。

01/16上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]
さん弥
雑俳。こんなのももってらっしゃるのですね。
小雪
大神楽曲芸。鞠を客席から投げ込むときにはやはり余裕がない感じになってしまうのですが、それは観ている側としては楽しいわけで。
正朝
寄合酒。文左衛門師ので聞き慣れているのですが、持ち寄ってくる肴の出番が違うのですね。
左龍
粗忽長屋。久しぶりだなぁ。最初の股ぐらくぐるところをカットして、この出番でも大丈夫なサイズに納めています。
遊平・かほり
漫才。いつもの感じで。
百栄
生徒の作文。以前ノラやで聴きましたが、久しぶり。この内容のままで寄席にかけてるんですね。やはり発想がいいです。
白酒
松曳き。DVDで聴いて、以前百栄師の会でも聴いてますが、やはり面白い。ザックジャパンは虚をつかれました。某広瀬さんがうけてましたよ。今回も呼んでおいて「くせ者じゃ」やってました。何回聴いてもあれはひどいと思う。好きですが。

=== 仲入り ===

夢葉
奇術。鞭を鳴らすときの注意事項は、やはり事故があったからなのですね。
扇遊
蜘蛛駕籠。記録してないのですが、寄席通い始めたときにこの根多を聴いていたのですが、それが扇遊師だということがわかりました。
小菊
粋曲。いつもの感じで。やや短めかもしれません。
喬太郎
転宅。一朝師や三三師で聴いているのですが、そのときはいずれもヒザ前だったもので、トリで聴くとなるとやはり余分なものが入っているなぁという印象があります。食べ物失敬しているところや、夫婦になることになってひたすらうろたえるところとか、そんなあたりが多めになってます。師がやるなら特に普段もてない男の狼狽える様は描きたいところにはなるのかなと思います。

今回の収穫

白酒師の松曳き。喬太郎師の転宅。左龍師の粗忽長屋。百栄師の生徒の作文。

01/22柳家一琴根多おろし@神保町らくごカフェ行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 他の寄席・落語会との兼ね合いもあって行くかどうか迷っていたのですが、浅草演芸ホールには31日に行くことにして、今回はこちらに。
  • 開演15分前ぐらいに行ったらそこそこ席は埋まっていました。ただ今回は、小さなテーブルを出したままでしたね。久しぶりに来たのですが、客が少なくなっているのかも知れません。
一琴
鈴ヶ森。おもしろかった。寄席でも是非聴きたいです。新米泥棒が間抜けというよりは、どちらかというと初天神の金坊に近いかも。「ボケてるからツッコんで〜」というオーラが感じられました。喜多八師・一之輔さんがやられている竹の子のシーンはなし。首を横に振って否定するときに、顔の筋肉がよく揺れて、おもしろさが何割か余計になっています。言い立てをなかなか言えないことがいいフリになっていてサゲは個人的には好きなのですが、ご本人によると満足されていない様で変えたいようですね。最初ちょっと危なっかしいところもあったのですが、この後稽古なさるでしょう、きっと。
一琴
ざる屋。よくうけていたと思います。上方だとイチビリって概念があるからまた別の感覚で聴いてるんでしょうね。

=== 仲入り ===

一琴
抜け裏。演る人がいない積極的な理由はわからず。ただ、寄合噺と酔っぱらいが出てくるという印象しかない というのが正直な感想。どうやら、寄合噺と酔っぱらい根多がつきやすいというのがあるらしいです。あのサゲを言いたいが為に延々酔っ払いをやっているとしか思えないですけどね。ま、それも落語ですよ。

今回の収穫

一琴師の鈴ヶ森。抜け裏。

01/22上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 普段の鈴本夜の部よりは客は多め。でもまだゆったり。
  • 太神楽曲芸の反応を見る限りでは、あまり寄席にはきていない客が多いようでした。特に後ろのほう。
喬之進
のめる。文左衛門師で散々聴いている客の前でやるんだもんなぁ。詰め将棋が詰まらない理由が、千三つなどと言われている髪結い床の主人が教えた詰め将棋だから、というパターンは初めて聴きました。
和楽社中
太神楽曲芸。いつもの感じで。あまり寄席には来ていらっしゃらない客が多いようで、歓声がいつもより多め。
左龍
浮世床(芝居見物の夢)。本当に楽しそう。
歌武蔵
支度部屋外伝。場所が終わったところということもあり、前回聴いたときよりは相撲ネタは多めです。
マギー隆司
奇術。お客さんもあきれながらも楽しんでらしたと思います。たぶん。
馬石
金明竹。兵庫出身なので「上方ことばが上手すぎ」と言われていないかどうかちょっとドキドキ。いつもの感じで。
小燕枝
小言幸兵衛。無駄がなくていいですね。

=== 仲入り ===

ロケット団
漫才。いつもの感じで。うけてましたね。
一朝
芝居の喧嘩。また聴けました。今回はたがやあり。ダジャレいうたび客の反応を見るのが楽しそうでいいですね。声は少々かすれ気味だったかも知れません。
正楽
紙切り(初午、福原愛、ダルビッシュ、初雪)。福原愛には少しだけ悩んでいたようですが、卓球やっているところもうまく描いていました。初雪はまず小さい丸を切り抜くところから。
文左衛門
もう半分。良かった。見どころ聞きどころ多し。是非またどこかで掛けていただきたい。噺の軸足としてはあのみすぼらしいじいさんに置いています。前半はこのじいさんのひとり芝居。これがもう、おいしそうに酒を飲むわけですよ。もう半分、もう半分、って言いながら。このじいさんが一時退場した後の夫婦のやりとりですが、主人が最後まで優柔不断。いいひとなんだけどね。談四楼師のもう半分はここにたっぷり時間を使ってお互いの心情をぶつけ合っていましたが、それよりもやや早めにじいさんが戻ってきます。再び戻ったじいさんの身の上話から懇願のところは聞き応えアリです。おかみさんは一貫して冷徹。主人はここでも意を決することはありませんでした。談四楼師のときは最後に意を決してここで冷たい言葉をなげつけるんですけどね。文左衛門師の場合はそれはナシ。そしてドカンボコンとなってしまいますが、じいさんが永代橋の欄干に足をかけているところの描写まであります。ここから先は見開いた目の演技でじいさんの恨みを表現しています。子供が油をなめるところの目の遣り方もよかったです。

本日の収穫

文左衛門師のもう半分。左龍師の浮世床。小燕枝師の小言幸兵衛。

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2012.01.27 (Fri)

01/26池袋演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 開場時の客は少な目
  • 客層としてはいつものマニアっぽい人たちに加え初心者と思われる若い人もちらほらと。共通することは、双方ともあまり声を出して笑わないこと。
  • ということで芸人さんたちはどこにターゲットを絞ったらいいのか苦心されていました。
一左
子ほめ。うーん。としか言えないです。
圓十郎
宮戸川。この方、個人的に好きなんですけどね。噺の最初のところは大師匠の圓蔵師に似てるなぁなんて思いながら。あとはニンにあうような根多に出会えるといいのですが。ご本人は最後のところの濡れ場にはいるところを一生懸命に「わかります?わかります?」としつこく客席に問いかけながらやるのはこの人らしいと言えばそうなんですけど、すっとやってほしいところではあります。
左龍
大仏餅。この出番でこの根多ですか。初めて聴きました(*1)。噺の運びが圓朝作品っぽいのですが、やはりそうでしたか。しんみりするので、トリの根多でも通用しそう。
しん平
替わり目。楽屋にいて笑いが聞こえないので不安だったようです。グズグズ言いそうで面倒だなと思ったので外面だけ笑顔にしておきましたよ。ひとまずそれで悪意はないということは伝わったようで。たぶんやる気のない古典という気はしました。夫婦の仲がどうみても良さそうではないんですよ。途中気を抜いたのか間違えるし。ワシにとってしん平師の苦手な部分を見せられてしまったといったところでしょうか。
笑組
漫才。いつものかんじで。
藤兵衛
天日裁き。以前黒門亭でやってらっしゃったらしいですが、珍品のようです。日照権裁判のはしりとありましたが、こちらは仕事ができなくなるという訴えで、現代はまともな生活ができなくなるというものなので若干性格は違う気がします。裏で陰謀をめぐらすとは、大岡様も悪ですな。

=== 仲入り ===

一之輔
初天神。まくらには真打昇進のポスターのネタ。ポスターのところに吹き出しで「やっぱり辞退します」なんて落書きされていて、指紋から犯人は三遊亭天どんだった、で思わずウケたら「ウケないひともいるという。マニアと初心者でバラバラの客層」なんてことを言われてしまいました。そんな中の初天神。以前聴いたときよりは時間がたっぷりあったのでいろいろ聴くことができました。ただ最後のほうは個人的に飽きてきてしまいました。
燕路
夢の酒。生の高座で聴くのは初めてかも知れません。悋気の奥さんやらせてもうまいですよね。
夢葉
奇術。いつもの感じで。ロープの手品は始めてみたかも知れないです。最後は投げておしまい。
柳朝
不動坊。お家芸(*2)できました。以前山野楽器聴いたものよりは時間がたっぷりということもあり、よかったです。銭湯のシーンもいいですし、今回はあの三人組のコントもよかった。この根多は楽しくていいですね。

本日の収穫

藤兵衛師の天日裁き。左龍師の大仏餅。柳朝師の不動坊。

01/26第二十回はなし三人会@池袋演芸場行ってきた[rakugo]

開演まで

  • この辺のキャリアの落語家さんたちの会は初めて。
  • 客層はほぼ壮年層。男性が多めですが女性もちらほら。いわゆるご贔屓の方たちなのでしょう。
菊丸
棒鱈。酔っぱらいということもあり、江戸っ子口調は少しのの片鱗をのぞかせたのみ。でもよかった。
吉窓
お血脈。地噺好きなんですかね。師らしくいつもより多めにダジャレを堪能。

=== 仲入り ===

はん治
百川。根多だしは厩火事。ところが仲人やった人が諭す手前で絶句。「前座さ〜んお茶持ってきて」と一息ついたあとには「ノート持ってきて」。大事なところは色を変えて書いているという話をした後仕切直し。やはり詰まってしまう。楽屋から「別の噺」という声がかかり、百川に変更。稽古中とのことですが、百兵衛がやはりかわいいです。河岸の若い衆が箸をなめるときのくすぐりが右朝師の音源のものと同じでした。もとは同じ出所なんでしょうか。

今回の収穫

菊丸師の棒鱈。

*1: 文左衛門師が自分の会でやってらっしゃるらしいです。
*2: 困ったときのお家芸かも知れませんな。

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