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更新日: 2014/05/26

2012年 03月 後半


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2012.03.21 (Wed)

寄席・落語会の感想かなり溜めてしまいました。一挙に。

03/01池袋演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 新宿末廣亭の例の発言以降、初めて芸協の芝居へ。
  • あんな発言にもかかわらず、全体的にまったりムード。
風子
強情灸。二ッ目昇進だそうです。母ひとり子ひとりだそうで。確か芸協の前座は長かったと思うので、それを考えると真っ当かなと。
ひでや・やすこ
漫才。盛り上げていました。漫才なんだか夫婦同士の言い合いなんだかよくわからない感じで。
今輔
旅行日記。先代今輔も演っていた根多らしいです。二人旅に似ている感じ。
右左喜
小言念仏。鉄板の根多だと思うのですが、なんでこんなになってしまうのでしょうか...
東京ボーイズ
ボーイズ。仲さんペシペシ叩かれながら。
平治
引越の夢。何故かところどころ権太楼師の影がちらつきます。ご本人好きなんでしょうね。
笑三
てれすこ。聴けました。欲張りなのが良くない、みたいなことをしつこいぐらいに押してました。

=== 仲入り ===

宮田章司
江戸売り声。いつもの感じで。
柳橋
長屋の花見。この春最初の長屋の花見。良かった。ワイワイやりながら、大家さんが的確なツッコミ。
右紋
犬の目。ラジオでやっていたような気がするので得意根多なんでしょうが、発信するものが少ないので眠くなっているお客さんがちらほら。
健二郎
太神楽曲芸。こないだ見たのと同じ感じで。
寿輔
小倉船。フラスコのくだりはかすかに聞いた記憶が。後半のダジャレの連発では、やはり今のお客さんには辛いのでしょうな。ちょっとガッカリしながら演ってらっしゃいました。

本日の収穫

柳橋師の長屋の花見。寿輔師の小倉船。笑三師。

03/01池袋演芸場夜の部残ってみた[rakugo]

開演まで

  • 昼の部に引き続いて夜の部も。
  • 本当は圓馬さんまで残りたかったのですが、諸般の事情ということで。
双葉
一眼国。久しぶりに聴きました。で、落協では聴いたことのない一眼国。珍しいもの持ってますな。
紙切り。お客さんを軽くあしらいつつ。
夢吉
思い出。これが芸協に伝わる根多ですか。ベタといえばベタですが、夢吉さんの押し出しが強いこともあり聴いていて楽しいです。何とかして夢吉さんを聴く機会を増やしたいですな。
小文治
野ざらし。前回きゃいのうだったのでよくわからなかったのですが、今回聴いたらなかなかいい感じでした。水面混ぜっ返すところは楽しそうでしたよ。
マジックジェミー
奇術。見つかってしまい、いくつかお手伝い。何故か英語の発音がいいとか言われてしまいました。
南なん
転宅。ここのところ転宅づいています。師らしく、さほど押しは強くなく、軽い感じで。というか、喬太郎師がオーバーなだけなのでしょうか。
桃太郎
歌謡曲を斬る。5年ぶりに演ったそうです。先代圓蔵が洋画のタイトルでいろいろ突っ込んでいる根多があるらしいのですが、それを歌謡曲で。師らしいですな。

本日の収穫

夢吉さん。南なん師の転宅。小文治師の野ざらし。

03/05上野鈴本演芸場昼の部行ってきた[rakugo]
遊一
ぞろぞろ。以前聴いたときと印象が少し違いました。楽しそうに演ってました。
ダーク広和
奇術。カードの扱いなど。今日も少し失敗してましたが、でもあれ好きです。脇から見るとカード隠してるの見えるんでしょうね。
市馬
道具屋。なかなか。短筒まではやらないんですね。あの終わり方好きなんですけど。
小燕枝
長屋の花見。良かったです。先日柳橋師のを聴いたのですが、小燕枝師のは長屋の住人が生き生きとしている感じ。
小円歌
三味線漫談。いつもの感じで。
白酒
権助魚。個人的にあまり好きではない根多ですが、師にかかるとおもしろい根多に変わるのです。不思議。
琴調
徂徠豆腐。最後に「これが徂徠豆腐か」とわかる構成。ほう、なんて思って聴いてました。あとは扇辰師の徂徠豆腐ですな。
二楽
紙切り。いつもの感じで。
歌之介
幕末龍馬伝。おそらく一番笑いが多かったと思われます。時間が足りなくて途中まで。

=== 仲入り ===

遊平・かほり
漫才。いつもの感じで。
正蔵
鼓ヶ滝。いつもの感じで。
馬石
たらちね。ふつうのたらちねとちょっと違う感じがしたのですが、詳しくは憶えてないです。
仙三郎社中
太神楽曲芸。仙花さんと。いつもの感じで。
扇遊
寝床。まくらがカラオケの話から入るところといい、志ん朝の寝床でしょう。個人的に蔵の中で義太夫が渦を巻くというシーンは大好き。旦那が怒り出すところはなかなか聴き応えあり。

本日の収穫

扇遊師の寝床。小燕枝師の長屋の花見。琴調先生の徂徠豆腐。遊一さんのぞろぞろ。

03/05鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • いったん演芸場の外に出た後、夜の部へ。
ぼたん
悋気の独楽。何か新作あるのかなと思ったのですが、無難な選択。
和楽社中
太神楽曲芸。いつもの感じで。
志ん輔
のめる。師では初めてかな。
三之助
金明竹。これまた無難なところで。
のいる・こいる
漫才。いつもの感じでへいへいほー。
正朝
寄合酒。おなじみのが続いてしまったので、この辺で気を失っています。
雲助
身投げ屋。南なん師のを聴いた後ということもあり、値踏みするところが余りにもオーバーに見えてしまいました。

=== 仲入り ===

小菊
粋曲。いつもの感じで。
歌武蔵
無精床。そういえばこの根多寄席ではあまり聴いたことがないような気がします。圓蔵師で一度聴いただけのようです。志ん五師とかでも聴いてみたかったです。床屋の親方がニンにあっていて楽しいです。ボウフラ手懐けるの3年とか笑ってしまいました。
正楽
紙切り。いつもの感じで。
百栄
桃太郎後日譚。まくらがいつものとは少し違う感じ。目当てに来てくれた客向けに語りかけます。月曜日の雨の日でこれだけ来てくれたのならいい方だ、とカーペンターズのRainyday and Mondayの一節をボソリと。噺のほうは、語り口の端々からあぁこの人には古典のリズムが染み込んでいるんだなぁということを感じました。

今回の収穫

百栄師のまくらでの距離感と語り口。歌武蔵師の無精床。

03/13池袋演芸場昼の部行ってきた[rakugo]
羽織の遊び。以前左龍師で聴いたときの根多と違うような印象が。
ストレート松浦
ジャグリング。楽しそうでした。お客さんも楽しまれた様でしたよ。今回タオルはキティちゃんではなかったようです。
歌奴
悋気の独楽。こーゆーのも持ってらっしゃるのですね。楽しそうに。
白酒
ざる屋。いつもの感じで。一時期ワシとしては「またざる屋かよ」などと思っていたのですが、今となっては楽しいです。
アサダ二世
奇術。やはり雑談多めで。
歌武蔵
黄金の大黒。大家さんへの挨拶がなかなか出てこないところで「おまえが圓歌の弟子だというのはわかったから」には笑った。寄合噺らしく賑やかな高座でした。
小円歌
三味線漫談。本来は川柳師の出番でしたが、まだ届いていないとのことで急遽つないでいました。いつもの根多に話を織り交ぜてといった構成。先代馬風が小円歌さんの実家のすぐ近くに住んでいたという話はおもしろかった。小さい頃近くの公園へ行く近道の途中に先代馬風の家があったのだが、そこにいつも先代馬風が待ち構えていて、子供達を捕まえようとしていたそうです。幼い頃の小円歌にはやはりこわかったらしく、捕まってしまうと泣き叫び「色川のおじちゃんに捕まったぁ〜」と泣きながら家に帰ったそうです。先代馬風は豪快な人という話を聴いていたのですが、子供好きだったんですかね。
川柳
当世音曲噺。池袋ならガーコンたっぷりのはずですが、遅れてきてつないでもらったこともあり、比較的短めで。
さん喬
寝床。根多に入ってハナのところ義太夫のさわりを顔を真っ赤にしてやってらっしゃいました。これは良かった。拍手が起こってました。義太夫さえなきゃいい人なんだけどなぁという雰囲気をにじみ出すことができるのはさすがだなと。

=== 仲入り ===

歌る多
人形買い。最近久しぶりにどこかで演ってらしたらしく、それを池袋でも。この根多壺算みたいな奴かと思っていると、後半でギャフンとなっちゃうんだよね。
歌司
火焔太鼓。うーん。漫談聴いてたほうがいいかも知れない...
ゆめじ・うたじ
漫才。いつもの感じで箸のネタ。
圓歌
漫談。どうやら初日二日目お休みで上方へ行っていたらしいです。今日は根多に入るかなと思っていたらそのまま漫談で終了。「すいません明日からまじめにやります」だそうで。

今回の収穫

小円歌さん。さん喬師の寝床。歌武蔵師の黄金の大黒。

03/13池袋演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • いってきたというか、引き続き残ってみたまで
  • 菊之丞師がいらっしゃらないのは残念だが致し方ないところで。
麟太郎
金明竹。あの顔なのですが、おかみさんが妙にうまいのです。
久蔵
浮世床。まくらで探りながら、いつものやつを。
東京ガールズ
俗曲。いつもの感じで。
白鳥
シンデレラ伝説。これずいぶん前に作った噺らしいですね。こないだ鈴本で聴いた根多といい、メルヘン得意なんですね。
玉の輔
動物園。池袋演芸場絡みのマクラの後の根多にはいるという、いつものパターン。
美智・美登
奇術。いつもの感じで。観客が少数精鋭と言うことで、ワシも飴ちゃんもらいました。
正朝
悋気の火の玉。「火の玉」は初めて聴きました。火の玉でたばこに火をつけるなんて、バカバカしくていいです。

=== 仲入り ===

菊輔
(ちはやふるの歌の解説)。口跡はやはり圓菊師に似てらっしゃるのだと思います。まくらを振っていたのかと思っていたら、おもむろにハコから自作の巻物の手紙を取り出し、「ちはやふる」の歌の解説をいろいろな側面から解説。結局千早振るの根多まではやらなかったのですが。末次由紀「ちはやふる」まで参考文献に入っていておっ、と思ってしまいました。
権太楼
つる。師らしいなぁ。
笑組
漫才。いつもの感じで。
小里ん
明烏。今回当たったのは廓噺のほうでした。時期が時期なので、この根多。酒を断ると艶消しになる、という言葉は他の演者の明烏では聴かないような気がします。あとは途中の雷門前のお店で中継ぎというのもありました。柳家の定番と廓話、小里ん師で聴きたい根多はまだまだあります。

本日の収穫

小里ん師の明烏。正朝師の悋気の火の玉

03/17志らく・談笑二人会@さいたま市民会館おおみやに行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 久しぶりにホール落語。
  • 開場時間の少し前に着いたのですが、すでに開場してました。
  • 客入りは非常によろしくないですな。見た目7割ぐらいと錯覚しそうですが、詰めたら半分ぎりぎりいくかどうかという感じじゃないでしょうか。客層は若い人がやや多め。
  • これじゃネタじゃなく本当に談笑師来たがらないようになってしまいますよ。
  • ってゆーかさー、昇太師みたいにソニック小ホールあたりでやってくんないかなー。やっぱりホール借りる値段の関係とかいろいろあってこっちになってるんでしょうな
  • 反応自体はなかなかいいお客さん。
がじら
雑俳。立川流はこれ前座噺なんですよね。
談笑
堀之内。これ聴けたのはありがたかった。よかった。ギャグ沢山。堀之内演って駄々滑りで討ち死にしていく噺家を何人かみてきただけに、どんどん攻めてゆく様は見事です。
談笑
時そば。こちらは想定の範囲内という感じでしょうか。

=== 仲入り ===

志らく
紺屋高尾。 師らしくギャグやや多め。個人的には親方が良かった。「俺の目を見ろ!」のくだりはかっこいい。談志かと思った。

本日の収穫

志らく師の紺屋高尾。談笑師の堀ノ内。客入りは少々ひどいですが、来年やるようであればまた行きたいです。

03/20上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • いつもより遅く家を出てしまったのですが、なんとか前座さんには間に合いました。
  • ゲラ手前の人がチラホラと。
  • 客席後方から不規則発言をする高齢者客あり。
緑君
初天神。これは結構いいですね。リズムがよかった。泣くところは遊雀師をふと思い出したし。わめこうとして誰か人を探すのもワケワカランですな。
アサダ二世
奇術。いつもの感じで。お客さん結構感嘆してました。
菊太楼
子ほめ。かっちりと。声の出し方はおそらく師匠に似てらっしゃるのでしょう。
はん治
背なで老いてる唐獅子牡丹。久しぶりに。聴く度に客がウケるポイントが違いますな。
正楽
紙切り。こいのぼり、歌舞伎役者、(ひとつわすれた)、紙切り。いつもの感じで。
琴調
徂徠豆腐。2回目。本牧亭はパチンコ屋のあたりにあったんですか。知らなかった。
馬石
四段目。よく掛けてる根多で。

=== 仲入り ===

燕路
粗忽の釘。おカミさんにギャンギャン言われて釘を打つところは師らしく、とても楽しいです。
扇辰
(善光寺の由来)。お血脈までいかず、一時間目の授業で終了。
和楽社中
太神楽曲芸。例のナイフ投げで真ん中に人を立たせる、というときに小楽さんがいつもと違う台詞を言って、和助さんがウケてたのに笑った。
菊志ん
刀屋。サゲは花緑師とも少し違っていました。「まいごやーい」で熊さんが新しい若旦那の噺をしていたので、これはサゲの仕込みだなとはわかったんですけどね。個人的にはあのあと、刀屋さんがどう応対するのか聴いてみたいです。前半の刀屋主人と徳三郎のやりとりはこの根多の聴きどころになるとは思うのですが、若手にはハードル高いかも知れません。今後の楽しみに取っておきます。

本日の収穫

菊志ん師の刀屋。燕路師の粗忽の釘。

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