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更新日: 2014/05/26

2012年 05月 後半


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2012.05.19 (Sat)

05/08上野鈴本演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 程良い感じ。
  • 多分あまり寄席に来ていない方が多め。
  • 実は色物多め。前座なし。
二楽
紙切り。東京スカイツリー、パンダ、阿波踊り。いつもの感じ。前に並んでいるおばさま方の注文を受けた形。
菊丸
子ほめ。浅い出番なのでこの根多を選択したのでしょう。
文左衛門
手紙無筆。前半はいつもよりもややゆっくりとやってました。
遊平・かほり
漫才。いつもの感じで。
さん喬
高砂や。師で聴いたのは初めて。謡いや都々逸を楽しそうに。いいですね。
和楽社中
太神楽曲芸。和楽さん、小楽さん、和助さん。和助さんを真ん中に立たせてのナイフの六丁交換取りでは、最後の最後で和楽さんが落としてしまったのでもう一度。和助さんにとってはすこし心臓によくない高座となったかも知れません。
白酒
万病円。言葉遊びの根多。初めて聴きました。白酒師のニンにあっていて良かったです。今後も寄席で聴くことになるかも知れません。
小円歌
三味線漫談。いつもの感じ。踊りはかっぽれ。
喜多八
いかけ屋。鈴本でも聴くことができました。鰻屋が子供にいろいろ注意をしているところで客が空き缶を落としてしまうとすかさず「カンカラ落とさない!」と入れ込んでました。

=== 仲入り ===

のいる・こいる
漫才。いつもの感じで。最前列の若い女性も楽しんでいたようです。
一之輔
壺算。三三師あたりのから習ったんだろうなと想像できるぐらい、その影響が窺えました。「体調のいいときにサシでみっちり勝負がしたい」とかそのまま使ってるんですよね。
扇遊
夢の酒。こちらのおかみさんもかわいい。
紋之助
曲独楽。小手調べの後の扇子の上に独楽を立たせる芸が珍しくなかなかうまく行かない。結局風車をやるすぐ前にやることに。
正蔵
一文笛。残念ながら余りよく口が回ってなくて、ところどころ何を言っているのかわからない感じ。

本日の収穫

喜多八師のいかけ屋。白酒師の万病円。さん喬師の高砂や。

05/12 上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]
歌扇
月給日。どれくらい昔なのかはわからないですが、月給日のサラリーマンの素描。特におもしろい部分も無く。せいぜい居酒屋のおねえさんの訛りのところくらいでしょうか。
和楽社中
太神楽曲芸。いつもの感じで。
菊志ん
堀の内。お客さんのウケはなかなか良かったと思います。「私のブログ読んでるんですか」には思わず笑ってしまいました。
喜多八
短命。お客さんよくウケていました。これも師の鉄板根多になるといいなぁ。
小菊
粋曲。いつもの感じで。この季節らしく茶摘のうたと三社祭のうたも。
百栄
バイオレンス・スコ。次の出番の一之輔師には「何なんですかあの噺は」と言われていましたが、まずまずウケていたのではないでしょうか。そういえば久し振りに聴いたなぁ。変わっているかどうかとか、そこまでは覚えてなかったです。以前聴いたときはお蔵入りになるとか言っていたような気がしたのですが、需要があったのでしょう。
一之輔
あくび指南。これが「部室落語」といわれる類なのかなぁなんて思いながら。個人的には男子校的なノリだなぁなどとも思いつつ。八五郎が舟で揺れているところは妙にリズミカル。

=== 仲入り ===

ホームラン
漫才。たにしさんgdgd。
馬石
鮑のし。口上のところまで。おかみさんまでが「承りますれば」を噛んでしまったりしつつ、楽しい感じで。
二楽
紙切り。母の日(*1)とパンダ。「人気(ひとけ)のないところで二人っきりで話したい」ネタで押してました。
歌奴
寝床。池袋で聴いたときワシの体調が非常に悪くて満足に聴けなかったのですが、今回は問題なく。繁蔵さんが意を決して独りで旦那の義太夫を聴くところを少し丁寧に。三味線の師匠まで耳栓してたのには思わず笑ってしまいました。

本日の収穫

歌奴師の寝床。一之輔師のあくび指南。喜多八師の短命。菊志ん師の堀の内。百栄師のバイオレンス・スコ。ご自分の落語会でこれから掛ける根多を稽古で掛けてた感じがあって、ちょっと得した感じ。

05/16池袋演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 最初はようやくつ離れする程度。14時辺りからぼつぼつ増えていました。仲入り後はいい感じの入りに。
  • 志ん輔師の途中辺りでビジネスマンが集団でドカドカと。
  • 客の反応はそこそこ。女性中高年齢の集団がいい反応。
麟太郎
たらちね。こちらは女性よりも八五郎がなかなか。あまり小里ん師には似てらっしゃらないような気がしていたのですが、今回はちょいちょい出てきていたり。
笑組
漫才。銀河鉄道の夜のネタ。あぁ、あの話の主題はそーゆーことだったのか、なんて今更ながらに思いながら。
馬石
強情灸。そういえば灸を据えてからが少し短かったかも。八百屋お七がなかったもんなぁ。
一琴
平林。師の平林は初めて聴いたかも。無理矢理感いっぱいの根多なのですが、工夫してなんとか楽しいものに。サゲも師らしく。
夢葉
奇術。いつもの感じで。紐のマジックはあらかじめ紐の端を手に持っておいてそれをはさみで切るのね。
菊丸
看板のピン。バラシのところでは騙そうとする奴が始終ニヤニヤ。
正雀
田能久。正雀師で田能久を聴くことができるとは思わなかったです。前半はどうしても説明っぽくなってしまうのですが、うわばみが出てくる辺りからは師らしいくすぐり入れつつ楽しく。
紫文
粋曲。いつもの感じで。
志ん輔
宮戸川。正直師にはぞろっぺいだなという印象を持っていたのですが、この根多はよく仕込んでありました。霊岸島のおじさんのところに行ったあたりから、丁寧にやってらっしゃいました。

=== 仲入り ===

さん福
壺算。いやー、眠くなってしまいました...
圓丈
シンデレラ伝説。前座で桃太郎をかけてたのでやや根多がついた感もあるのですが、まぁいいんだと思います。記憶力以外はまだまだ若々しいですね。相変わらず大きな声です。実は師の新作落語を聴くのは今回が初めて。2回とも古典だったのです。
正楽
紙切り。ツバメ、ウェディングケーキ、祭り、桃太郎。ウェディングケーキはやや苦戦していたようです。
小燕枝
三人旅 箱根山。先代小さんの墓参後の高座だそうで。直弟子で墓参した後、小三治師の呼びかけて昼間から一杯。というわけでやや赤ら顔。そんな後の三人旅。あぁ柳家だなぁなんて思いながら。

本日の収穫

小燕枝師の三人旅。正雀師の田能久。志ん輔師の宮戸川。

*1: どうするのかと思っていたら、子供が母親にカーネーションをあげたり、肩を叩いたりという絵でした。

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2012.05.27 (Sun)

05/20柳家一琴蔵出しの会@神保町らくごカフェ行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 開場前に行ったら一番乗りになってしまいました。
  • 一琴師匠とすこし話せたので良かったです。
一琴
開帳の雪隠。出開帳など、説明コストかかる割にはさほど出来事自体は今でも十分あり得る根多なので、浅草辺りでもう少しかかってもいい気はします。ただ、途中でサゲがバレやすい気もします。今松師あたりも普通にやってらっしゃるんでしょうか。
一琴
転宅。「なんだかわからないけれどおいしい」は共感。この泥棒のキャラクターにはぴったりだと思います。

=== 仲入り ===

一琴
花筏。土俵に上がらなければならなくなったときの提灯屋の死んだような表情には思わず笑ってしまいました。全体的にとてもリズムよくやってらっしゃったのではないでしょうか。聴いていて心地よかったです。

今回の収穫

一琴師の花筏。

05/24芸協若手特選落語会“二ツ目勉強会”@お江戸日本橋亭行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 日本橋亭は初めて。上野広小路亭よりいいじゃないですか。
  • キャパシティは80プラスアルファといったところ。池袋演芸場よりやや少な目。
  • 高齢者が多めプラス若い女性がちらほらといった感じ。
夏丸
おしくら。江戸前の風はあまり吹いていないような気はしますが、でも上品。まくらがやや長いなと思ったのは気のせいでしょうか。
小蝠
へっつい幽霊。若旦那がでてくるへっつい幽霊というのは初めて聴きました。で、一緒にへっつい運んでくるときに300円がポロッとでてくるとか、使い果たした後若旦那の実家に行っててきとーなこと言って300円もらってくるとか、なんというか強引に噺が進む展開のような気はしました。でも小蝠さんの高座聴いていると相変わらず心地よいわけで。
ぴろき
ギタレレ漫談。ひたすら脱力。「明るく陽気にいきましょう」が想像以上に脱力していた。この人の「実話です」は本当におもしろい。高座降りるときに差し入れもらってました。
小円右
酢豆腐。腐った豆腐食らって悶絶するところを見所にするような年齢ではないのでしょう。あの場面は本当にあっさり。そこへ行くまでの寄合噺の場面が聴いていて本当に心地よい。

=== 仲入り ===

可女次
代書。テキストは権太楼師の代書屋とほぼ同じ。最後のあのサゲは初めて聴きました。権太楼師で聴くとこの根多はテッパンですが、今回はさほどでもないなという気が。代書屋がキレるところでちゃんとキレないといけないのではないのかという気がするのですが、あとは個人的に大好きな「かけなさい」のところは目の演技がいまいち。もう少し引っ張ってもいいような気も。
美由紀
粋曲。初めて聴きました。吉田日出子をもう少し早めにしゃべらせた感じ。声の出だしは細いけど、すーっと太くなる感じ。三味線は小円歌さんと小菊さんの中間あたりの男前度(*1)。東京音頭なんてのもやるんですね。
宮治
片棒。評判は聴いていたつもりでしたが、ここまですごいとは。真打のトリで聴く片棒となんら変わらない満足感で帰ることができました。まくらのネタ自体はさほと風変わりのものではないのですが、この人がやるとおもしろくなります。根多では笛が何故か鼻にかかった感じになるのが気にはなりましたが、息子たちのところでは始終楽しそう。さらにそんな息子達への旦那のツッコミの鋭いこと。

今回の収穫

宮治さん。ぴろきさん。小円右師の寄合噺の場面。小蝠さんのへっつい幽霊。

*1: 変な表現かも知れませんが

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