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更新日: 2014/05/26

2012年 07月 後半


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2012.07.18 (Wed)

07/09池袋演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 最初はツバナレするかどうか。そのうち入ってきましたが。
  • おそらく以前寄席でお見かけした方がちらほら。芸協って固定客多いよね。
小痴楽
道灌。楽屋で馬鹿だと言われている人のようです。でも、下手ではないような気はします。もっと上手な二ッ目がいるのも確かですが。道灌が半ばまでというのは何とかしてほしいなぁ。
味千代
太神楽曲芸。この間見た「傘で星を回す」という奴を。池袋ではちゃんと電気落としたのでよく見えました。
とん馬
替わり目。この出番でうどん屋まで出てきて、挙げ句最後までやっちゃうから。
小南治
(子は春日部)。漫談なんですけどね。「紙切りやりましょうか。二楽に怒られる」で思い出しました。二楽さんのお兄さんでした。前の出番のとん馬師が少し長くやってしまったためワリを食ってしまった格好。
宮田章司
江戸売り声。とてもやりやすかったそうです。いろんなお話を聴くことができました。
富丸
旅行日記。せっかくいい流れだったのになぁ。お決まりと思われるまくらを長めにやって、短い噺で切り上げるというパターンの噺家には禄なのがいないなというのが個人的印象。芸協はこのタイプが少なからずいるのでつまらない率が上がるのよ。
歌春
鮑のし。そこそこ。ただ鮑のしの由来まで行かず。仲入りとはいえ池袋なんだからそこまで行く時間はあったんじゃなかろうかと。

=== 仲入り ===

ひでや・やすこ
漫才。ほんとどこまでが打ち合わせていて、どこまでがポンと出た発言なのかわからないです。
圓馬
お菊の皿。やっぱりうまいんだよね。何故こんなに楽しいのでしょうか。これを解明するためにまた聴きたいです。
蝠丸
金魚の芸者。なに演るか決めずに高座にあがったとのことですが、それでこの珍品かけてしまうとは。楽しめましたよ。
美由紀
俗曲。いつもの感じで。
南なん
景清。楽しい話になるのかなと思っていたら、こっちがきました。冒頭の部分からぐっと持って行かれました。定次郎が生き生きとしていましたよ。以前にもほかの方の高座で聴いたことはあって、話の筋は知っていてもやはり泣けてくる。師の人柄が滲み出てる、とでもいいましょうか。またたっぷりで聴きたいです。是非。

本日の収穫

南なん師の景清。圓馬師のお菊の皿。蝠丸師の金魚の芸者。宮田章司先生。

07/12上野鈴本演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 気持ち女性多めでしょうか。
風車
元犬。以前聴いた妾馬の幻想を求めてしまい、ちょっとがっかりな気分に。あまり演出プランができていない印象。まくらに、噺家だって話間違えることがあります、なんて話を振っていて、一之輔師が末廣亭で間違えたことを知っていたワシは密かにウケていました。
ダーク広和
奇術。例の江戸時代からある袋の手品と、カードのやつ。今日もカードを落としてしまう場面がありましたが、あれ個人的には好きなんですよね。
一之輔
蛇含草。新宿末廣亭では、よりによってサゲを間違えたらしく(*1)、そのリベンジ。ここでは問題なく。蔵之助師とほぼ同じ型だと思います。
圓十郎
目薬。やっとのことで高座に、という風情。久し振りに鈴本で見たからか、やっぱり大きいなぁという感想をもってしまいました。噺のほうは、おかみさんのキャラクターがなかなかいいですね。
仙三郎社中
太神楽曲芸。いつもの感じで。
文左衛門
夏泥。久し振りに聴きました。やっぱりいいですね。煙がもうもうとあがっているところとか、暗いところでうずくまっている住人とか。
菊之丞
幇間腹。以前聴いたときとまた少し変えている印象。

=== 仲入り ===

ロケット団
漫才。いつもの感じで。
百栄
桃太郎後日譚。今年何回目かの桃太郎後日譚。そこそこウケているようでしたよ。よかったよかった。
小菊
粋曲。いつもの感じで。
小せん
盃の殿様。初めて聴くのが小せん師となりました。あの我が儘な殿様はいつもの調子ではなく弱々しく。それが見た目と相俟ってなかなかニンにあっていました。それにしても本がいいですね。特に後半部分。走るのがはやい家来を使って、地方と吉原の間をを盃をもって往復。ばかばかしい。サゲも個人的には好み。

本日の収穫

小せん師の盃の殿様。文左衛門師の夏泥。

07/13桂宮治vs立川吉笑@らくごカフェ行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • ちょっとほかのところに行っていたら、すでに並んでいました。今回は何故か下の階へ列が連なっていました。
  • 始まる前に宮治・吉笑のお二人で軽くトーク。押しの強い宮治さんに吉笑さん押され気味。立川流であーゆー押しの強いキャラクターっていませんでしたっけ?談春師はまた違うか。うーん。
宮治
片棒。以前聴きましたが、以前の方が出来が良かった印象。オープニングトークをやったからなのか何なのかわかりませんが、ちょっと間が空いたりしていてバラバラな印象でした。少し浮き足立っていたかもしれません。
吉笑
舌打たず。あぁ記号論だな、などと思いつつ。記号論では記号とそれが指し示すものとの関係は恣意的ではある、なんて話が出てくるのですが、記号が指し示すものが感情の場合にははなかなかそうはいかないわけで。そんな中、「舌打ち」というのは言語にもならない、かといって全く生理的でもない「隙間」にあるものなのですよ。この辺は、言語とは何かを考えるときに必ず出てくるネタです。そんなことを吉笑さんは知ってか知らずか、感情と感情表出とを「舌打ち」「舌打たず」などなど恣意的にどんどん結びつけていきます。ナンセンスでしたね。「烏カーで夜が明けて」と言われて、こんなに馬鹿馬鹿しかったことはありませんでした。

=== 仲入り ===

吉笑
狸の恩返しすぎ。何度も何度も恩返しをしようとする狸。正直くどい。あまり江戸前じゃない。でも、この根多つくる経緯を少しだけ聴いて、なるほどなと思いました。先代小さんが見送られたときに、「ここでいいといったらいいんだ」という話が確かあったと思います。そーゆーしくじりって、やりがちですよね。
宮治
大工調べ。後半はもはや棟梁と与太の漫才状態。で、気づいたのですが、宮治さんのツッコミの間は漫才の間なんだよね。落語より早い。このスピードは今のお客さんには合っているかもしれないなんて思いつつ。啖呵のところは噛みつつではありますが、上等じゃないでしょうか。

本日の収穫

宮治さんの大工調べ。吉笑さんの舌打たず。

2012年09月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[bookclub.kodansha.co.jp]。今回は以下購入予定。

09/13
末次由紀ちはやふる』18巻 講談社COMICS Be Love

順調に積まれていきます...

*1: お客さんに「がんばって」などと言われたらしい。

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2012.07.21 (Sat)

07/19池袋演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

客席状況

  • いつもの池袋平日夜という風情。若い人少な目。
志ん吉
饅頭こわい(好きと怖い)。千住大橋で身投げを止める話。藤兵衛師でしか聴いたことないですが、去年辺り研精会でかけた模様。
圓太郎
紀州。持ち時間が多いからか、色々寄り道しながら。
にゃん子・金魚
漫才。浅草でも目撃しましたが、池袋でも客席から金魚さんにバナナを与える客が。おそらく浅草とは別の人でしょう。金魚さんが「みずすましのように」舞台に寝転がって上手側の壁を蹴って進行方向を変える(*1)なんてことをしたりと、縦横無尽の活躍。モノマネのチョイスはさすが。似ているかどうかはさておき。今回の頭の上には涼しげにペットボトルで作ったという東京スカイツリー。点灯もします。
吉窓
半分垢。相変わらずまくらではダジャレ満載。噺に入ればまっとうに。
勢朝
親子じか。池袋ですからこんな感じの根多も。その割には噺家のクスグリの反応がいまいち。圓菊師のネタは前聴いたときに入っていたか覚えてないです。
小菊
粋曲。いつもの感じで。
伯楽
蔵前駕籠。こんど圓朝まつりのときにやる根多のようです。駕籠の垂れを上げてサゲではなく、その後吉原に行くという話も少し追加。まくらでは、ご本人の例の著書を宣伝。仲入り後には自らモギリ付近に立って「ひやかしてくださいな」と声を掛けていました。

== 仲入り ===

龍玉
親子酒。なんども聴いている根多ではありますが、師は真打になって良かったなぁ、などと思いながら。二ツ目時代は聴いていないのですが、真打に成りたての頃よりもぐっと良くなっている印象。
権太楼
黄金の大黒。独特のメロディー、そして今回ふと思ったのが指が太いことからくる、独特の仕草。この辺りからおかしみが滲み出てくるような気がします。本自体はさほどいじっていない印象。でもなんだかおかしい。
正楽
紙切り。三毛猫など。今回は余り困らされることもなく。
雲助
死神。例の呪文は「アジャラカモクレン ネッチュウショウ テケレッツノパァ!(パンパン)」でした。良くも悪くも予想を裏切らない作り。最後の蝋燭の火を燃えさしに移すところは師らしいつくり。

本日の収穫

権太楼師の黄金の大黒。雲助師の死神。にゃんこ・金魚さん。

*1: 言葉で説明するのは難しいなぁ、これ。

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2012.07.28 (Sat)

2012年09月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。今回は個人的には特になし。奏組はちと気になるが、積んでる本が多すぎる...

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