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更新日: 2014/05/26

2012年 11月 後半


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2012.11.16 (Fri)

11/08三笑亭夢吉ひとり会@お江戸上野広小路亭行ってきた[rakugo]

開演まで

  • 女性多し。若い人から中・高齢者までさまざま
夢七
つる。落語入る前のしどろもどろなところ聴いたときにはどうなることかと思ったのですが、根多の方はまだマシ。それでもところどころぐずぐずっと崩れる。きっと稽古でここまで持ってきたのでしょうね。遙かなる道のり。
夢吉
よいよいそば。初めて聴きました。田舎モノの東京見物の噺です。一言も「よいよい」とは出てこず。代わりに「唐変木」を使ってました。炭団食うところはエグいし、田舎モノの蕎麦喰うところは爆笑モノ。お客さんは夢吉さんの表情によく反応してました。
夢吉
野球の神様。古典うまいからなんでしょうね、仕草が古典ベースなんですよね。ここをどう解決するか。このまま突っ切るというのも手ではあるとは思いますが。懐にお守りを入れる仕草がやはり違和感を感じてしまう(野球のユニフォームなのにな、と思ってしまう)のです。あとはサゲもバレやすい気はします。でも噺自体はわかりやすくよくまとまっているし、こっちでもそこそこいいのは作れるかも知れませんね。

=== 仲入り ===

夢吉
井戸の茶碗。根多おろしだそうで。二箇所ほど気になるところはあったのですが、ちゃんと客の前へ出していいレベルにはなっていたと思います。でもよいよいそばの出来を考えると、これから何度もかけてもっと良くしていくのだろうなとは思いました。一番ニンにあってそうだったのは若侍ですな。

本日の収穫

夢吉さんのよいよいそば、井戸の茶碗。

20121108夢吉ひとり会演目

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2012.11.18 (Sun)

11/12池袋演芸場夜の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 前日はいろいろハプニングがあったようですが、本日は通常営業。おそらく。楽屋まではわからんですからね。
  • お客さんは、平日の池袋にしてはそこそこ反応は良かったかと。
ぼたん
転失気。大仰ですね。特に動きが。しゃべりも抑揚つけすぎかもしれません。新作やってみたいとかちょっと小耳に挟んだ気がしたのですが、作ってないんでしょうかね。
菊太楼
強情灸。うーん、灸をすえるところが何でこんなに盛り上がらないのでしょうね。
笑組
漫才。いつもの感じで。銀河鉄道の夜のネタ。昆虫バトルの話に入っちゃうところとか、個人的には好きです。
はん治
粗忽長屋。あぁ、久し振りです。相変わらず独特の節回しで楽しい粗忽長屋です。
馬樂
反魂香。おー、こーゆー噺なんですね。前半のノリは野ざらしにも近いのかも。ただ、後半の反魂丹で呼ぼうとするあたりが笑えるのか笑えないのかどうも微妙で、そのまますーっと終わってしまう感じはします。やるとしても、後半もう少し工夫したほうがいいんだろうなぁ。
ダーク広和
奇術。いつもの感じで。
三三
締め込み。最初のところは舌がもつれがちで少々怪しいところはありましたが、夫婦の言い合い(主にカミさんばかりパーパー喋ってますが)のところはテンポよくて圧巻。泥棒さん登場後の場面は肩の力を抜いた感じで。

=== 仲入り ===

文雀
樽の中。珍品かかるかなと思っていたら、樽の中でした。以前小ゑん師で聴いた覚えが。こんな新作ももってらっしゃるんですね。小ゑん師のときは冒頭の奥さんがキャピキャピしすぎて、後半とのギャップがありすぎたのですが、文雀師のは抑えめ。
雲助
持参金。以前聴いたかなぁ。雲助師の持参金はやはり優しくて、さんざんな言われようのお嫁さんだけれども、結局気に入ってるってのは師らしい。いじり方としてはその辺が無難なように思います。
正楽
紙切り。いつもの感じで。
菊之丞
二番煎じ。見回りの時もそして番小屋の場面もいくつも歌が飛び出しにぎやかで明るく。そして猪鍋うまそう。今夜は一人鍋がいいなとふと思ってしまいました。

本日の収穫

菊之丞師の二番煎じ。三三師の締め込み。馬樂師の反魂香。

11/13立川流夜席@お江戸上野広小路亭行ってきた[rakugo]

客席状況

後半からよく笑う女性客が入ってきたおかげで、明るい雰囲気となりました。

志のぽん
元犬。師匠の影響は悪い方向には出てないみたいだなと思いつつ。
談吉
子ほめ。ご本人としてはしっちゃかめっちゃかになってしまったようですが、ところどころ談志を思わせるフレーズがあったりして、個人的には悪くなかったです。どうやら近くに迫ったよみうりホールでのリレー落語にテンパった模様でした。
志らら
替わり目。いままで聴いた中では一番まともでした。おかみさんがさほど怖い感じではなく。このあたりからよく笑う女性が客席に入ってきたので気分良くやれたのかもしれません。
談之助
国訛り。談志死去後初めて聴きました。この根多は勘定板のまくらにあたるものとのこと。とくに最初のトーンは古典そのもので、あぁ、この人もやればできるんだなんて思ってしまいました。個人的にはこっちの方が好き。
談幸
時そば。よく笑う女性がいらっしゃったためか、心なしかノリノリに感じました。表情・間合いが絶妙。この根多でここまで爆笑の噺になるんだと思いつつ。
談四楼
富久。談四楼師では初めて。千両当たったのに札がないからやれないところのやりとりと、神棚の扉を開けるところが大好き。いいなぁ。

本日の収穫

談四楼師の富久。談幸師の時そば。

2013年01月講談社新刊コミック[book]

いつものところ[bookclub.kodansha.co.jp]。今回は個人的には特になし。

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2012.11.24 (Sat)

11/21池袋演芸場昼の部行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • いつもの池袋昼の部らしく、中高齢者多め。一之輔師いわく「ナイスミドル。そう呼ばれてうれしいかどうかはわかりませんが」
  • そこそこ明るいお客さんでした。
一左
たらちね。いつもの感じです。
柳朝
真田小僧。マンガチックに。でも端正なところは端正なんですよね。
白酒
替わり目。池袋久し振りらしいです。この客層には替わり目は鉄板です。いつも以上にウケてました。師もホウレイ線まで入れ込むほどノってました。
世津子
奇術。いつもの感じで。
圓太郎
化物使い。ここのところこの根多かけているようです。楽しませていただきました。
小満ん
時そば。あまり好きではないこの根多ですが、二人のお客さんのせりふはやはり心地いいですね。

=== 仲入り ===

朝也
芋俵。ワシの体調が悪いのか、あるいはあまりこの根多が好きではないからか、うとうと...
一朝
芝居の喧嘩。久し振りに聴けました。いいですよね。ダジャレで拍手はまばら。
ペペ桜井
ギター漫談。いつものペペさん。ひとつあまり聴かないネタを挟んでましたが、あまりウケてませんでした。
一之輔
明烏。廓噺と決め打ちでくるのかなと思っていたら、鈴本でも聴いたこれがきました。基本あまり変わらないですが(そりゃそうだ)、大百科に「これが花魁だ」のほかに大門のページまでありました。たしか48ページ。

本日の収穫

一朝師の芝居の喧嘩。白酒師の替わり目のウケ具合。小満ん師の時そば。池袋でのびのび演る一之輔師。

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2012.11.27 (Tue)

11/25第32回桃色婦人会@池袋演芸場行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 高齢者多め。女性は思ったほどではなく。
  • 落語・講談両方のファンの方なんでしょうか。
粋歌
二人の秘密と踊り(姐さん)。師匠の前で新作やるとしたらこの辺かなとは思っていました。ひょうひょうとした感じで笑いをとっていました。踊りは初めて見ました。なかなか。
歌る多
元犬。まくらを長めに、いろいろ近況等を。池袋の距離感からなのか、楽しそうにお話をされていました。根多のほうは、冒頭の犬をかわいがる感じがリアル。本当に飼ってらっしゃるからなのでしょう。シロがかわいらしいです。寄席でも聴きたいなぁ。

=== 仲入り ===

陽子
三国志「桃園の誓い」。こちらも入る前のお話をちょっと長めに。明るい方ですね。いわゆるゲラなのかもしれません。手を当てつつも大きな口を開けてよく笑います。一度漫才でも見てみたいです。根多の方は殺陣の構えが本当にかっこよく決まりますな。
歌る多
長短。たまたま「そういえば女性で長短演るかたっていないな」と思っていたら、本日の根多出しだったようで。こちらも寄席で聴きたい根多ですね。長さんのしゃべり方はさん喬師に近いです。

本日の収穫

みなさん楽しかったです。お客さんの雰囲気もよかったです。

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