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更新日: 2014/05/26

2013年 04月 後半


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2013.04.22 (Mon)

すいませんね。更新しないにも程がありました。寄席やら落語会に行ったときの感想とかためまくりです。現在まだ2つぐらい書いてないのがあると思います。それもそのうちに。

03/25第20回だんながなんだ@神保町・らくごカフェ行ってきた[rakugo]
談奈
時そば。談奈さんの職人ことばいいなぁ。端正だけどそれでいて威勢がよくて。聴いていて心地いいです。今日はこれ聴けただけでいいや。そばを手繰る仕草は、どうやら楽屋でそればかり稽古していたようですが、まぁそれなりに。
談修
宮戸川。思っていた以上に入れ事がありました。前半は沖ノ鳥島押し。齢を重ねると、霊岸島のご夫婦のやりとりの場面に別のおもしろさが加わっていくのだろうなぁなんて思いながら聴いてました

=== 仲入り ===

談奈
鼠穴。時間が足りなかったのか、特に後半バタバタしてしまった印象。確かに力の入る部分が多い根多ではあるのですが、ちょっと息切れ気味。でも地の語りのところはさほど息切れしていなかったので、演出かなにかなのかも知れません。この根多やってくれたことについては有り難かったです。

本日の収穫

談修さんの宮戸川。談奈さんの時そば。

03/29新作台本まつり@池袋演芸場行ってきた[rakugo]
ぬう生
恩師の家庭訪問。ぬう生さんらしいなぁ。
天どん
将来の夢。ひねくれ具合が天どんさんらしい。
時蔵
漫談。数日前に転んで怪我をして正座ができず、しかも新作シバリのこの席となったら、気のない高座となるのでしょう。そういう噺家としてこちらは認識することにします。
とんぼ・まさみ
漫才。関西の言葉なので東京では受け入れられづらいのかも知れませんが、テンポがよろしくないです。コントではまだましなのですが。
きく麿
首領が行く!。女性の先生まで影響を受けてしまうと言うのが楽しかった。
才賀
実録!金庫破りの源蔵。実話(*1)はやっぱり楽しい。

=== 仲入り ===

たん丈
なまはげの小咄など。クイツキで小咄食らうとは思わなかったです。前の時にはかなりウケたらしいですが、今回はそれなりに。
扇治
今犬。新作やるとは意外です。
マギー隆司
奇術。ヒザということもありいつもより少し短め。
白鳥
屁の河童。面白いですよ。お馬鹿ですよ。落語だよねぇ。焼き芋ならおいしそうだけど、生だとどうなのかなとか一瞬思ってしまったけど、気にしないことにします。サゲは個人的にはもう少しちんまりしたことを想定していたのですが、もっと馬鹿でした。楽しめましたよ。

本日の収穫

白鳥師の屁の河童。

03/30こはる十二支の会 巳年の巻 壱@お江戸両国亭行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 時間つなぎに失敗しました。両国ではなにやらイベントらしきモノが開催されていたようで、女性がとにかくうようよ。喫茶店が悉く満員でした。
  • 風邪をひかなかっただけでももうけですよ。
  • 両国亭は初めて。噂の通り客席の作りが変です。真ん中の柱より後ろの人たちはちゃんと見えてるのかなぁ。
笑二
たらちね。こないだ聴いたときよりは声も直っているようで。
こはる
三方一両損。啖呵いいです。まくらのときは比較的愛想がいい(*2)のですが、どうも噺ではなんだか不機嫌というか、イライラしている印象を受けました。そっちのほうが気になってしまいましたよ。
松之丞
慶安太平記 正雪の生い立ち。若い男性の講談を聴くのは初めてなので、こんな感じなんだなんて思いつつ。

=== 仲入り ===

こはる・松之丞
トーク。こはるさんが立川流の後輩達が講談に興味を持っていないのはどうなのか、といったり、あるいは普通の商品で一度ダメだったらもう次はないのに二ッ目は何回も聴きなさいとか、ありがたいとか、そんな感じ。松之丞さんも家元が好きなので落語方面の話も楽しい。
松之丞
慶安太平記 楠木不伝闇討ち。楽しかった。確かに明るい話ではないのですが、こうやって計略して道場を手に入れるとかいいですな。昔は寄席でこういうのを毎日聴いてたんだなぁなんて思いつつ。
こはる
蒟蒻問答。なんだかここに出てくる人たちも怒りっぽいんですよね。根多としてはもっと時間はゆったり流れているような気はするのですが。上州の田舎だしね。

今回の収穫

こはるさんの啖呵。松之丞さん。

04/04浅草演芸ホール昼の部(主任:春風亭昇太)行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • この面子なので大入りです。
  • 浅草にしては携帯電話が数回のみという、そこそこいいお客さんでした。
柳若
動物園。遅くからの入門のようですが、達者ですね。
陽・昇
漫才。特に前半はとばしていて非常によかった。
昇々
生まれる。早生まれ、遅生まれは確かにそうなのだけれど、境界付近であればそこまで厳密ではなかったと思うのですが。届けで何とでもなるのではなかったかと。そんなこと考えてしまったので、ふーんなんて思いつつ。野郎が「産まれそう」とか苦しんでいてもどうなんだろうなぁ。最前列の若い人たちにはウケてましたけど。
傳枝
一目上がり。この人もなかなか達者。
ぴろき
ギタレレ漫談。いつもの感じで。お客さんの反応も上々。
可龍
宗論。前回と同じ感じだなぁ。もっと自分の色を出してもいい根多だと思うんですけどね。歌はうまいです。
柳好
都々逸親子。この根多久しぶりに聴いたのですが、こんなだったっけなぁなんて思いつつ。
マジック・ジェミー
奇術。やっていること自体は寄席の奇術なんですよ。見せ方がうまい。今回もまたいじられてしまいました。
柳之助
転失気。がっちりした人です。やはりそこそこ上手いですね。
鯉昇
長屋の花見。上野まで出かける前まで。一緒に持って行くものがおなじみのものではなく、特に「ニコフ」という謎なものが。麩を2つ串刺しにしたもので、「二個麩」ということらしい。ひどい。師はものを食べている仕草がとてもうまいので、そこを見たかったなぁ。麩を食べているところをみたいのかと聞かれると、まぁそれはとはなってしまのですが。
ナイツ
漫才。土屋さんは意外といろいろ挟んでくるんですね。
米丸
小咄。最初のところは特に客のつかみ方がうまいんですよね。その辺はさすがだなと。当たり前ですが、「お笑いスター誕生」の時の米丸師と比較すると年を取られたなと。

=== 仲入り ===

宮治
棒鱈。以前聴いたものより少しクスグリが増えたような気がします。押し出し強くてお客さん笑ってましたよ。
東京ボーイズ
ボーイズ。いつものネタで。のちほどリーダーいるときの「中の島ブルース」見ましたが、やはり当時のほうが楽しいですね。割り込んできたかと思うとプイッといなくなってしまい、仕方なく「なかのし〜まブル〜スよ〜」と歌わざるを得ないところがいいですよね。
遊雀
悋気の独楽。この根多では声の出し方まで権太楼師に似てるなぁなんて思いながら。
小柳枝
時そば。今シーズンはもう一度聴けるかどうかというあたりでしょうか。
ボンボンブラザース
太神楽曲芸。帽子を投げてめくりなどにかけるのはすごいなぁとか思いつつ。
昇太
花筏。千秋楽の取り組みが決まったあと、親方と提灯屋/漁師の親子の場面が楽しい。「何で首を横に振るの」が個人的にツボ。師のおもしろさは音だけではなかなか伝わらないかも知れません。動きやらいろいろつけてくるので、最低限映像で見た方がいいだろうなと改めて思いました。まくらは加山雄三のゆうゆう散歩とちいさんぽとの比較。そう見てるんですね。なかなか楽しい。確かに「こんなおいしいの食べたこと無いよ。今度うちで作ろう」はひどいですね。お店の人の立場無いです。

本日の収穫

昇太師の花筏。鯉昇師の長屋の花見。米丸師。

04/11新宿末廣亭夜の部(主任:三遊亭遊雀)行ってきた[rakugo]
アマテラス。恨みのところは落語に比べると(*3)、しっかり型があるんですかね。
ぴろき
ギタレレ漫談。いつもの感じで。やはり末廣亭の客は反応うすいと思ってらっしゃるのでしょう。
今輔
飽食の城。クスグリが細かすぎて客がついてきていない感じ。嫌いじゃないんだけどなぁ。
夢花
長屋の花見。休ませていただきました。
新山真理
漫談。いつもの感じ。
竹丸
(漫談)。いつもの感じ。
小南治
天狗裁き。16日から池袋で主任らしく、「16日以降は池袋に行きましょう」なんて感じで。遊雀師はこの辺りから楽屋入りして袖で聞いているらしく、それを意識したまくらでした。根多のほうは、相変わらず独特の節回し。
扇鶴
音曲。最後の方で足がつってあわてて高座おりてました。何だったのでしょう...
右紋
旅行日記。犬の目じゃなかったのですが、眠くなります。バンジョーやスチールギターやっているぶんには問題ないんですけどね。
松鯉
源平盛衰記・那須与一扇の的。先生の節回しにはあまり講談師らしいものはあまりないなどと思っていたのですが、こちらはしっかりした節回しでしたよ。かっこよかったです。

=== 仲入り ===

可龍
寄合酒。それなりにニンにあってましたね。
小遊三
短命。まくらは師の大師匠にあたる四代目圓馬が亡くなったときの話。「師匠!テレビ出てますよ!」はいいなぁ。シャレきついかも知れないけど、でも噺家らしいエピソードですよ。師はまくらでも、根多に入っても噺家らしいフレーズがぽんぽん飛び出すんですよね。あれはいいなぁ。根多は、物わかりの良くない八五郎のところも、八五郎とおかみさんのやりとりもさほど引っ張らず、さらっと江戸前に。
やなぎ南玉
曲独楽。初めて。綺麗に見せることを意識してるのでしょうかね。
遊雀
宿屋の仇討ち。あの声色と引く芸風が遺憾なく発揮される作りになっていました。堪能させていただきました。

本日の収穫

遊雀師の宿屋の仇討ち。小遊三師の短命とまくら。松鯉先生の扇の的。

*1: たぶん脚色ありなんでしょうけど
*2: でも母校の部室に後輩達がやってきたときはやはり不機嫌
*3: 牡丹灯籠とかあるんだろうけどね。

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2013.04.23 (Tue)

2013年06月白泉社新刊コミック[book]

いつものところ[hakusensha.co.jp]。今回は個人的には特になし。津田雅美のヒノコなんてのがあるけど今回2巻なんですね。1巻のときにはスルーしたのか、全く覚えがない。

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2013.04.24 (Wed)

04/15第187回立川談四楼独演会@下北沢・北澤八幡宮行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 出足はあまり多くない感じでしたが、談四楼師が上がる頃にはかなり埋まっていました。
  • 反応は後ろのお客さんのほうが良かったかも知れません。
寸志
やかん。これはニンにあってますね。ぽんぽんとリズム良く。
長四楼
孝行糖。復帰の高座のようです。何はともあれ良かった。こんなにゆったりした高座だったかなと思ったりしたのですが、これはこれでいいと思います。与太郎もニンにあってました。
談四楼
野晒し。師の軽い芝居はあまり見慣れていないのですが、なるほどなぁと思いつつ。さすがに汚くない混ぜっ返し方だなと思った次第。

=== 仲入り ===

奈々福
仙台の鬼夫婦。浪曲を生で聴くのは初めてだったんですよ。ハナは本当に声が大きい。三味線がいいですね。盛り上がります。派手です。仙台からの道中付け(*1)は本当に楽しい。
談四楼
お見立て。根多おろしの模様。所々わかりやすい言葉にするなどいつもの工夫はあるものの、基本あまり変えてない印象。個人的には師の外見から知らず知らずお大尽に同情してしまうのですが、基本喜助中心に描いていました。喜助がお大尽に「入院した、と言ったときにそのまま帰れば良かったのに」と言ってしまうのは好き。

本日の収穫

談四楼師のお見立て。奈々福さん。

04/20上野鈴本演芸場夜の部(主任:桃月庵白酒)行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 高齢者もちらほらいつつ、若い人もちらほらと。
  • 夜の部でしたが、最後にはほぼ満員になっていました。
亜郎
反対俥。あーこーゆー人なのね。師匠のクサいところ引き継いでしまっている感じ。
仙三郎社中
太神楽曲芸。いつもの感じで。
馬石
時そば。バラシのところでは乾いた笑いになるところが師らしい。
玉の輔
ざいぜんごろう。いつもの感じで。
アサダ二世
奇術。いつもの感じで。
雲助
粗忽の釘。今回もこれ当たってしまいました。相変わらず楽しく。
正蔵
四段目。どこかのホールでもやったらしいと聞いていたということもあり、ほぼ予想通り。個人的には定吉がニンに合っていて好きです。

=== 仲入り ===

正楽
紙切り。鯉のぼりとかアベノミクスとか時そばとか。時そばは行灯の矢が当たっている絵まで再現してました。細かい。
燕路
もぐら泥。以前二つ目さんで聴いて、仕草のところが妙に間延びするなぁと思っていたのですが、師で聴くと仕草にさほど時間をかけずにさらっと。なにが違うんだろう?
小菊
粋曲。いつもの感じで。
白酒
寝床。元の本でしっかり笑いをとりつつ、独自のものも入れて楽しく。繁蔵が長屋のみんなが出席できない理由を聴くところでも、旦那さんは例の変な声を出して練習してました。ただ、欠席というのを聞かされる度にトーンが落ちていくところがおかしい。「義太夫が蔵の中で渦を巻く」という表現は個人的には大好きなのですが、さらにそこへ「『白い鰐が来る』という謎の言葉を残して」というのを入れ込むのはさすが。

本日の収穫

白酒師の寝床。馬石師の時そば。燕路師のもぐら泥。

*1: 浪曲も言い方でいいんですかね

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2013.04.28 (Sun)

04/27上野鈴本演芸場夜の部(主任:春風亭一之輔)行ってきた[rakugo]

客席状況等

  • 高齢者も目につきますが、若い人も多め。二列目にお子さんいました。
市弥
真田小僧。前座がつる子さんだったので、似てると言われるという話や、浅草演芸ホールの近くにある交番前で職務質問を受けた話などをまくらで。根多の方もなかなか。
和楽社中
太神楽曲芸。一時期は間に立たせナイフの交換取りをやらなかった(*1)のですが、今回はやっていました。
左龍
のめる。糠をかぶって仕掛けに行った八五郎が、もうね、卑怯です。顔だけでなく言い方もイってしまっていて、あれでは無理矢理でも笑ってしまいます。
歌武蔵
漫談。相撲ネタもいくつかありましたが、いつもの感じで。
ホームラン
漫才。最初はやや空回り気味でした。時間配分を見誤ったのか、残り5分でたにしさんがいろいろ動いていました。あんなに動くたにしさんは初めて。
一朝
短命。最後のほうでおかみさんが八五郎へお茶碗を放り投げるところで「カーブなんか投げやがって」などと、いつも入れないクスグリが入っていました。
文左衛門
千早ふる。仲入り前の代演なので、天災か笠碁かはたまた道灌あたりを予想していたのですが、こっちが来ました。リズムは良くないですが、いつになくやりたい放題。もちろんサゲを主任の一之輔師に振って高座を降りていきました。

=== 仲入り ===

小菊
粋曲。いつもの感じで。
百栄
露出さん。露出しているところの描写がマイルドになったと感じたのは気のせいでしょうか。女性多かったので少し心配したのですが、客席後方を中心に良くウケてました。
二楽
紙切り。永六輔とこいのぼり。今日は少し短めという感じで。
一之輔
反対俥。百栄師や二楽さんから、楽屋で一之輔師がウンウンうなっていた様子は伝えられていました。それをニヤニヤしながら迎える観客という風情ですよ。珍しくまくら長め。20:30ぐらいまで話していました。ネタとしては友人に誘われてタイへゴルフしに行ったという話。面白かったからいいですが。根多に入ってもそのゴルフの時の話や文左衛門師に振られた「とは」の訳を織り込みつつ。もう今日限りの作りになっていました。冒頭の俥屋は特に病弱という描写はなく、すっとぼけたボケを繰り出す人として描いていました。これはこれでいいのかなと。

本日の収穫

一之輔師のまくらと反対俥。左龍師ののめる。個人的にはきっちりした落語聴きたかったのですが、まぁ、この展開では仕方がないです。

*1: 時間の関係か何かはわからないのですが

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